FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

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カオサンに出現した複合施設、Plantopiaって何だ?

プロンポンの人気ディスペンサリー・ショップ3軒を紹介した前回の投稿(※詳しくはこちら)に続いて、お次はカオサン編です。

カオサン通り周辺は合法化するだいぶ前からマリファナと縁の深かったエリア。かつては路地裏の某ゲストハウスなどでこっそり闇取引され、警察が躍起になって道行く人を職質しまくっていたわけですが、そんな光景も今は昔。2022年、この街にはとんでもない施設爆誕していました。

 

大麻専門の複合施設

その〈とんでもない施設〉こそ、本稿の主役であるPlantopiaです。入口にはデカデカと〈Biggest Cannabis Complex〉の文字が。

国全体がグリーンラッシュで大盛り上がりしているとはいえ、「大麻専門のでっかい複合施設を作っちゃおうぜ!」というアイデアが生まれるあたり、物凄くカオサンらしいと思いませんか?

場所はBuddy Lodge Hotelの地下1階フロア。建物の階段を下るとまずは共有スペースが広がっていて、観光客がイスに座って購入したばかりのマリファナをプカプカ。なかなか衝撃的な光景です。

テナント募集中や工事中の区画も一部ありつつ、1フロア全部大麻関連のショップ。The Green Roomだの、Sky Highだの、Joint Usだの、Hygge Flowerだの、いかにもな店名の看板がズラリと並んでいます。

何店舗くらい入っているのか、正確には把握できなかったものの、大小合わせてかなりの数に上りそう。

 

狙い目は化粧品!?

パッと見た限り、扱っている銘柄はどのショップも似たり寄ったり。もっとも、同じ品種であってもグロワーさんの腕次第で品質は大きく異なるため、だからどうこうって話ではありませんけどね。

ただ、それよりも「流石は大麻専門の複合施設だな~」と感心したのが、ビールやお茶、スウィーツに食用油サプリメントをはじめ、カンナビスを原料とする製品の充実ぶりです。

とりわけ、ヘンプシード・オイルを配合したコスメの数々に、深刻な肌の曲がり角を日々感じている私はウハウハ。

巷のディスペンサリー・ショップでもマッサージ・オイル程度はたまに見かけます。けれども、ブースター美容液リップオイルヘアセラムやあれやこれやと対面できた大麻専門店はPlantopiaだけ。

また、タイ国内の大手化粧品ブランドから出ているヘンプシード・オイル入りの製品と比べ、含有率が段違いに高いのも専門業者ならではです。

ちなみに、私は写真上の日焼け止めエッセンシャル・オイル(共に590THB)をゲットしました。Plantopiaで見つけた化粧品類は、タイのコスメ相場に比べてやや割高。きっとそのぶん効果があるだろうと信じ、大事に使っている最中です。


CBGで出会ったひとりの日本人

せっかくですし、数多のショップのなかから、ビルのオーナー=Buddy Groupが経営するCBG(Cannabis' Clinic by Buddy Grow)にじっくりお邪魔してみました。お店の場所はエントランスの階段を下りて左手側の壁沿い。

マリファナを解禁したバンコクの現在【購入場所や値段について】』の記事内で軽く触れた、非喫煙者の私にも無料でCBDグミをサービスしてくれたのが、こちらのお店です。

立派な喫煙所を併設したCBGでは、しっかりメンテされたピカピカのボングを貸し出していたり、水やジュースのサーバーがあったりして、グミ以外にも気の利いたサービスが盛りだくさん。販売員の皆さんもめちゃくちゃフレンドリーでした。

さて、店内で日本人男性と少し立ち話。彼はカオサンで今年12月に日本語のできるスタッフを常駐させたディスペンサリーをオープンするとか。その開店に先駆け、ここで従業員の研修を行っていたようです。

明らかに吸いすぎてフラフラしている日本人の若者バンコクの街中でちょくちょく見かけ、お節介心がフル稼働していた私は、この男性の話を聞いてちょっと安心したんですよね。

大麻の知識や経験が浅く、それでも「絶対にタイで吸うぞ!」と意気込んでいる方は、彼のショップで自分に合ったネタを見繕ってもらうのがいいんじゃないかと。

もちろん、本当は手を出しちゃダメですよ。しかし、どうせ警告しても吸うんだったら、せめて日本語でやりとりでき、いざという時に頼れるお店がもっと増えるべきだ……みたいな考えです。

とにもかくにも、ぼちぼちグランドオープンしている頃でしょうか。次のバンコク訪問時にはマストで寄らせてもらおうと考えています。

 

久々にカオサンがおもしろい

夜のカオサン通り沿いには、5~10メートル間隔マリファナを売る屋台(※写真上)が出ています。その多くが国の許可を受けずに販売し、警察から抜き打ちで摘発されるケースもしばしば。

一方、Plantopiaに店を構える人たちのほとんどは、何やら有力なバックがついている雰囲気。例えばチラッと名前を出したSky Highは、大麻解禁からわずか半年足らずでエカマイをはじめとする超一等地に5店舗も展開しているヤリ手集団です。

いろいろな人たちが一攫千金を狙い、一斉にヨーイドンで大麻ビジネスに乗り出したタイ。そのギラついた様子が一番よくわかる土地は、他でもないカオサンなんじゃないかと感じています。

長らくマンネリ化していたカオサン通りが、大麻ビジネスの急発展と共に息を吹き返し、俄然おもしろくなってきました。

おそらくこの空気感はいましか味わえないはず。行くならいまです(※決して大麻を吸おうって意味じゃないので、くれぐれも誤解なきよう)。

 

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