FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

旅のこととか、旅に関する本のこととか。

2022-01-01から1年間の記事一覧

バンコクで買えるプチプラのヘンプオイル配合コスメ

複数回に分けてバンコクのマリファナ事情を綴ってきた当ブログ。まだまだ話のネタはたっぷりあるものの、これ以上ダラダラ連投してそっち系の専門ブログ化するのは不本意なので、バンコク大麻シリーズは年内で一旦ストップします。 それを踏まえ、2022年も残…

解禁前からタイの大麻カルチャーを牽引してきたHighland Cafeってどんな店?

バンコクにプチ移住中の知人Dさんに案内され、市内のディスペンサリー・ショップをあれこれ回っていたのですが、大麻販売店の話ばかり連投しても仕方ないし、需要もないので、これをもってひとまず終了とします。 聖地はパホンヨーティンに!? 前々回はプロン…

カオサンに出現した複合施設、Plantopiaって何だ?

プロンポンの人気ディスペンサリー・ショップ3軒を紹介した前回の投稿(※詳しくはこちら)に続いて、お次はカオサン編です。 カオサン通り周辺は合法化するだいぶ前からマリファナと縁の深かったエリア。かつては路地裏の某ゲストハウスなどでこっそり闇取引…

プロンポン周辺のディスペンサリー・ショップ3選

バンコクのマリファナ事情について綴った過去3回の投稿は、合法化を機に同地へプチ移住している知人Dさんの案内をベースに、私が主観を交えて好き勝手まとめたものです。 大麻を解禁したバンコクの現在【ルールについて】はこちら 大麻を解禁したバンコクの…

大麻を解禁したバンコクの現在【選び方について】

大麻関連の投稿はまだまだ終わりません。ルールについてご紹介した前々回、購入方法や相場についてご紹介した前回を経て、今回は品種や選び方のお話です。 これまでも繰り返しお伝えしてきた通り、私はガンジャを嗜みません。ブログ用に表向き吸わないテイを…

大麻を解禁したバンコクの現在【購入場所や値段について】

2022年6月9日にマリファナを解禁したタイ。そのルールについてまとめたこちらの投稿に続き、今回は購入場所や値段の相場を紹介していきます(※2023年5月に一部情報をアップデートして加筆しました)。 「自分では吸わないし、他人にも推奨しない」などと書い…

大麻を解禁したバンコクの現在【ルールについて】

コロナ鎖国期間を挿み、このたび2年半ぶりにバンコクを訪れて一番驚いた街の変化は、大麻ビジネスの拡大ぶりでした。 北米やヨーロッパがグリーンラッシュに沸く最中、アジアで初めてマリファナを解禁したタイ。外国人観光客が多く訪れる首都バンコクの繁華…

とりあえずコロナがひと段落したバンコクで、いまなおマスク着用率が高いのはなぜ?

去る2022年10月1日にアジアでもっとも早く入国制限を撤廃し、完全にポスト・コロナ時代へとシフトしたタイ。観光庁が提唱するコンセプト「Amazing Thailand, Amazing New Chapters」も頼もしい限りです。 同記事ではその首都バンコクが現在どんな雰囲気なの…

今後しばらくタイ行きはエアアジアじゃなくZIPAIRにしようと決めた理由

前回の記事で書いた通り、入国制限が撤廃され、誰でも自由に行けるようになったタイ(※詳しくはこちらから)。 とはいえ、ピーク時に比べれば少し落ち着いてきたものの、原油価格の高騰や円安の影響によって航空券は概ね高値で売り出され、そこがネックで渡…

ワクチン接種者と非接種者とではタイ出入国時にどんな違いがあるの?【2022年10~11月版】

1か月近くタイで遊んできました。これよりしばらくは読書ブログをお休みし、当ページ本来のコンセプトに立ち返って旅の記事をアップしてきます。 旅ブログ再開となる今回はタイ出入国の話題から。以下ではワクチンを3回接種した、いわゆる完全接種者の私と、…

