前回の記事で書いた通り、入国制限が撤廃され、誰でも自由に行けるようになったタイ(※詳しくはこちらから)。
とはいえ、ピーク時に比べれば少し落ち着いてきたものの、原油価格の高騰や円安の影響によって航空券は概ね高値で売り出され、そこがネックで渡タイを躊躇されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
フルサービスキャリアのキャンペーンで格安チケットを奪取できたはいいけれど、そこに燃油サーチャージが上乗せされ、結局はそれなりの値段になってしまった……なんて話も耳にします。
こんな時の強い味方がLCC。今回は成田-バンコク間で直行便を出しているタイ・エアアジアXとZIPAIRの所感について、サクッと書きたいと思います。
エアアジア、大丈夫か?
LCCでバンコクに行く際は、コロナ前までエアアジアを利用していた私とツレ。しかし、直近の旅行ではJALの子会社であるZIPAIRに切り替えました。
金額の安さはエアアジアに軍配が上がります。それなのにどうしてZIPAIRにしたかと言うと、昨夏より運行を再開したエアアジアのバンコク便に、欠航やスケジュール変更が相次いでいたから。知人も被害に遭い、大憤慨していましたっけ。
そりゃそうだ。せっかく予定を組んでも、飛行機が飛ばなかったらすべて水の泡。「返金されるからいいじゃん」って話ではなく、失った時間は絶対に取り戻せません(※ちなみに、返金手続きもけっこう複雑らしいです)。
なお、フライトの2~3日前に欠航を喰らったその知人は、タイ航空でバンコク入り。追加で15万円近い出費になったというから痛すぎます。
定期便の再開から半年経ち、現在は運行スケジュールもだいぶ安定してきた様子です。それでも私とツレが帰国する日、ZIPAIRのZG52便と5分違いで成田空港へ向かうエアアジアのXJ600便は遅延。出発予定の2時間前を切っても、搭乗開始未定の状態でした。
ZIPAIRのチェックイン・カウンターに並びながら、エアアジアのレーンを1時間くらい横目で観察していた限り、カウンターは一度も開かず、列の長さは伸びる一方。最終的にどの程度の遅延で済んだかはわかりません。その日の晩のうちに無事飛べていたらいいのですが……。
欠航便のチケットが販売中!?
まあ、エアアジアの遅延はコロナ前から日常茶飯事。数時間の遅れであれば目をつぶれます。ところが、いま一部の年末年始便が欠航orフライト変更になっているとの情報が出回っているじゃないですか。
ハイシーズンにつき減便を余儀なくされるほど空席だらけとは考え難く、仮にちょっぴり赤字運行になったとしても、信頼回復のためには予定通り飛ばすべきでは?
さらに解せないのは、欠航になったと思しきフライトのチケットが、先月末の時点でまだ販売中になっている点。おそらく予約確定まで進めばエラーになるとは思いつつ、流石にこれは詐欺でしょう。
航空会社には一切こだわらない私ですら、こうした状態を知ってしまった以上、今後しばらくエアアジアはやめておこうと思った次第です。
ZIPAIRの安心感
そんなわけで、次の渡タイの航空券もZIPAIRでさっそく予約しました。先日の成田―バンコクの往復が受託手荷物代込みで約5,5000円、次回が約6,3000円。
エアアジアのメガセール価格には遠く及ばないにせよ、お金で安心を買ったと考えています(というか、6,3000円なら普通に安く買えているほう?)。
コロナの感染者数に合わせて出入国のルールもまだまだ変わる可能性がゼロとは言い切れない状況を加味した場合、日本人スタッフが多いのもZIPAIRの大きなメリット(いざという時にいろいろ訊けますしね)。
機内Wi-Fiサービスは電波弱すぎてまったく使えなかったけど、座席ごとにUSBポートと電源タップを完備している点にも感動しました。
今まで散々お世話になったエアアジアを裏切るみたいで申し訳なく思う気持ちもわずかにある反面、選択肢が広がるのは悪いことじゃないよな~と、けっこうドライに捉えています。
【追記】AIR JAPANの成田⇔バンコク路線についてこちらのページで取り上げています。ZIPAIRやエアジャパンとの比較も紹介していますので、併せてぜひご参考にしてください。
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