FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

旅のこととか、旅に関する本のこととか。

アソークのMUZINA再訪! もうここのビーサンが手放せない!

まだまだ暑い日が続くとはいえ、9月に入り、着実に秋が近付いてきた今日この頃。投稿するタイミングを思いっきりミスっているのは自覚しつつ、今夏に履き倒したMUZINA(ムジナ)のビーチサンダルを紹介させてください。 自分に合った靴選び MUZINAとはバンコ…

普通に美味しいシーロムのカオマンガイ屋台

前回投稿したDutch Passion(ダッチ・パッション)の帰りに小腹が空いた私。ツレに「超無難なカオマンガイ屋台だったら近くにあるよ」と提案され、案内してもらいました。 屋台が点在するサラデーン通り 場所はサラデーン通りを入ってすぐ。シーロム通りの屋…

Dutch Passionのバンコク旗艦店について

今回取り上げるのは2023年9月にバンコク進出したDutch Passion(ダッチ・パッション)。直近2回で投稿したGreen House(グリーン・ハウス)と同じくアムステルダム発の大麻ブランドです。 Dutch Passionとは? 創業は1987年。業界最大手のシード・バンクであ…

Green Houseのタイ1号店と2号店ってどんな感じ?

世界のマリファナ産業をリードする名門ブランド、Green Houseのタイ1号店と2号店にお邪魔してきました。訪店に先駆け、前回の記事ではGreen Houseの歴史やヴィジョンをまとめています。お時間があれば併せてぜひ。 旗艦店のロケーション 2024年夏時点でバン…

Green Houseって何が凄いの? ~バンコク店へ行く前に知っておきたい基礎知識~

2022年6月にタイでマリファナが解禁されて以来、同年10月にはアムステルダム発祥のRoyal Queen Seeds(ロイヤル・クイーン・シーズ)が、翌年1月にはサンフランシスコ発祥のCookies(クッキーズ)がバンコクに進出。 街中がグリーン・ラッシュに沸くなか、業…

チャトゥチャックでお買い物 ~2024年春夏編~

この夏にチャトゥチャック市場(Chatuchak Weekend Market)で購入した商品を公開します。近々バンコクへ行かれる方は、ぜひ価格などを参考にしてみてください。一応、過去のリンクも付けておきます。 『チャトゥチャックでお買い物 ~2023年春夏編その2~』…

【タイコスメ紹介】国産ハーブをふんだんに使ったSabai Aromをチャトゥチャック市場でチェック!

トリップアドバイザーが日本を含む世界6か国の旅行者への意識調査及びサイトの利用状況データから算出した今夏人気の海外旅行先で、バンコクが堂々の3位にランクイン。 1年を通じて日本人の旅行重要がもっとも高くなるお盆期間の8月10~18日に絞ると、見事1…

自家製つみれが自慢のクロントゥーイ市場近くにあるクイッティアオ屋

Sikkha Asia Foundation(シーカー・アジア財団)とSlum Weed(スラム・ウィード)へ行きしな、腹ごしらえにふらっと入ったクイッティアオ屋が美味しかったので、今回はそのJay Tu Khlong Toei(เจ๊ทู่ คลองเตย/ジェイトゥ・クロントゥーイ)について。 「…

地元っ子が日常使いするクロントゥーイのSlum Weed

前回に引き続き舞台はクロントゥーイ。ここに地元で評判のディスペンサリー(大麻販売店)があると聞き、バンコクに住む知人の案内でお邪魔しました。 最初にお断りしておくと、私は非喫煙者です。もともとレゲエやダブが好きでマリファナ文化に興味があり、…

FEEMUEを通じてクロントゥーイのスラム街で暮らす人々をファッショナブルに支援しよう

世界トップクラスの貿易量伸び率を誇るチャオプラヤー川の河川港、クロントゥーイ港(PAT)。その周辺にはタイ最大のスラム街が広がっています。 もともとは港湾作業に携わる出稼ぎ労働者のコミュニティーとして人口が増えはじめ、現在の住民数は推定10万人…

AirJapanバンコク路線、ZIPAIRやエアアジアとの違いは何? 狙い目の座席はどこ?