青山誠『バンコク恋愛事情 愛タイ!』|読書旅vol.95

『さわやかタイ読本』『バンコクジャパニーズ列伝』『トロピカル性転換ツアー』に続き、またまた舞台はタイです。どうしてタイにまつわる本の感想文を連投しているかと言うと、10月末より約1か月タイへ行っていたから。 2020年3月ぶりとなる訪タイが楽しみす…

能町みね子『トロピカル性転換ツアー』|読書旅vol.94

男性から女性に、女性から男性になった方の談話も載っている『バンコクジャパニーズ列伝 いろいろあってバンコクにいます』を再読し(※詳しくはこちら)、ふとプーケット島を舞台にした能町みね子さんの実録エッセイ『トロピカル性転換ツアー』(文春文庫)…

皿井タレー『バンコクジャパニーズ列伝 いろいろあってバンコクにいます』|読書旅vol.93

前回の『さわやかタイ読本』(※詳しくはこちら)の延長線上で、今回はクーロン黒沢さんやエポック伊藤さんと共に同書を執筆された皿井タレーさんの『バンコクジャパニーズ列伝 いろいろあってバンコクにいます』(彩図社)をご紹介します。 何かを極めた在バ…

クーロン黒沢/皿井タレー/エポック伊藤『さわやかタイ読本: 国際奇人変人都市・バンコクへようこそ!』|読書旅vol.92

『東南アジア四次元日記』を再読し(※詳しくはこちら)、東南アジアのおもしろさを改めて確認したところで、今度はバンコクにズームイン。大作『さわやかタイ読本: 国際奇人変人都市・バンコクへようこそ!』(2002年/太田出版)をピックアップしてみました…

宮田珠己『東南アジア四次元日記』|読書旅vol.91

2010年発売の『世界一蹴の旅 サッカーワールドカップ出場32カ国周遊記』に感化され(※詳しくはこちら)、私も読書を通じて目前に控えたW杯出場国を疑似旅行しようと、手始めに日本が戦うグループEからドイツとスペインに関する本を直近2回で紹介しました。 …

花田博・花田昌子『サンティアゴ巡礼記: ゆっくりカミーノ』|読書旅vol.90

前回ピックアップした『ドイツの犬はなぜ幸せか: 犬の権利、人の義務』は、サッカー日本代表がカタールW杯の初陣で対戦するドイツを舞台にした作品でした(※表題通り内容はサッカーと何の関係もありません)。 それに続いて紹介するのは、『サンティアゴ巡礼…

グレーフェ彧子『ドイツの犬はなぜ幸せか: 犬の権利、人の義務』|読書旅vol.89

「世紀の祭典」と呼ばれる4年に1度のW杯において、日本代表のみを応援し、楽しむだけではもったいない。 上記は、前回ピックアップした『世界一蹴の旅 サッカーワールドカップ出場32カ国周遊記』のプロローグにある一節(※詳しくはこちら)。その通りだと思…

村上敦伺・四方健太郎『世界一蹴の旅 サッカーワールドカップ出場32カ国周遊記』|読書旅vol.88

ボケボケしていたらサッカーW杯まで1か月を切っていました。今回のカタール大会は異例の11~12月開催。欧州リーグがシーズン真っ只中で中断を余儀なくされ、強豪国を中心に準備不足も懸念されるなど、つい最近までイマイチ盛り上がりに欠けていた感は否めま…

海外危険情報編集班・編『海外ブラックグルメ』|読書旅vol.87

直近2回の投稿に続いて、またまた食にフォーカスした紀行エッセイを。前々回の『世界ぐるっとほろ酔い紀行』(※詳しくはこちら)と前回の『港町食堂』(※詳しくはこちら)は、読んでいるそばから垂涎モノの飯テロ作品でしたが、さて、今回の『海外ブラックグ…

奥田英朗『港町食堂』|読書旅vol.86

前回の酒と肴をテーマにした紀行文『世界ぐるっとほろ酔い紀行』に続き、今回ピックアップするのは奥田英朗さんのエッセイ『港町食堂』(2005年/新潮社)です。秋真っ盛り。食欲が止まりません。 直木賞受賞もおかまいなし? この『港町食堂』は雑誌『旅』で…

