FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

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【タイコスメ紹介】バンコクで買えるプチプラのヘンプオイル配合コスメ

複数回に分けてバンコクマリファナ事情を綴ってきた当ブログ。まだまだ話のネタはたっぷりあるものの、これ以上ダラダラ連投してそっち系の専門ブログ化するのは不本意なので、バンコク大麻シリーズは年内で一旦ストップします。

それを踏まえ、2022年も残りあとわずかとなったタイミングに、どうしても滑り込みでアップしておきたかったのが、今回のヘンプシードオイルを配合したタイ・コスメの紹介記事。

大多数の日本人はガンジャを吸いません。私も然りです。だからタイで合法化されたと聞いても、別に自分とは直接関係ないと思っていました。

しかし、バンコクの街を歩いてみて、非喫煙者である私にも美容方面であれば大麻合法化の恩恵に預かれることがわかったんです。

 

ヘンプシードオイルって何?

グリーンラッシュ真っ只中のタイではコスメ業界もこのバブル景気にガッツリ乗っかり、ヘンプシードオイル入りの新商品を次々と巷に送り込んでいます。

ヘンプシードオイルには保湿効果の高いオメガ3脂肪酸や、抗酸化作用のあるビタミンE、炎症を抑えるオメガ6脂肪酸などなど、お肌に良い成分が目白押し。

言わずもがな、保湿抗酸化作用アンチエイジングに必要不可欠。さらに抗炎症作用はニキビ、湿疹、肌荒れ、アトピーを緩和させる効果が期待されています。

もっとも、グリーンラッシュ云々とは関係なく、Kiehl'sThe Body Shopを筆頭に、ずいぶん前からヘンプシードオイル配合の製品を出していた世界的ブランドも少なくありません。

よって、すでにヘンプシードオイルを日頃のスキンケアに取り入れている方は、日本にもかなりの数いらっしゃるでしょう。

 

CBDオイルとの違いは?

混同されがちなヘンプシードオイルCBDオイルの違いを簡単に説明しておくと、前者はから抽出したもの。上述した通り、さまざまな栄養素が備わっています。

一方の後者は、大麻に含まれる物質のうちCBD(カンナビジオール)を中心に抽出したもの。リラックス作用があり、主にうつ病不眠症、自己免疫疾患の治療目的で活用されてきたのに加え、近年では美容の分野でも注目を集めはじめています。

CBDオイルにも保湿効果抗炎症作用があり、「ヘンプシードオイルよりも効き目が高いんじゃない?」なんて声も一部で上がっているほど(※諸説あり)。

ただし、現段階ではヘンプシードオイルのほうが市場によく出回っています。CBD含有量の多いものは少々お値段も張ります。

したがって、以下に挙げている製品は、わりと見つけやすく、なおかつ、気軽に手を出せるプチプラなヘンプシードオイル配合コスメに特化してチョイスしました。

 

私が購入したヘンプオイル配合の化粧品

①Hemp Seed Oil Serum【IN2IT】

1つ目は、定価259THB(約1000円)でIN2ITより発売されている9ml入りの保湿美容液※IN2ITに関する記事はこちら)。

「水分損失を防いで肌を柔らかくし、シミくすみを元の状態に戻してくれる」というのが、メーカーによる商品説明です。

本当にシミとくすみが消えるかどうかはもう少し使い込んでジャッジしようと思いつつ、トロッとした重めのテクスチャーが乾燥肌の私にもってこい。無臭なのも嬉しいポイントでした。

アルコール、鉱物油(ミネラルオイル)、着色料、遺伝子組み換え生物、防腐剤のパラベンは不使用で、安心して使い続けられそう。リピ買い確定です。

 