『今後しばらくタイ行きはエアアジアじゃなくZIPAIRにしようと決めた理由』の記事で書いた通り、コロナ明けの直近数回はZIPAIRで渡タイしていた私とツレ。 引き続き次のバンコク便もZIPAIRにしようと数か月前にサイトをチェックしたところ、値段が爆上がりし…

ホテル予約サイトの返金不可プランでもキャンセル時に全額払い戻しを受けられる!?

読書ブログは一旦お休み。しばらくの間、本筋の旅ブログに戻します。手始めに今回はBooking.comで返金不可プランを予約キャンセルする際に、運が良ければお金を取り戻せる方法です。 くれぐれも悪用しないでいただきたいのを大前提に、どうしても致し方ない…

たかのてるこ『モロッコで断食』|読書旅vol.114

今回ご紹介する『モロッコで断食』(幻冬舎文庫)は、前回取り上げた『サハラ砂漠の王子さま』の続きにあたる作品です。 もともと2002年に同じタイトルの上下巻セットで登場し、2004年の文庫化に合わせて再編(※上巻のみ改題)。 上巻と下巻では毛色が異なり…

たかのてるこ『サハラ砂漠の王子さま』|読書旅vol.113

今回ピックアップしたはたかのてるこさんの『サハラ砂漠の王子さま』(幻冬舎文庫)。サハラ砂漠を舞台にした前回の『世にも奇妙なマラソン大会』を読み返し、積読していたこちらのタイトルに目が留まりました。 学生時代最後の旅 『サハラ砂漠の王子さま』…

高野秀行『世にも奇妙なマラソン大会』|読書旅vol.112

前回の『未来国家ブータン』に引き続き、高野秀行さんの作品です。今回は『世にも奇妙なマラソン大会』(2011年/本の雑誌社 ※下掲の表紙は2014年に文庫化され集英社版です)をチョイスしました。 間違う力? 私には「間違う力」があると言われる。本当にそれ…

高野秀行『未来国家ブータン』|読書旅vol.111

6月は環境省が提唱する環境月間。私も1冊くらいそこに絡めた作品を紹介しようと、高野秀行さんの『未来国家ブータン』(2012年/集英社)を選んでみました。 雪男を追って 高野さんがブータンへ行くきっかけとなったのは、生物資源探索企業の代表(飲み仲間…

川内有緒『バウルの歌を探しに バングラデシュの喧騒に紛れ込んだ彷徨の記録』|読書旅vol.110

コロナウィルスの流行で外出自粛が推奨された2020~2021年、私はここぞとばかりに積読していた本を読みました。 その流れで『パリの国連で夢を食う』を手に取り、川内有緒さんの文章に惹かれ、デビュー作の『パリでメシを食う』や、開高健ノンフィクション賞…

芹澤桂『ほんとはかわいくないフィンランド』|読書旅vol.109

前回の『私のマトカ』に続き、今回も読書を通じたフィンランド旅へ。選んだ作品は『ほんとはかわいくないフィンランド』(2020年/幻冬舎)です。 IT業界の会社員兼ライターとして東京でバリバリ働いていた著者の芹澤桂さんが、フィンランド人との結婚を機に…

片桐はいり『私のマトカ』|読書旅vol.108

今回はフィンランドを舞台にした片桐はいりさんの処女作『私のマトカ』(2006年/幻冬舎)をチョイスしました。読書を通じて旅するメリットは、自分が行けない場所へも気軽に飛べる点。 寒さに弱く、まだ一度も北欧へ足を踏み入れたことのない私は、はいりさ…

小野一光『震災風俗嬢』|読書旅vol.107

今回選んだのは小野一光さんの『震災風俗嬢』(2016年/太田出版 ※2019年に集英社より文庫化)です。「旅に出られない間は旅に関する本の感想文をアップする」と宣言しているくせに、いわゆる旅の本ではありません。 しかし、ダークツーリズム/ブラックツー…