西川治『世界ぐるっとほろ酔い紀行』|読書旅vol.85

世界のいたる所に美酒がある。フランスのさまざまな葡萄酒にしても、またスペインのシェリー、ロシアのウォッカ、中国のマオタイ、ペルーのピスコ、ブラジルのピンガ……かつて訪れた土地土地の思い出は、懐かしい酒の味わいと香りをともなってよみがえって来…

岡本太郎『美の世界旅行』|読書旅vol.84

1年でもっとも夏が好きな私にとって、残暑の厳しい9月は誰が何と言おうとまだ夏です。数日前まではサンダルも短パンも着用していました。 しかし、カレンダーが10月に切り替わった途端、いろいろと諦めの気持ちも出てきています。やり残したことはたくさんあ…

高木瑞穂『売春島「最後の桃源郷」渡鹿野島ルポ』|読書旅vol.83

思いつきで始めた彩図社強化月間(創業30周年おめでとうございます!)。まだまだ好きな作品はたくさんありますが、私のスロウな更新ペースを考えると、これが今月ラストの投稿になる模様です。 トリを飾るのは『売春島「最後の桃源郷」渡鹿野島ルポ』(2017…

崔碩栄『韓国人が書いた 韓国で行われている「反日教育」の実態』|読書旅vol.82

前回ピックアップした『台湾はなぜ親日なのか』を経て、今度は反日国である韓国について改めて考えてみたくなり、崔碩栄さんの『韓国人が書いた 韓国で行われている「反日教育」の実態』(彩図社)を手に取りました。 なお、もともと2014年に刊行されたこの…

田代正廣『台湾はなぜ親日なのか』|読書旅vol.81

前回取り上げた『中国の全省でバカヤローと叫ぶ』は私的に大好物なタイプの作品なのですが、1つ引っ掛かる箇所がありました。それは中国を23省と4直轄市と5自治区と2特別行政区の計34区分としていた点です。 中国側の認識は確かにそうでしょうし、著者も23省…

中田和尚『中国の全省でバカヤローと叫ぶ』|読書旅vol.80

今回は『中国の全省でバカヤローと叫ぶ』(2011年/彩図社)を選んでみました。2022年は日中国交正常化50周年の節目にあたる年。両国の友好関係をどうにかこうにか保とうとしている時期には、あまり相応しくないチョイスですかね。 でもまあ、何ともそそられ…

鹿取茂雄『封印された日本の秘境』|読書旅vol.79

今月は彩図社強化月間。嵐よういちさんの『海外ブラックマップ』に続いて取り上げるのは、鹿取茂雄さんの『封印された日本の秘境』(2010年/彩図社)です。 家庭と趣味の両立 2006年作『命がけで行ってきた 知られざる日本の秘境』でデビューした鹿取さんは…

嵐よういち『海外ブラックマップ』|読書旅vol.78

今月は彩図社の読書感想文しかアップしないという縛りを設けました。創業30周年を祝して……というのは後付けで、ただの気分の問題です。まずは、同出版社の旅行書カテゴリーにおける代表作家と言って差し支えない嵐よういちさんから。 なお、当ブログで嵐さん…

辻真先・編『旅行エッセイ集 地球あっちこっち―25人の旅人たち』|読書旅vol.77

先日、ブックオフでユニークな企画のオムニバス本を見つけました。それが今回ご紹介する『旅行エッセイ集 地球あっちこっち―25人の旅人たち』(知恵の森文庫/2000年)です。 教養講座から生まれたオムニバス本 本書は朝日カルチャーセンターの人気講座『辻…

藤原正彦『遙かなるケンブリッジ 一数学者のイギリス』|読書旅vol.76

三笘薫選手のプレミアリーグ・デビューを祝して、引き続き舞台はイングランドです。『ロンドン生活はじめ! 50歳からの家づくりと仕事』の次は、『遙かなるケンブリッジ 一数学者のイギリス』(1991年/新潮文庫)を選んでみました。 ちなみに、三笘選手の移…