②HYA Hemp Seed Oil Bioactive Serum【U STAR】

お次もセラムヘンプシードオイルにヒアルロン酸を足したこの商品は、セール価格で129THB(約500円)でした。定価で買っても260THB。内容量は10mlです。

加齢に抗うのではなく、肌本来の力を引き出して皮膚細胞を修復するのが狙いだとか。具体的な効果として、弾力、潤い、ハリ、トーンアップを打ち出しています。

①よりも伸びが良く、みずみずしいつけ心地。もしかしてオイリー肌普通肌の人向きなのかもしれません。

とりあえず「日本の冬には保湿力が物足りない」と判断した私は、春先まで寝かせることにしました。弾力、潤い、ハリ、トーンアップはしばらくお預けです。

 

③HYA Bright Plus Hemp Seed Oil SPF30 PA++【Beautii Be】

3つ目はヒアルロン酸ヘンプシードオイルをプラスしたパウダー・ファンデーション。99THB(約390円)と破格ながら、これがなかなか優秀でした。

粒子の細かいサラッサラなパウダーは、肌に乗った瞬間に程良くしっとり。メイクの仕上げ時に重宝しています(※カバー力は低いです)。

カラーはC1C2の2展開。「タイ人向けのファンデは日本人の肌色に合うのか?」との疑問に対しては、「心配ご無用」とお答えしておきましょう。

確かにタイ人は日本人よりも平均して肌の色が濃いめ。でも、タイ人女性は自分の肌色より明るいトーンのファンデを選ぶ傾向にあり(皆さん、けっこう白浮きしちゃってます)、売れ筋のC1も私には白すぎました。

ご参考までに、日本のメーカーが出しているファンデだと、私はやや黄みがかった中間色を選ぶケースが多いです。白くはないけど、黒くもありません。本当に日本人の平均くらい……って、こんなんじゃ参考になりませんかね。

ちなみに、Beautii Beヘンプシードオイル入りファンデにはもう1種類、ヒアルロン酸の代わりにタナカ(柑橘系の木を原料とする日焼け止め効果の高い粉)を混ぜたタイプも出ています。

その名もTanaka Ultimate Powder Plus Hemp Seed Oil SPF30 PA++。店頭のサンプルで比較したところ、ヒアルロン酸入りのほうがマットでした。ツヤを求める方はタナカ入りもお試しあれ。

 

④Duo Gro Eyebrow【SIS2SIS】

最後はアイブロウ。定価は199THBで、レジ横のミネラルウォーターを同時購入すると89THB(約350円)になる謎のキャンペーン中でした。まんまとそのキャンペーンに釣られて購入した次第。

ペンシル眉マスカラが一帯になっているのが本品の特徴です。ヘンプシードオイル効果で滑らかなタッチが実現するのかと思いきや、別にそんなわけでもなく、際立った長所はありません(かといって、短所もありません)。

SIS2SISではヘンプシードオイル入りのアイラッシュ・マスカラも発売中。つけまつげ派の私はスルーしました。どちらもバラ撒き土産向き? 物珍しさから、友達や同僚との会話が弾むこと必至です。

 

どこで買えるの?

最後に、購入場所について。①②③はEVEANDBOYで、④はWatsonsでゲットしました。どちらもサイアム店です(※EVEANDBOYはこちらのページで、Watsonsはこちらのページで取り上げています)。

また、今回はヘンプシードオイルを配合したお手頃価格のコスメに焦点を絞りましたが、CBDオイル配合のコスメをお探しの方は、カオサンのPlantopiaに行くと、ある程度、まとめてチェックできます(※詳しくはこちら)。

ついでにもう1つ、サパンクワイのBIG C敷地内に出店していた仮設のディスペンサリーでは、ワンちゃん用のシャンプーまで売られていました(※写真上)。

マリファナを合法化した諸外国のなかでも、大麻ビジネスがこれほどのスピード感と規模感をもって化粧品業界まで波及した例は、現時点でタイの他にありません。だって、法改正からまだ1年も経っていないんですよ。流石は美容大国

日本では考えられない価格帯で販売されているのもありがたい限り。2023年の訪タイ時にも引き続きいろいろ試したいと思っています。

 

【お知らせ】東南アジアで買い付けてきたアイテムを販売中。春夏は水着やリゾート服を中心に、秋冬はアクセサリーを中心にラインナップしています。ぜひチェックしてみてください。

farout.theshop.jp

 

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