2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧
集中力をどこかに置き忘れてしまったのか、ここ数日、どうにもこうにも注意散漫気味です。こういう時は真面目に読書しようとしても頭に入ってきやしません。 そこで、何も考えずにゲラゲラ笑え、かつ、くだらない挿画が多めの本を選ぼうと、マミヤ狂四郎さん…
何だか妖怪づいています。前回の『アジアもののけ島めぐり―妖怪と暮らす人々を訪ねて』はバリ、ランカウイ、沖縄、ボルネオを舞台にしていましたが、沖縄のみならず、日本にも全国津々浦々たくさんの妖怪がいるはずだよな~と。 ならば今度は日本妖怪めぐり…
梅雨の真っ只中。ジトジトした季節には怪談話がよく合います。かの『四谷怪談』だって、かつて四谷が鬱蒼とした湿地だったからこそ、生まれたはずですしね。 そんなこんなで、今回は林巧さんの『アジアもののけ島めぐり―妖怪と暮らす人々を訪ねて』(光文社…
前回が『アジア「裏」旅行』で、今回は『裏アジア紀行』(2005年/幻冬舎アウトロー文庫)。似た表題の作品を連投し、若干ややこしい感じになってしまってゴメンナサイ。引き続きアジアの危険な側面に迫るべく、この本をチョイスしました。 アジア潜伏生活 …
しばらく南の島に関連した書籍が続き、すっかり心も洗われたところで、今度はその反動から、スリ/盗難/ぼったくりなどなど、旅につきまとう厄介なトラブルをまとめたエッセイが読みたくなりました。 これ系の本なら四の五の言わずに彩図社です。私は危険地…
気温が上昇していくにつれて、当ブログもすっかり夏モードに突入。ハワイ、沖縄、バリ、カオハガン……と、南の島を題材にした作品が続くなか、今回は池澤夏樹さんの『南の島のティオ』(1992年/文春文庫)をピックアップしました。 さまざま人生が交錯する島…