FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

学生時代から夢見ていた「東南アジアで暮らすこと」を実行に移すべく、15年間続けた雑誌編集の仕事を捨てて現在はその準備中。インポートのビーチウェアなどをちょこちょこ売りながら、日本脱出の機会を窺っています。

「ノーヘルOK」って言われたのに……ロンクルア市場周辺で検問に引っ掛かりました!

前回のブログで大まかな特徴をご紹介した、実質は5つの市場から成るロンクルア市場(詳しくはこちらから)。この巨大マーケットを回るにはやはりバイクが必須ということで、今回はそれにまつわるあれこれについて書きたいと思います。

 

料金は1日150THB

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レンタル・バイク屋さんはゴールデンゲート市場の正面入口付近にたくさんあります。返却する時のことを考えたら宿泊先の近くで借りたかったのですが、ゲストハウスのオーナーに尋ねたところ「(レンタル・バイク屋は)市場の近くしかないよ」と言われました。

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値段は3時間100THB(約350円)/1日150THB(約530円)。どこの店も一律プライスです。4日間レンタルしたかった私たちは、ディスカウトの交渉してみるも失敗。ちなみに毎日返す必要はなく、借りっぱなしOKでした。料金は後払い。デポジットもなし。緩いな。言うまでもなくバイクを借りる際に国際免許の提示は求められず、パスポートのコピーを取られるだけ(デポジット代わりにパスポートを預けなくても大丈夫)。手続きは超簡単です。最初にある程度ガソリンも入れてくれます。

そうそう、ゴルフカートで場内を回るのもメジャーなやり方。荷物が多くなることを想定すると便利ではあります。しかし、マーケットの奥に行けば行くほど通路が狭くなり、リヤカーを引いて食べ物を売っている人がいようものなら通り抜けできないので、個人的にはあまりオススメしません。小回りが効いて、お店の前に横付けできるバイクがベターです。私たちはゴールデンゲート入口からバイクで10分弱の宿を取っていたため、荷物が抱えられなくなったらその都度ゲストハウスに戻っていました。

 

市場の周辺でまさかの検問→罰金

マーケットの中でヘルメットなんてしている人はいません。一般道路でもほとんどの人がノーヘル。バイクを借りる際に念のためお店の方に確認したのですが、「No Problem!」と言ってヘルメットを貸してくれもしませんでした

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で、すっかり油断していた最中にまさかの検問! 実施していた場所は上掲の地図に★印を付けているあたりです。検問の手前から不自然なミニ渋滞があったので「何かあるな」とは思っていましたが、まあ、バイク屋が「ノーヘルOK!」と言ってたくらいだし、問題ないだろうと自信満々で通過しようとしたら……思いっきり止められました。地元の人も根こそぎ捕まっていて、その様子を見て道路を逆走する人まで現れるほど。

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罰金は200THB(約700円)。「高けえよ!」ってその瞬間は思いました。何せ以前にカンボジアで捕まった時は、警察から「(金額は)Up To You」と言われ、1人1ドル渡したらOKだったので……。冷静に考えると200THBって別に高くはないですよね。タイの悪名高き警察なら額を上乗せして自分のポケットに入れてもおかしくないですし。しかも、こうして領収書(写真上)みたいなものもくれたので、ちゃんとした正規の金額なんでしょう。

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罰金を支払う際にIDの提示も求められます。パスポートを持ち歩いておいて良かった。これでID不携帯だと、さらに厄介な事態になっているところでした。そうこうして罰金を支払い、書類にサインしたら終了。金さえ払えばあとは普通にノーヘルで通行許可が出ます。どういうこと? まあ、その場で高額のヘルメットを売りつけられるよりは良心的か(笑)。それにしても、タイの警察ってどうして揃いも揃って横柄な態度の奴ばかりなんでしょうかね。地元の方々も舌打ちしまくりで、あまり愛されていない様子はすぐに伝わってきました。

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なお、4泊5日の滞在で検問をやっていたのはこの1回だけ。ホント運が悪かったです。とはいえ、バンコクパタヤでもノーヘルの取り締まりが強化されているようなので、マーケットの場外でもバイクを乗る可能性がある方は、レンタルする際にヘルメットもしっかり借りておきましょう。で、不自然な渋滞に出くわしたらすぐに装着を……とか、テキトーなこと書いていますが、いまの風潮なら近いうちローカルもツーリストも全員ヘルメット着用が本気で義務付けられるんだろうな。

 

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お宝の山!? タイのロンクルア市場ってこんなところ!!