高杉裕二『中国で会社をつくったら、ひどい目に遭いました』|読書旅vol.106

今回取り上げる書籍は高杉裕二さんの『中国で会社をつくったら、ひどい目に遭いました』(2014年/彩図社)。前回の『中国なんて二度と行くかボケ! ...でもまた行きたいかも。』に続いて剣呑なタイトルです。 家庭の事情で旅行できない現在は、旅に関する本…

さくら剛『中国なんて二度と行くかボケ! ...でもまた行きたいかも。』|読書旅vol.105

母のリハビリ生活が長引く最中に、ご両親の介護について綴ったさくら剛さんのnoteを一気読みし、著者に対する印象がガラリと変わりました(※詳しくはこちらから)。自然と涙が溢れてきました。 ただし、それを紹介するのは自分的に違和感。あくまでも当ブロ…

高野秀行『イスラム飲酒紀行』|読書旅vol.104

陰暦6月の満月はヴィサカブーチャ(仏誕節)。今年は5月22日で、タイではお酒が飲めません。タイの禁酒日は年に5回あり、スーパーやコンビニ、飲食店でアルコールの販売が自粛。 この禁酒日が近付くと、普段はまったく読まれない『【検証】タイの禁酒日やア…

宮田珠己『わたしの旅に何をする。』|読書旅vol.103

3回連続で宮田珠己さんのエッセイに関する感想文の投稿です。何かすみません。しかも、近作ならまだしも、すべて20年以上前に書かれた作品ですが、どうか引き続きお付き合いください。 サラリーマン時代の雄姿 今回は、2000年に刊行され、そこから7年の時を…

宮田珠己『ときどき意味もなくずんずん歩く』|読書旅vol.102

こちらのページで書いた通り母の手術をきっかけに生活が一変。隣でリハビリの応援をしたり(※応援するだけで、実際は何の役にも立っていない)、他愛のない会話をして退屈しのぎの相手になったりする毎日を送っています。 母と過ごす時間は穏やかそのもの。…

宮田珠己『ジェットコースターにもほどがある』|読書旅vol.101

大型連休っぽいアクティヴィティーを何ひとつしないまま、GWが後半戦に突入してしまいました。残りの3日間も特にアガる予定は控えていません。 そこで少しはレジャー気分を味わおうと、今回は『ジェットコースターにもほどがある』(集英社文庫)を選んだ次…

春間豪太郎『草原の国キルギスで勇者になった男』|読書旅vol.100

前回の『グレートジャーニー 人類5万キロの旅1 嵐の大地パタゴニアからチチカカ湖へ』にて冒険欲が刺激された流れで、今回は『草原の国キルギスで勇者になった男』(2020年/新潮社)をピックアップ。 ニュータイプの冒険家 まず本書を執筆された春間豪太郎…

関野吉晴『グレートジャーニー 人類5万キロの旅1 嵐の大地パタゴニアからチチカカ湖へ』|読書旅vol.99

前回ご紹介した『世界一周デート 魅惑のヨーロッパ・北中南米編』のなかで、メキシコの山岳地帯に住む人たちとチベットの人たちの雰囲気が似ていることを肌で感じた著者の吉田友和さんは、こんなふうに述べられていました。 我々モンゴロイドの祖先は、西は…

吉田友和・松岡絵里『世界一周デート 魅惑のヨーロッパ・北中南米編』|読書旅vol.98

98回目の読書旅は前回に引き続き吉田友和さんの作品。奥様の松岡絵里さんとの共著となるデビュー作『世界一周デート 魅惑のヨーロッパ・北中南米編』(幻冬舎文庫)をピックアップしました。 『世界一周デート』とは? 『世界一周デート』とは、結婚を機に会…

吉田友和『旅はタイにはじまり、タイに終わる――東南アジアぐるっと5ヶ国』|読書旅vol.97

今回選んだのは吉田友和さんの『旅はタイにはじまり、タイに終わる――東南アジアぐるっと5ヶ国』(幻冬舎文庫/2014年)。前回の『タイからはじめるバックパッカー入門』を読了後に、ふと読み返したくなりました。 吉田さんの作品をブログで取り上げるのはこ…