FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

旅のこととか、旅に関する本のこととか。

2021-01-01から1年間の記事一覧

TABIPPO監修『僕らの人生を変えた世界一周』|読書旅vol.6

今回選んだ1冊は、このブログで今後取り上げていく旅エッセイの中でも、たぶんトップクラスで多くの読み手が共感できるんじゃないかな~と思っている『僕らの人生を変えた世界一周』(いろは出版/2013年)。なぜ共感度が高いか、その理由も交えてご紹介して…

米原万里『ロシアは今日も荒れ模様』|読書旅vol.5

日本の隣国であるもかかわらず、どうにもこうにも自分には縁遠く感じてしまうロシア。ロシア人の知り合いがいないどころか、友達から「ロシアに行ったよ」的な話を聞いた過去すらありません。 そこで、近くて遠いロシアを疑似訪問すべく、今回は1998年刊行の…

松本十徳『亜細亜看看』|読書旅vol.4

第4回目の妄想読書旅は『亜細亜看看』。1995年に徳間書店から刊行された文庫本です(現在は絶版)。著者の松本十徳さんにまつわる情報がほとんどなく、本のそでに書かれたプロフィールもたった一言「広島県生まれ」のみ。どうやらこの『亜細亜看看』はデビュ…

高野秀行『謎の独立国家ソマリランド』|読書旅vol.3

今回取り上げるのは『謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア』。2013年に本の雑誌社から初版が出て、その4年後に集英社から文庫化された作品です。 著者の高野秀行さんは「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをし…

下川裕治『週末バンコクでちょっと脱力』|読書旅vol.2

2回目の読書記事。舞台は同ブログとも縁の深いバンコクにしようと思い、下川裕治さんの『週末バンコクでちょっと脱力』(2013年/朝日文庫)をピックアップしてみました。 猛スピードで近代化が進むバンコク 下川裕治さんと言えばアジアに強い旅行作家。週末…

野中ともそ『世界のはてのレゲエ・バー』|読書旅vol.1

前回の記事で宣言した通り、しばらくこのブログを「旅気分に浸れる本を紹介する場所」にシフトチェンジします。記念すべき第1回目は『世界のはてのレゲエ・バー』(2005年/双葉社)。 「NYにやってきたおちこぼれ高校生の、彷徨いと成長の日々。緩やかなリ…

「どこにも行けないから読書で妄想旅します」宣言

最近の私はかなり頻繁に旅をしています。といっても本の中での話です。人気の温泉宿で読書ステイみたいな洒落たことは一切していません。 ただただ自室にこもってページをめくるのみ。それだけでいくらでも意識を遠くへ飛ばせから不思議です。つくづく読書っ…

古いiPhoneをどこで下取りに出すのが得か問題

前回の記事でRakuten UN-LIMITへの乗り換え話をしたついでに、今回はiPhoneの下取りについて書きたいと思います。 ブログを始めた当初はカンボジアへの移住プロセスを記録しようと目論むも、あれやこれやで計画が中断。やんわりと旅ブログに移行し、前回のRa…

旅人目線で感じたRakuten UN-LIMITの魅力

今春のスマホ新料金プラン戦争は実に壮絶でしたね。政治が介入すると、大手もここまで動くのか……と変な気持ちでその様相を眺めていました。皆さんはお得に乗り換えられましたか? もしくはまだ悩んでいる最中ですか? 楽天モバイル(ドコモ回線)を使用してい…

ついつい寄っちゃう近くて便利なタイのセブンイレブン事情

中国の快資訊が、タイのセブンイレブンについて「タイでもっとも成功したビジネスモデル」と紹介しているネット記事を見かけました。 冷房が効いているとか、店内が清潔だとか、スタンプを集めて景品がもらえるとか、野良犬に優しいとか(!)、その記事では…

タイのWatsonsでリピ買いしているオススメ商品

次に海外へ行けるのはいつになるやら。変異株だ何だとまだまだコロナの出口が見えない最中、こんなテーマのブログを書いてもねえ……。 そう思いつつ、かねてから無印良品やコストコ、KALDIマニアによるオススメ●選的な記事が好きな私は、自分でもそれを書きた…

最新のタイ・コスメが欲しいならEVEANDBOYへGO!

泰流コスメをブランド別に取り上げた直近のブログ内で、何度も何度も登場しているEVEANDBOY(イヴアンドボーイ *公式HPはこちら)。 注釈も付けずうっかり名前を連呼していたことを反省し、改めてこのショップについて紹介しておきたいと思います。 EVEANDB…

タイのプチプラ・コスメ紹介 ~Cute Press編~

先月から続けてきた泰流コスメをブランド別に紹介していく企画も今回で一旦終了。しばらくタイへ行けず、新たにレヴューできるアイテムが手元になくなってしまいました。 トリを飾るのは、2018年に日本でも公式ECサイトをオープンしているCute Press(キュー…

タイのプチプラ・コスメ紹介 ~4U2編~

昨年の後半を境に少しずつ更新頻度を落としている同ブログ。幸い大幅なアクセス減には至らないまでも、やっぱり数字的には若干の停滞感がありました。 が、タイ産のプチプラ・コスメを紹介していくシリーズを再開したところ、イイ具合に息を吹き返しています…

タイのプチプラ・コスメ紹介 ~Beauti Cute編~

節約を兼ねてデパコス断ちし、泰流コスメに手を染め出して早数年。もともと韓流コスメが好きだったせいか、それらを模倣……もとい、オマージュしているメーカーが多い昨今のタイ産化粧品には、自分でもビックリするほどすぐ馴染めました。 以来、泰流コスメ沼…