 

いきなりの宣伝でスミマセン。東南アジアで買い付けてきたビーチウェアなどをこちらのサイトで販売していまして、まだ旗揚げしたばかりなので右も左もわからない状態ながら、毎日コツコツがんばってます。

その買い付けの一環としてタイのロンクルア市場へ行ってきました。今回はひとまず「どんな場所なのか」偵察した程度。おそらく年内に再訪するので、そうしたらもうちょっと突っ込んだ説明ができるかと思いますが、せっかくですし、このマーケットについて簡単に紹介させてください。

 

カンボジアとの国境付近にある巨大市場

ロンクルア市場はタイ西部のサケーオ県アランヤプラテート群にあります。カンボジアとの国境は目と鼻の先。バンコクからはバスで6時間ほどです。メインで扱っているのは衣料品バンコクの業者さんがここであれこれ仕入れているほか、世界中からも古着のバイヤーさんが買い付けに来ているようです(日本人バイヤーもチラホラ見かけました)。

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敷地面積は東京ドーム10個分と言われているほどとにかく巨大。とても1日じゃ回り切れません。一口で「ロンクルア市場」と言っても実際は5つの市場から成り、①ゴールデンゲート市場②ロンクルア市場③新ロンクルア市場④ベンジャワン市場⑤デートタイ市場とそれぞれに名前もしっかり付いています。

「違いはあるのか?」と訊かれると、「う~ん、大してないかも……」って感じなのですが、次回訪れた時に効率良く回れるよう、復習も兼ねて半ば強引に各々の特徴を書いてみました。

 

①ゴールデンゲート市場

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最初に現れるのがゴールデンゲート市場。マーケットの目の前にはセブンイレブンがあり、ゲートをくぐるといくつかのレンタル・バイク屋が目に入ってきます。なお、この一帯の市場を回るならバイクはマスト(レンタル・バイクについては次の回で書く予定です)。

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ゴールデンゲート市場は、他の市場と比べて日用品(タイシルクのカーテンから雨具屋さんまで)やシルヴァー・アクセサリー(たいていの商品が金メッキ加工)が多め。

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そして、レストラン+屋台もここのエリアに固まっています。そのフード・ゾーンにはSiam Commercial Bankがあって、窓口での換金ももちろんOK(ATMは比較的どこにでもあるものの、おそらく銀行は場内でここだけ)。

 

②ロンクルア市場

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ゴールデンゲート市場から大きな道路(3466)に沿ってしばらく進むと、今度はロンクルア市場が登場。市場の中から行くとわかりやすい境目があるわけじゃないので、気付いたらゴールデンゲート市場を抜けてロンクルア市場へ入っていた……みたいな作りです。

他の市場にも古着屋はたくさんありますが、店舗数だとこのロンクルア市場がダントツで多い印象。タイダイTシャツデニム、ワークシャツを専門に扱うショップなどがズラリと並んでいます。

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さらに、古着だけじゃなく、アーミー・グッズ子ども服(新品)のお店も豊富ですし、野菜や果物屋もあり、目的なく見物しているだけで十分に楽しいエリア。敷地面積もここが一番大きいような気がします。そうそう、この付近のCafé Amazonには何度かお世話になりました。

 

③新ロンクルア市場

ゴールデンゲート市場とロンクルア市場の奥にある新ロンクルア市場は、「新」と付いてはいるものの、とりたてて新しい感じはしません(笑)。奥まっているせいか、人もまばらでちょっと暗い。

写真を撮り損ねましたが、ここはユーズドのスニーカー、サッカーを中心としたユニフォーム系の古着、そしてバッグ類が充実しています。コピー商品が中心のバッグはさておき、中古のスニーカーはかなり掘り出し物と出会えそう。乱雑に並べているお店が目立つなか、スタンスミスだけをキレイに陳列していたり、珍しい色/柄物のコンヴァースを集めている店もあったりと、購買意欲がそそられます。

 

④ベンジャワン市場

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ベンジャワン市場は新品/中古問わずレディースものが多め。水着やラッシュガードを売っているショップもチラホラあったのと、あとは②のロンクルア市場に次いで古着の質が良さげでした。タイでは必要ないであろうブルゾンやパーカーのお店も点在し、ナイキやアディダスのヴィンテージ・アイテムノース・フェイスなどアウトドア・ブランドものは、メルカリあたりで売ったら高く売れそうです。もっとも、

古着の知識がないと本物/偽物の区別がつきづらいため、私は手を出せませんでした。

もうひとつ、ベンジャワン市場で大量に見かけたのがぬいぐるみのお店。大多数がお粗末なコピー商品で、結構笑える&見ようによってはカワイイです(笑)。

 

⑤デートタイ市場

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ラストのデートタイ市場スルーしてOKかと思います。仲介人を挿めば売ってくれるのかもしれませんが、一見さんの私はダメでした。というか、そもそも商品を売っているエリアではない可能性も!? なぜならほとんどのお店がスニーカーのクリーニング屋で、軒先や屋根の上で靴を干していたから。とにかく物凄い量です。一生分のスニーカーを見た気が……。

という、5つの市場で構成された通称「ロンクルア市場」。近いうちこのブログで実際に自分がショッピングしてみた感想なども書いてみようかな~と思っています。

 

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カンボジアから陸路でタイへ② ~出入国審査編~

前回のブログでプノンペンから国境の街ポイペトまでの道中についてレポートしましたが(*詳しくはこちらから)、今回はその続き。いよいよカンボジアを出国/タイに入国です。

 

まずは出国!

