FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

現在は旅の記事をお休みし、旅関連の本を紹介する読書ブログに切り替えています。

BOOK

崔碩栄『韓国人が書いた 韓国で行われている「反日教育」の実態』|読書旅vol.82

前回ピックアップした『台湾はなぜ親日なのか』を経て、今度は反日国である韓国について改めて考えてみたくなり、崔碩栄さんの『韓国人が書いた 韓国で行われている「反日教育」の実態』(彩図社)を手に取りました。 なお、もともと2014年に刊行されたこの…

田代正廣『台湾はなぜ親日なのか』|読書旅vol.81

前回取り上げた『中国の全省でバカヤローと叫ぶ』は私的に大好物なタイプの作品なのですが、1つ引っ掛かる箇所がありました。それは中国を23省と4直轄市と5自治区と2特別行政区の計34区分としていた点です。 中国側の認識は確かにそうでしょうし、著者も23省…

中田和尚『中国の全省でバカヤローと叫ぶ』|読書旅vol.80

今回は『中国の全省でバカヤローと叫ぶ』(2011年/彩図社)を選んでみました。2022年は日中国交正常化50周年の節目にあたる年。両国の友好関係をどうにかこうにか保とうとしている時期には、あまり相応しくないチョイスですかね。 でもまあ、何ともそそられ…

鹿取茂雄『封印された日本の秘境』|読書旅vol.79

今月は彩図社強化月間。嵐よういちさんの『海外ブラックマップ』に続いて取り上げるのは、鹿取茂雄さんの『封印された日本の秘境』(2010年/彩図社)です。 家庭と趣味の両立 2006年作『命がけで行ってきた 知られざる日本の秘境』でデビューした鹿取さんは…

嵐よういち『海外ブラックマップ』|読書旅vol.78

今月は彩図社の読書感想文しかアップしないという縛りを設けました。別に理由はなく、ただの気分の問題です。まずは、同出版社の旅行書カテゴリーにおける代表作家と言って差し支えない嵐よういちさんから。 なお、当ブログで嵐さんの著書を紹介するのはこれ…

辻真先・編『旅行エッセイ集 地球あっちこっち―25人の旅人たち』|読書旅vol.77

先日、ブックオフでユニークな企画のオムニバス本を見つけました。それが今回ご紹介する『旅行エッセイ集 地球あっちこっち―25人の旅人たち』(知恵の森文庫/2000年)です。 教養講座から生まれたオムニバス本 本書は朝日カルチャーセンターの人気講座『辻…

藤原正彦『遙かなるケンブリッジ 一数学者のイギリス』|読書旅vol.76

三笘薫選手のプレミアリーグ・デビューを祝して、引き続き舞台はイングランドです。『ロンドン生活はじめ! 50歳からの家づくりと仕事』の次は、『遙かなるケンブリッジ 一数学者のイギリス』(1991年/新潮文庫)を選んでみました。 ちなみに、三笘選手の移…

井形慶子『ロンドン生活はじめ! 50歳からの家づくりと仕事』|読書旅vol.75

今月上旬にプレミアリーグの新シーズンが開幕しました。例年までは注目カードをチェックする程度で、口が裂けても熱心なファンとは言えない私も、地元の英雄である三笘薫選手がブライトンに入団した以上、今シーズンからはちゃんと毎試合の動向を追っていこ…

西沢泰生『心がワクワクして元気が出る! 37の旅の物語』|読書旅vol.74

今回ピックアップしたのは西沢泰生さんの『心がワクワクして元気が出る! 37の旅の物語』(2019年/産業編集センター)。帯文には〈旅でリフレッシュしたいあなたに〉とあります。 折しもいまはお盆期間。連休関係なく働かれている方からしたら〈ケンカ売って…

北杜夫『どくとるマンボウ航海記』|読書旅vol.73

パラダイス山元さんの『パラダイス山元の飛行機の乗り方』、内田幹樹さんの『機長からアナウンス』と空の旅が続いたところで、お次は海の旅へ。北杜夫さんの『どくとるマンボウ航海記』(1960年/新潮文庫)を選んでみました。 マンボウ先生の処女航海 元精…