タイのプチプラ・コスメ紹介 ~IN2IT編~

このブログにおいてはアクセス数がもっとも稼げる泰流コスメの関連記事。コロナ禍で旅行の話題が尽きたタイミングに、同シリーズを再開してみました。過去の記事も↓より合わせてぜひぜひ。 ・Oriental Princess(オリエンタル・プリンセス)はこちらから・Be…

タイのプチプラ・コスメ紹介 ~TenTen編~

日本でもブレイク間近と囁かれる泰流コスメの魅力を書いた前回のブログに続き、今回から数回に跨ってタイのプチプラ化粧品ブランドをご紹介したいと思います。 なお、このブログを始めて間もない頃より気まぐれに同じ趣旨の記事をアップしてきました。当初は…

ブームが本格到来する前に知っておきたい泰流コスメの魅力

コロナ禍で日本から出られない日々が続き、海外移住計画は一時中断。2020年1~3月にかけて周遊したタイとカンボジア話を1年以上引っ張ってダラダラ綴ってきた同ブログですが、ついにその時の話題も尽きました。 さてさて、どうしたものか。ひとまずいつか蔵…

バンコクのAll Day Tattooはスキルも清潔感も申し分なし!

直近2回のタイ旅行で、帰国前日にタトゥーを入れるようになったツレ。もともと彼の身体にはちょこちょこタトゥーが入っていて、旅先でも通りすがりの人から「そのタトゥー、カッコイイね」とよく褒められています。 一方の私は痛みに弱く、若かりし頃には「…

歩いて、歩いて、生肉食べて、また歩いて、モスクで憩う夜

日本全国に住むレバ刺し愛好家の皆さん、いかがお過ごしですか。食品衛生法によってレバ刺しが禁止された悪夢の2012年以来、軽く炙ったものを提供してくれる焼肉屋に足を運んだり、こんにゃくやアボカドを使った代替品で気を紛らわせたり、日々あの味を求め…

バンコクのナナで食べるプレミアムなビリヤニ

今回の舞台はBTSナナ駅のご近所です。ナナと言えばNana Plaza(ナナ・プラザ)を起点としたバンコク屈指の歓楽街というイメージがまず浮かびますでしょうか。 私自身、初めてNana Plazaを見学した時は度肝を抜かれました。1~3階までゴーゴーバーが密集して…

パフラット散策③ パフラット市場と文具店の話

リトル・インディアの愛称でも知られるバンコクのパフラット散策シリーズ第3弾。第1弾は生地を買いに訪れたIndia Emporium(インディア・エンポリアム)とその隣に建つシク寺院の話を少々、第2弾はランチで立ち寄ったTony’s Restaurant(トニーズ・レストラ…

パフラット散策② お手頃価格のカレー屋とビンロウの話

バンコク最大規模となるインド系移民の居住エリア=パフラットの散策シリーズ第2弾。前回のブログに書いた通り、India Emporium(インディア・エンポリアム)にてお目当ての布を無事ゲットしたところで、お次はランチといきましょう。もちろんせっかくパフラ…

パフラット散策① 寺院が閉まっていたのでIndia Emporiumでまずは布を買った話

前々回と前回はタイで暮らすインド系移民について綴ってみましたが、いつもとはノリが異なり、自分でも調子が狂ってしまいました。そっこーで通常モードに戻します。今回からはリトル・インディアの愛称でも知られるパフラット地区をぶらぶらした時のネタ3連…

タイ族との仲は? ~在タイ・インド系移民について 後編~

バンコク最大のインド人街=パフラットへ訪れた話をブログで書こうと思い立った際に、ふと在タイ・インド系移民の歴史が気になり、ザックリ調べてみました。で、せっかくならそれも発表しておこうという企画の後編です。 前回は第二次世界大戦前で話を切った…

ケークって何? ~在タイ・インド系移民について 前編~

前回のブログではバンコク最古の中国寺院=Wat Mangkon Kamalawat(ワット・マンコン・カマラワート)を参拝し、中華ムードをたっぷり満喫しましたが、今度はその隣駅サームヨートの徒歩圏内にあるインド人街=パフラットに行った時のことを書こうと思います…

中国系タイ人が信頼を寄せる厄除け/縁切りのWat Mangkon

バンコクで地価の高い通りTOP10内に毎年必ずランクインするタイ最大のチャイナタウン=ヤワラー。このへん一帯は屋台の強制撤去が進むバンコクにおいてもそれが例外的に扱われるなど、他の地区とは一線どころか二線も三線も画した独特の活気で溢れています(…

タイの流行を牽引するThe Wonder Room紹介③ 普段使いアクセサリー編

流行に敏感なバンコクのオシャレっ子たちが熱視線を送るレディース向けのセレクト・ショップ、The Wonder Room(ザ・ワンダー・ルーム *営業時間や場所はこちらからご確認ください)。 数回に分けてここで扱うご当地ブランドを紹介してきましたが、初回のパ…

タイの流行を牽引するThe Wonder Room② ストリート編

バンコクを中心としたタイの新鋭ブランドを取り扱うセレクト・ショップ、The Wonder Room(ザ・ワンダー・ルーム)の紹介記事第2弾です。 東南アジア随一のトレンド発信地として10年ほど前からどんどん市場を拡大しているバンコクのアパレル業界。Disaya(デ…

タイの流行を牽引するThe Wonder Room① パーティー編

先月アップしたバンコクのAbsolute Siam Store(アブソルート・サイアム・ストア)についての記事が友人から珍しく褒められたことを受け、調子に乗ってその姉妹店も取り上げてみようと思います。⇒ Absolute Siam Storeについてはこちらとこちらから 女子心を…