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同じバスでポイペトへ向かった乗客に「どういうルートで国境まで来たかバス会社で証明書をもらい、それをぶら下げて出国審査を受けるのよ」と教えてもらったものの、何やら外国人がカンボジアを出る際には不要っぽいということをスタッフの身振り手振りから察知した私たち。とりあえず出国管理事務所へ向かってみました。ちなみにタイからカンボジアへ入る時はバス会社に「証明書」的なカードを発行してもらう必要があるみたいです。

出国審査コーナーで並ぶこと20分、無事にスタンプを押してもらえました。空港と同じく指紋も取られます。機械の反応がやや悪く、そこまで混んでないのに20分待ちという……。まあまあ、これくらいの待ち時間なら何てことないですけどね。

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お次は矢印に従って200mほど歩きます。途中、右側にカジノがあり、ツレがそこでトイレを借りていました(どうでもいいって? いやいや、トイレ情報は大事です)。パジャマ姿で国境を渡ろうとする人がいたり、空港ではなかなか見られない光景が広がっていておもしろいです。

 

タイの入国審査でイライラ

タイの入国審査事務所は、カンボジアの出国管理事務所から標識通り200mほど進んだところにあります。建物に入ると書類を書くコーナーに出くわすので、まずはそれを記入。

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そのすぐ先がImmigration Controlなのですが……、あきらかに要領の悪い並ばせ方。パッと見ただけでゲンナリです。中国人の団体客が割り込んできたり、荷物を置いて場所取りしたり、やりたい放題。ここは「マナー云々」などと言ってる場合ではなく、多少なりともガツガツいかなきゃ本当に埒が明かなくなるのでご注意を。

18時15分に並びはじめた私たちが、入国審査を通過できたのは19時10分。「1時間くらいなら余裕じゃん」と思われた方、違うんです、そこまで人が多くないのにこれですよ。朝~昼の混雑タイムはドえらいことになっていそう

そうそう、入国書類に現地滞在先を書く欄があるのですが、私はホテル名だけを記載していました(飛行機の時もそうしてます)。で、入国審査の人から住所も書くように言われ、本気の冷や汗。「もう1回最後尾に並び直さなきゃいけないの?」と。でも最悪の事態は免れ、「少し脇にズレて住所を書いたら先頭に並んでOK」と言われました。良かった、良かった。だけど、ちょっと腑に落ちないんですよね。なぜってツレも住所までは書いていなかったから。審査する人の匙加減かよ! とにかく、タイの入国審査はイライラの連続だったわけです。

 

タイ側の国境の街はちょっと怖い?

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そうこうして外へ出る頃にはあたり一面すっかり真っ暗。小雨交じりでちょっと怖い。時間帯のせいなのか、当てにしていたトゥクトゥクもほとんど待機しておらず、「ビザを申請してやるよ」と声をかけてくる人がチラホラいたくらい。おいおい、どう見ても私たちはいま入国したばかりでしょうが! それにカンボジアのアライバル・ビザなんてめっちゃ簡単に申請できるし……。

とりあえず灯りに吸い寄せられるようにケンタッキーフライドチキンへ入り、ムリヤリ夜ごはん。本当は地元のレストランで食べたかったけど、「そもそも店は開いているのか?」ということでディナー難民になることだけは避けようと苦渋の決断です。とはいえ、まだ20時前なんですけどね。KFCの入っているSTAR PLAZAと少し先のセブンイレブン以外に営業中っぽい店が目に入ってこなかったので、ちょっと焦ってしまいました。

なお、インドネシアミャンマーなど東南アジア地域の多くはKFCがちょっとした高級店みたいになっていますが、タイのKFCはリーズナブル。ただし、衣が厚めで味は日本のほうがダントツ美味しいし、セットのドリンクがコーラ一択っていうのにもビビリました。余談ですが、いままで食べたKFC史上もっとも旨かったのはバリのクタ店です。タイでチェーン店系のフライドチキンを食べるなら、やっぱりFIVE STARかな。

不幸中の幸いと言うべきか、地図を確認してみたらイミグレから宿まで徒歩で30分くらいの距離だとわかり、トゥクトゥク探しは諦めて小雨の中をトボトボ歩くことに。明るい時間に改めて見たらまったく危険な感じはしませんでしたし、巨大市場を中心に回っている街なので夜型ではなく朝型なエリアってことくらい、少し考えたらわかりそうなものですが、この時は天候のせいか初めて訪れる街にマックス不安でした。国境付近って犯罪も多いってよく耳にしますしね。

