カンチャナブリー版カオサンなんて異名を取るクウェー川通り。この通り沿いで印象に残ったディスペンサリー・ショップ(大麻販売店)を、国鉄の駅側からクウェー川橋に向かって順番に紹介しています。今回は後編。前編の記事はこちらのリンクよりご覧いただけます。
Ganja Witch Weed Cafe
後半戦はGanja Witch Weed Cafe(ガンジャ・ウィッチ・ウィード・カフェ)からスタート。前回の最後にピックアップしたMonkey Cannabis(モンキー・カンナビス)の2~3軒隣です。
名前にCafeと付きつつも、小ぢんまりした店内でドリンクを提供している気配はなし(頼めば何か出てくるのか?)。申し訳程度に喫煙者用と思しきソファーは置いていました。
クウェー川通り界隈のショップにはないGanja Witch Weed Cafeならではの魅力は、へンプの茶葉などに加えて、スキンケア用品も扱っている点。
決して品数豊富なわけではないものの、初めて見るパッケージの美容液もチラホラ。逆にDiipを筆頭とした定番メーカーのアイテムは見当たらず、ラインナップがおもしろいです。非喫煙者の私もカンナビス系のコスメは大好物。存分に楽しませてもらいました。
バッズに関しては、有識者曰く「クォリティーはなかなか良し。価格は相場よりも若干高め」とのこと。ご参考までに、最高値が付いていたGranddaddy PurpleやSuper Silver Hazeは1グラム900~1000THB(約3600~4000円)。
育て方や管理方法によっても品質は大きく変わるので、単純な比較はできませんが、確かに同じ品種を半額程度で売っている店はザラにあります。
Canchana
続いてのCanchana(カンチャナ)はロゴに見覚えが……。もしかしてタイのパンガン島とドイツのパーダーボルンに店を構え、CBDオイルを売っているブランドの新店舗かもしれません。
〈もしかして〉とか〈かも〉とか、やけに言葉を濁したのは、名前やロゴを無断拝借している可能性が否定できないため。
現に看板商品のCBDオイルは販売しておらず、本家Chanchanaの公式Instagramやホームページでもカンチャナブリー支店の情報は一切載っていませんでした(※ここまで勘ぐっておいて正規の支店だったらゴメンナサイ)。
ここはもともとMee Khwam Sook(ミー・クワーム・スック ※タピオカミルクティーのチェーン店)が営業していた場所。上掲のGoogleマップをMee Khwam Sookに設定したのは、まだ地図が更新されていなかったせいです。
カンチャナブリーのCanchanaは料金体系がわかりやすく、どれも一律で1グラム450THB(約1800円)。Ganja Witch Weed Cafeでは900THBだったSuper Silver Hazeの交配株、Super Lemon Hazeも450THBです。
私の勝手なイメージだと、交配株のほうが強そうに思えるんですけど、どうなんでしょうかね。一概には言えないのかな?
商品のクォリティーは上々。前提として当ブログの大麻ページは、その道に詳しい人の助言を受けながら作成していて、基本的に優良店のみを掲載しています。
毎度「品質が高い」みたいな表現しかできず本当にお恥ずかしい限り。もちろん、あえて拾っていないだけで、あきらかに低質な店もたくさん存在します。
同じクウェー川通り沿いでも、強い日差しの下で変色した売れ残り大麻を陳列しているディスペンサリーは少なくありません。その手のショップでは余裕で粗悪品を掴まされます。一応、補足でした。
Kaneang
前編でチョイスした3軒も、後編でチョイスしている他のショップも、メインの客層は観光客です。対するKaneang(カンエン)は地元っ子ご用達。
ごくごく普通のおばちゃんが接客してくれるのも和みます。Google検索に引っ掛からず、地図は隣のマッサージ屋に合わせておきました。
ローカルにはタイ原種が人気なようで、タオ産のKDが1グラム150THB(約600円)。品種不明のもっと安価なバッズも並んでいます。
Sour DieselやBlue Dream、Skywalker OGをはじめ、世界的に知られた人気株はだいたい1グラム300~350THB(約1200~1400円)。
知り合いの愛煙家も、カンチャナブリー滞在時はKaneangを贔屓にしていると言っていました。「種類が多く、値段も安く、品質だって申し分なし。管理は雑でも客回転が良いぶん、劣化する前にちゃんと捌けているっぽい」だそうです。
Big Boi Buds Dispensary
ラストに取り上げるのはBig Boi Buds Dispensary(ビッグ・ボーイ・バッズ・ディスペンサリー)。ずいぶんとクウェー川橋に近付いてきました。この店を境にディスペンサリーの数はグッと減ります。
値段幅は450~600THB(約1800~2400円)で、THC濃度25%超えのストロングなブツもいくつか取り揃えています。有識者の意見を仰がずとも見るからにハイクォリティー。
「うちのマリファナは、すべて俺の友達がオーガニック栽培したんだよ」と店主がニコニコ顔で話してくれました。
加えて、アムステルダムの名門Green House Seed Company(グリーン・ハウス・シード・カンパニー)がタイに進出する以前から同社の種を使用していたらしく、諸々を踏まえるとこの価格帯はむしろリーズナブルに思えてきます。
最後に一言
そんなこんなで、前後編の2回に分けてクウェー川通り沿いのディスペンサリー・ショップを7つ選んでみました。締めにこんな文言を添えても説得力がないのは重々承知のうえ、私自身は決して喫煙を推奨していません。
ガンジャの効能や成分自体の是非はさておき、日本人の大麻喫煙が国内外問わず禁止されている以上、「じゃんじゃん吸っちゃってください」と書くのは流石に気が引けます(※そのくせちょくちょく大麻ネタを投稿している理由は前回の記事で記載済み)。
現状の日本の法律では大麻所持が通貨偽造罪や有価証券偽造罪と同じ国外犯に規定されている旨をしっかり認識していただき(※詳しくはこちら)、それでも吸いたい方はくれぐれも自己責任でお願いします。
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