内田幹樹『機長からアナウンス』|読書旅vol.72

ヘビーユーザーならではの視点で飛行機にまつわるあれこれが紹介されていく『パラダイス山元の飛行機の乗り方』を読了し(※詳しくはこちら)、今度は内部から航空業界を覗き見しようと、内田幹樹さんの『機長からのアナウンス』(2001年/新潮文庫)を手に取…

パラダイス山元『パラダイス山元の飛行機の乗り方』|読書旅vol.71

私は飛行機を移動手段の1つとしか考えておらず、そこに浪漫は感じません。ANAの機内で葉加瀬太郎さんの“Another Sky”が聴こえてきた瞬間だけ、ほんの数秒テンションが上がるものの、あとは1分でも早く目的地に着いてほしいと願い、さっさと寝に入るのみ。で…

さくら剛『インドなんて二度と行くか!ボケ!!...でもまた行きたいかも』|読書旅vol.70

前回ピックアップした『インド人の頭ん中』の流れで、もういっちょインド本を。今回はさくら剛さんの『インドなんて二度と行くか!ボケ!!...でもまた行きたいかも』(2006年/アルファポリス)を選んでみました。 さくらさんの作品を当ブログで取り上げるのは…

冬野花『インド人の頭ん中』|読書旅vol.69

直近で紹介した作品には、たびたびインドの話が登場します。旅人たちを魅了してやまないインド。〈行けば人生観が変わる〉と言われるインド。 マミヤ狂四郎さんはバラナシについて〈さすがに聖地なだけあって、神聖なる動物として崇められている牛は野放しで…

蔵前仁一『ホテルアジアの眠れない夜』|読書旅vol.68

前回ピックアップした蔵前仁一さんの自叙伝『あの日、僕は旅に出た』(2013年)は、文中にそれまで発表されたエッセイの話もチラホラ登場し、自然と過去作も読み返したくなる構成です(※詳しくはこちらから)。 ならば続け様にもう1冊、蔵前さんの作品を紹介…

蔵前仁一『あの日、僕は旅に出た』|読書旅vol.67

宮田珠己さんの処女作『旅の理不尽 アジア悶絶篇』を取り上げておいて(※詳しくはこちらから)、蔵前仁一さんの本を紹介しないわけにはいきません。 そこで、いろいろな作品があるなか、ひとまず『あの日、僕は旅に出た』(2013年/幻冬舎)をチョイスしてみ…

宮田珠己『旅の理不尽 アジア悶絶篇』|読書旅vol.66

引き続きアジアの旅エッセイです。前回ご紹介したマミヤ狂四郎さんの『アジア裏世界遺産 とんでもスポットと人を巡る28の旅』は、著者みずから率先してトラブルに巻き込まれようとするフシがあり、一般の旅行者にはなかなか体験できないエピソードだらけでし…

マミヤ狂四郎『アジア裏世界遺産 とんでもスポットと人を巡る28の旅』|読書旅vol.65

集中力をどこかに置き忘れてしまったのか、ここ数日、どうにもこうにも注意散漫気味です。こういう時は真面目に読書しようとしても頭に入ってきやしません。 そこで、何も考えずにゲラゲラ笑え、かつ、くだらない挿画が多めの本を選ぼうと、マミヤ狂四郎さん…

水木しげる/村上健司『水木しげるの日本妖怪紀行』|読書旅vol.64

何だか妖怪づいています。前回の『アジアもののけ島めぐり―妖怪と暮らす人々を訪ねて』はバリ、ランカウイ、沖縄、ボルネオを舞台にしていましたが、沖縄のみならず、日本にも全国津々浦々たくさんの妖怪がいるはずだよな~と。 ならば今度は日本妖怪めぐり…

林巧『アジアもののけ島めぐり―妖怪と暮らす人々を訪ねて』|読書旅vol.63

梅雨の真っ只中。ジトジトした季節には怪談話がよく合います。かの『四谷怪談』だって、かつて四谷が鬱蒼とした湿地だったからこそ、生まれたはずですしね。 そんなこんなで、今回は林巧さんの『アジアもののけ島めぐり―妖怪と暮らす人々を訪ねて』(光文社…

