FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

旅のこととか、旅に関する本のこととか。

パフラット散策③ パフラット市場と文具店の話

リトル・インディアの愛称でも知られるバンコクのパフラット散策シリーズ第3弾。第1弾は生地を買いに訪れたIndia Emporium(インディア・エンポリアム)とその隣に建つシク寺院の話を少々、第2弾はランチで立ち寄ったTony’s Restaurant(トニーズ・レストラン)とビンロウについて書きました。

そしてラストを飾る今回は、パフラット市場を取り上げたいと思います。やはりここを外すわけにはいきません。

 

India Emporiumの裏側に伸びる問屋街

パンジャーブ地方出身のインド系移民がパフラット地区に住み始めたのは1900年代初頭ラーマ5世が在位していた頃です。

彼らの多くが繊維商を営み、一帯は瞬く間に布系の巨大問屋街へと発展しました。つまりパフラット市場は100年以上も続く由緒正しきマーケットなのであります。

まずは、そんなパフラット市場へのアクセス方法を簡単に説明しておきましょう。最寄りの駅はMRTサムヨットです。1番出口の目の前にある大通り(チャルンクルン通り)を渡り、マハチャイ通りを400mほど直進。

右側にIndia Emporiumが現れたら、そのままIndia Emporium横の小路を入って数メートル進むと、そこがもうパフラット市場になります。

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マーケット入口付近のカフェ&レストランで、ドーサが自慢のRoyal Rasoi(ロイヤル・ラソイ)を目印にするとわかりやすそう。上掲のマップもRoyal Rasoiに合わせてみました。

軒先のガラスケースには小振りのスイーツがズラリ。チャイを片手におやつ休憩するのにもピッタリなスポットです。

 

どんな商品を置いているの?

市場の主役を張るのは色鮮やかな裁縫道具。インド・シルクのみならずタイ・シルクだってお安くゲットできますし、レース、ビーズ、スパンコール、ビジューといった装飾品の種類も豊富です。手芸好きの方なら1週間いても飽きないかも。

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ただし、お値段的にもラインナップ的にもIndia Emporiumとさほど差別化できるポイントはなく、ショッピングにあまり時間をかけたくない場合はIndia Emporiumで済ませるのが無難かな~と感じた次第。

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そしてもうひとつ。移民の子孫が多く住む場所柄、おでこに付けるビンディーや伝統衣装のサリーをはじめ、お香にアロマオイル、スパイスなどなど、いかにもインド人街らしい商品を並べるお店が多い一方で、マレー系華人の方々が切り盛りするお店も相当数あることを補足しておきましょう。

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よって、台所用品屋もあれば漢方屋もあるし、中古家電スマホ/SIMのショップもあって、場内は結構ゴチャついています。

ぶっちゃけ物欲はほとんど湧かないものの(失礼!)、この何とも言えない多国籍感がヤミツキになること間違いなし。

 

文房具店でお土産探し

「買いたい物は何もないね~」なんて話しながらツレとパフラット市場周辺をブラついていたところ、比較的ちゃんとした文房具店Somjai Books & Stationeryソムチャイ・ブックス&ステーショナリー)に出くわしました。

「あわよくば文具女子の目に留まりたい!」という邪な考えから、念のため店内の様子をご紹介しておきますね。なお、〈Somjai Books~〉とは名ばかりで、見渡した限り本の取扱は皆無だったので悪しからず。タイ人のテキトーさよ……(苦笑)。

ペンや鉛筆のヴァリエーションが豊富で、私は姪っ子と甥っ子用にクレパス風のアイテムを購入。確か1セットで100THB(約350円)前後だったと記憶しています。

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写真下の無印良品っぽいノート各種は一律20THB(約70円)。紙質を踏まえても、これは日本製の方がコスパ良しです。

伊東屋のような日本の専門店と比べてしまうとワクワク度が低いとはいえ、タイ文字で書かれたパッケージはお土産にバッチリ。

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ステッカーのコーナーも良い意味で紙一重なラインナップでした。完成度の低いドラ〇もんとかミッキー〇ウスとか、見たことのないご当地キャラ風のものとか、私のツボにはドンピシャでハマっても、あげる人を選ぶ必要あり(笑)。

概して、この店目的でわざわざパフラットまで足を運ぶことはオススメできませんが、近隣に用事があった際はついでにぜひとも。

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……といった具合で、3回に分けてお届けしたパフラット地区のレポートでした。「3回も分ける必要あった?」的な質問は野暮。日本から出られない以上は、直近の旅ネタを引っ張るしかないのです。

自分でもうっすら無理矢理感を抱きつつ、あえてそこは気付かないふりして引き続きバンコクをもうちょっとだけ続けていく予定。よろしければまた覗きに来てやってくださいませ。

 

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