FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

旅のこととか、旅に関する本のこととか。

旅人目線で感じたRakuten UN-LIMITの魅力

今春のスマホ新料金プラン戦争は実に壮絶でしたね。政治が介入すると、大手もここまで動くのか……と変な気持ちでその様相を眺めていました。皆さんはお得に乗り換えられましたか? もしくはまだ悩んでいる最中ですか? 

楽天モバイル(ドコモ回線)を使用していた私は、結局そのまま3月に楽天の自社回線プラン=Rakuten UN-LIMITへシフトしました。

今回はその話をしようと思うのですが、旅ブログのコンセプトから大幅に脱線するのが何となく悔しくて、「旅人的にRakuten UN-LIMITはどうか?」みたいな視点も強引に挿んでいきたいと思います。

 

Rakuten UN-LIMITに決めたいきさつ

もともと2019年5月末に楽天モバイルへキャリア変更した私。月々の基本料金は2年契約によって実質1480円でした。なお、2年以内の解約による違約金は9800円。

前提として私は携帯キャリア事情に疎いです。昨年4月から始まった楽天モバイル1年無料キャンペーンにもうっすら興味を抱きつつ、「ドコモ回線から自社回線に変更する人はキャンペーン適用外でしょ」とか、「もし1年無料が適用されても違約金は発生するんじゃないの?」とか勝手に思い込んでいました。

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そうこうしているうちにドコモのahamo発表やら何やらで値下げ抗争は熾烈化。とりあえず2年契約が切れるまでは戦況を傍観しておこうと決め込んだのです。

しかし、データ使用量に応じて料金が変動する楽天の新プラン=Rakuten UN-LIMIT VIを見て、私の心は一変。他社への乗り換えを思いっきり検討していたくせして、まんまとと三木谷社長の策略にはまりました。

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調べてみると、ドコモ回線から自社回線への変更は違約金なしで、1年無料キャンペーンにも適用される旨が判明。テレビを付けるたびに米倉涼子さんが「急いで!」とやたら煽ってくるし、あとはもうサイトへ飛んでSIMを申し込むのみです。

 

プラン変更の手続き

新規契約の場合も、楽天のドコモ/au回線からプラン変更した場合も、たぶん手順はあまり変わらないと思います。

電話番号を引き継ぎたい他社からの乗り換え組は、MNP予約番号を発行しておくとかありますけど、それとて途中からはほぼ同じ。

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一緒に端末は買わずSIM単体を申し込んだ私は、申し込みから2日後にSIMをゲットできました。

配達完了の情報が楽天モバイルに反映されるまでにタイムラグがあり、SIM受け取り後すぐに移行できなかったというプチトラブルに見舞われるも、家からほぼ出ない生活を続けている私には、マジで痛くも痒くもありません。

1日強をWi-Fiでやり過ごし、楽天モバイルのサイト上で配達完了サインが出たのを確認した後、ガイドに沿って設定していくだけでした。

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ちなみに私はiPhoneユーザー。一連の作業を行った3月当時は、まだ楽天モバイルApple社と提携する前です(*翌月にiPhoneの販売スタートを発表)。それでもスタートガイドにはiPhoneでのセットアップ方法が画像付きで掲載され、至れり尽くせり。

 

旅好きこそ楽天モバイル!

そんなわけで、プラン変更も難なく完了。Rakuten UN-LIMIT歴3か月が過ぎていま思うのは、このプランは中長期の海外旅行者にピッタリということです。

コロナ禍で身動きが取れない現状はさておき、隙を見つけては数か月海外へ飛ぶタイプのバックパッカーにとって、日本不在中のスマホ代は地味に痛い。

1GBまで0円のプランを見た時は、「私のために考えられたんじゃないか?」と思ったほどです。ぶっちゃけ1年無料キャンペーンよりもずっと魅力的に映りました。

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注意点は、楽天モバイルの契約1回線目に限り半年間使わないと自動停止or自動解約されてしまうとか(2回線目以降は1GBまででも980円の料金が発生するので、寝かせておいてもOKです)。停止はさておき解約って凄いですよね。

180日間データ通信0GBまたは通話0回の人には通知が届くらしく、予告なしに切られることはないとはいえ、ガッツリ日本を不在する方は1GBまで0円の恩恵にあやかりにくいかも。

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もっとも、楽天モバイル66か国74地域でデータローミングが可能。アフリカ中東、中南米には弱い一方、北米はコンプリート。アジアもなかなか手広いです。

また、これまで楽天国際ローミングが使えなかったiPhoneも、楽天Appleの正式提携により晴れて同サービスを受けられるようになりました。

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余談ながら、完全在宅で仕事をしている現在の私は、スマホの通信をほぼWi-Fiでまかなえています。よって、コロナ禍が続けば1年無料じゃなくてもちょっとの気合いで1GB以下をキープできそう(それはそれでつらすぎますけどね)。

旅人目線で考えても、引きこもり目線で考えても、どっちにしたっていまの自分は楽天モバイル向きな気がします。

 

不安点はなくもない?

もちろんプラス要素ばかりじゃありません。よく言われているのは通信エリア問題。場所によってはまだまだ電波が行き届いていないっぽいです。ただし、幸い自分の居住地域は通信圏内だったため、この件についてはすっ飛ばしましょう(*通信エリアはこちらで住所検索できます)。

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気になるのは楽天グループの経営状況。2020年の最終損益が1141億円赤字だったことはTVや新聞でも大々的に報じられていました。

コロナ自粛に伴って、楽天市場を中心としたEC事業の利益は前年比37.6%増。にもかかわらず、1141億円もの赤字が出たのは主にモバイル部門への投資がかさんだから(楽天モバイルの営業損失は725億円)。

これについて三木谷社長みずから「ネットワーク環境の整備を前倒しで進めた」と説明していて、決して後ろ向きな損失じゃないことは強調されていたにせよ、「社長、ちょっと攻めすぎじゃないっすか?」と心配になります。

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そして、この決算発表の翌月に明かされたのが日本郵政グループの資本・業務提携。物流DXなどさまざまな領域で協力体制を築いていくそうです。

その中には全国各地にある郵便局に無線基地を設置する計画もあり、Twitterのタイムラインでは「これで通信エリア問題が解消され、一気に楽天モバイルが攻勢に出る!」的な意見がたくさん流れてきました。

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が、郵政が楽天1500億円出資したのに対し、楽天からの見返りは曖昧。郵政側の言い分は「遅れを取っているデジタル技術楽天との業務提携によって強化していく」とのことです。

ここに「郵政のメリットがあまりにも少ないんじゃ……」と違和感を覚えたエコノミストの方が、「そもそもほぼ国営企業の郵政が民間企業に多額の出資をするのってどうなのよ?」と本質を突く疑問を投げ掛け、「国策として張り切って進めている5G/ポスト5G対応が不安視されている楽天モバイルを、いずれ国の手引きでNTTに買収させるための布石じゃないか」と分析。なるほどね~。

 

難しいことはよくわかりませんし、未来のことなんてもっとわかりません。それに良い面があれば悪い面もあって当然だと思っています。

目先の利益にめっぽう弱い私は「現時点で問題なければそれでいいじゃん」といったスタンス。いまのところ何の不自由もなく使っています。

1年無料終了が終わるや3か月無料キャンペーンに打って出たり、大量のポイント還元をしてみたり、相変わらず攻めの手を緩めない三木谷社長率いる楽天モバイル。キャリア変更を検討中の方は、私の弱小意見もぜひ参考にしてみてください。

 

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