クーロン黒沢『裏アジア紀行』|読書旅vol.62

前回が『アジア「裏」旅行』で、今回は『裏アジア紀行』(2005年/幻冬舎アウトロー文庫)。似た表題の作品を連投し、若干ややこしい感じになってしまってゴメンナサイ。引き続きアジアの危険な側面に迫るべく、この本をチョイスしました。 アジア潜伏生活 …

平間康人『アジア「裏」旅行』|読書旅vol.61

しばらく南の島に関連した書籍が続き、すっかり心も洗われたところで、今度はその反動から、スリ/盗難/ぼったくりなどなど、旅につきまとう厄介なトラブルをまとめたエッセイが読みたくなりました。 これ系の本なら四の五の言わずに彩図社です。私は危険地…

池澤夏樹『南の島のティオ』|読書旅vol.60

気温が上昇していくにつれて、当ブログもすっかり夏モードに突入。ハワイ、沖縄、バリ、カオハガン……と、南の島を題材にした作品が続くなか、今回は池澤夏樹さんの『南の島のティオ』(1992年/文春文庫)をピックアップしました。 さまざま人生が交錯する島…

崎山克彦『何もなくて豊かな島―南海の小島カオハガンに暮らす』|読書旅vol.59

今回取り上げる書籍は、『何もなくて豊かな島―南海の小島カオハガンに暮らす』(1995年/新潮社)。いいな~、いいな~、いいな~……と、この本を読み終えるまでに500回くらい心の中で呟いたと思います。 退職金で島を購入? 本題に入る前に、まずは著者である…

吉本ばなな『バリ夢日記』|読書旅vol.58

前回ご紹介した『マリカのソファー』の続き。今回は著者である吉本ばななさんが、『マリカのソファー』の取材のためにバリを訪れた際のエッセイ『バリ夢日記』(1994年)です。 小説との読み比べ どうやら私は紀行小説の裏話を読むのが好きらしいです。例え…

吉本ばなな『マリカのソファー』|読書旅vol.57

前回に続いて吉本ばななさんの旅エッセイを取り上げようと、『マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅①』(幻冬舎)を選んでみました。 本書はバリを舞台にした小説と、その小説の取材日記を1冊にまとめたもの。当初は後者の『バリ夢日記』をメインに感想文…

よしもとばなな『なんくるなく、ない―沖縄(ちょっとだけ奄美)旅の日記ほか―』|読書旅vol.56

前回、小林聡美さんの『アロハ魂』を軸にハワイの話をしたものの、いくら渡航制限が解除されたとはいえ、やはり実際に現地へ行くのはまだまだ敷居が高め。コロナに加え、円安も悩ましい問題です。 そうした背景もあってか、本土復帰50年を記念したNHKの朝ド…

小林聡美『アロハ魂』|読書旅vol.55

GWも終わり、そろそろ夏休みの計画を立てはじめる時期でしょうか。先月アップした『週末台北のち台湾一周、ときどき小籠包』についての記事内で、〈日本旅行業協会が年に3回発表する人気旅行先ランキングを遡って見てみたところ、コロナ前の数年間はハワイと…

ウクライナ民話『てぶくろ』|読書旅vol.54

今年3月に国会演説を行ったウクライナのゼレンスキー大統領が、〈ウクライナ人は日本の文化が大好きです〉と前置きし、オレーナ夫人が目の不自由な子どもたちへの支援プロジェクトに参加した際、日本の昔話をウクライナ語でオーディオブックにしたエピソード…

椎名誠『ロシアにおけるニタリノフの便座について』|読書旅vol.53

前回ご紹介した嵐よういちさんの『おそロシアに行ってきた』からの流れで、椎名誠さんの『ロシアにおけるニタリノフの便座について』(1987年/新潮社)を取り上げずにはいられませんでした。 と言っても、昨今のウクライナ情勢に絡めた話は一切抜きです。そ…