直近の投稿では、オシャレな雑貨屋やカフェが立ち並ぶバンコク旧市街のソンワット通りにフォーカスしてきました(※以下、そのリンクです)。
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そのソンワット通りシリーズのトリを飾るのは、人気雑貨店Saan(サーン)のすぐそばに建つSan Chao Lao Pun Tao Kong(ラオプンタオゴン神社/ศาลเจ้าเล่าปูนเถ้ากง)です。
神社の歴史
San Chao Lao Pun Tao Kongが建立されたのは、ラーマ3世が在位したのと同じ年の1824年。当時のソンワット一帯には、さまざまな国の貿易商が出入りしていたそうです。
とりわけ大きな勢力を誇ったのが潮州系の商人。コミュニティーの守護神を意味する神社の名前も潮州語に由来します。
中国とタイを行き来するかつての船旅は超過酷。その旅の安全を祈願すると共に、新天地のタイに同化できなかった(※永住する気はなかった?)潮州華人の商人が、故郷に思いを馳せ、精神的な支えを求めてSan Chao Lao Pun Tao Kongを建てたとか。

それから時が流れ、ソンワット周辺に腰を据えた移民の2世・3世がお金を出し合い、1917年から28年間かけて大幅リニューアル。現在のSan Chao Lao Pun Tao Kongは、その頃の建造物がベースになっています。
ちなみに、2025年には神社の200周年記念式典が行われ、それに先立って改修工事を敢行。したがって、歴史は古いものの、境内はピカピカです。
祀られている神様やご利益は?

廟の内部には3つの祭壇があり、中央に祀られていた主神には土老爺と書かれていました。Googleに訊いてみると、「一般的には土地神や村の守り神を指す俗称であると考えられます」との答え。
改めて祭壇をよく眺めてみたら、片足を亀に、もう片方の足を蛇に乗せ、手には剣を携え、そして、立派な髭を蓄えていて、見た目はかなり玄天上帝に近いです。土着の神様と玄天上帝のハイブリッド神なのでしょうか(※はっきりとしたことがわからず、テキトーに言っています)。

左右の祭壇には、観音様を筆頭とする日本でもお馴染みの神々や、中国の戦士の姿をした神様が安置されています。廟の前には唐獅子(≒狛犬)も確認できました。
とにかく、多種多様な神様が祀られていて、全部の願いを叶えてくれるんじゃないかと期待してしまう雰囲気。
想像通り案内板には災厄除けや健康運・勝負運アップ、家内安全など、いろいろな文言が躍っていましたが、どうやらこの神社は地元信者の間で富の象徴とされているみたいです。

San Chao Lao Pun Tao Kongは、長きにわたってソンワットを見守り続けてきた神社。昔はスパイス貿易で繁栄し、いまは古い街並みを活かした観光名所として盛り上がる土地の歴史を踏まえると、めちゃくちゃ説得力があります。
実際、ローカルの富豪が熱心にお参りし、先の改修に際しても多額の奉賛金を納めたんですって。皆さんもここを参拝したら、金運の良い流れを呼び込めるかもしれません。
最後に

当初は「ソンワット観光を予定されている方は、お礼かたがた、地元の神様にご挨拶させてもらいましょう」といったノリで同記事をアップするつもりが、思いっきり俗っぽいオチになってしまいました。
何せよ、San Chao Lao Pun Tao Kongはカフェ巡りや雑貨屋巡りの途中でふらっと立ち寄るのに恰好のロケーション。小ぶりながら凄く華やかで(※ライトアップされる夜も素敵!)、行って損はないと思います。
なお、ソンワット通りへのアクセス方法はこちらのページに掲載しています。併せてご参照くださいませ。
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