そんなこんなでカンボジアの旅が終了し、ここからタイ編がスタートしていきます。次回以降はロンクルア市場のお話を。また読んでいただけたら嬉しいです。

 

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カンボジアから陸路でタイへ① ~バス移動編~

お金よりも時間を節約するため、海外で長距離移動する際にはわりと飛行機を選んでいた私。しかし仕事を辞めて時間だけはたっぷりできたので(それに反比例して貯金額は右肩下がり)、人生で初めて陸路での国境越えに挑戦してみました。その様子を2回に分けてレポートしたいと思います。

 

バスの選び方

プノンペンから国境の街ポイペト行きのバスはいろいろな会社が毎日運航。寝台タイプの「HOTEL BUS」、ミニバス・タイプの「VIP VAN」、大型バス・タイプの「BUS」と種類はさまざまながら、どれも値段は似たり寄ったりです(大型バスがやや安め)。予約サイト「BOOKME.COM」で検索し、午前出発ボーディング・ポイントまでのアクセスが簡単、さらにVIP VANという3つの条件のもと、乗車するバスをチョイスしました。

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なぜVIP VANタイプにしたかと言うと、カンボジアは都会を少し離れるとデコボコな道路が多く、工事でもしていようものなら大混雑。そんな時、小回りの効くミニバスだったら大型トラックをガンガン抜いてくれるからです。あとは乗客の数も限られ、途中でお客さんの乗り降りも少ないですしね。ちょっとでも移動時間を短縮するための策です。

そんなこんなで、諸々の条件を満たしたVirak Bunthamの8時便に決定。ブッキングと支払いもそのままBOOKME.COMで済ませました。運賃は1人15.5ドルです。

 

Virak Bunthamのプノンペン・オフィス

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ポイペト便が発着するVirak Bunthamのオフィスはプノンペン・オリンピックスタジアムのすぐ近く。目の前にはオリンピック市場があります。

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このマーケットは衣料品を中心に扱っていて、朝から業者の方で賑わっています。市場の周りには食べ物屋台がズラリ。一口メモとしては、オルセー市場の屋台よりも美味しく、セントラル市場の屋台よりも格段にリーズナブル。トゥールスレン虐殺博物館からも徒歩圏内なので、観光ついでに足を伸ばしてみるとおもしろいかと思います(マーケット自体は観光客がショッピングするような場所じゃないです)。

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それはさておき、出発の20分前までに指定の場所へ行ってチェックインを済ませ、案内に従うまま荷物をミニバスに積み、定刻通り午前8時に発車。「どうせ時間も遅れるだろうから……」と屋台で何か食べる気満々でしたが、その計画は失敗に終わりました。

 

いざポイペトへ!

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Mekong Express社やGiant Ibis社のようなミネラル・ウォーターのサービスはなし。乗車する前に飲み物を用意しておきましょう。シートの座り心地はなかなか良かったです。

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プノンペンを出て2時間後の10時30分にガソリン・スタンドでトイレ休憩。ガススタにはミニマートやカフェも併設されています。

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ランチは1度目のトイレ休憩からわずか1時間後。休憩のスパンが意外と短い。ガススタでお菓子とか買わないでおいて良かったです(笑)。昼食はショーケースから好きなおかずを選ぶスタイル。値段のシステムがよくわからなかったのですが、3皿頼んでコーラを付けて2人で7ドル強。ライスは食べ放題です。ナスとひき肉の炒め物と干した魚の煮物、そして青菜炒め(おそらくケール)――3品どれも美味しくいただけました。

ぶっちゃけ「今回のカンボジア旅行で食べたローカル料理の中で一番美味しかった」と言えるほど。ただし、潔癖症気味の人には若干厳しいかも。まあ、バス移動の休憩で連れて行かれるレストランは高いところが多いなか、ここは比較的リーズナブルだったので私にとってはナイスなお店でした。

 

やっぱり時間通りには着きません

30分のランチ休憩を挿み、次のトイレ休憩は2時間半後の14時30分。バス会社のオフィスに停車したので、うっかりポイペトに着いたのかとぬか喜びしてしました。だって、事前に伝えられていた到着予定時刻は15時ですよ。かなりスピードを出していたし、「30分も時間を巻いたのか!」と勘違いして当然? しかし、実際に目的地へ着いたのは17時でした。2時間遅れカンボジアは時間にルーズですからね。これくらいの遅れは大目に見るしかないです。

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バスの終着ポイントは道路を挿んでイミグレのほぼ向かい側にあるVirak Bunthamのオフィス。同じバスに乗ったカンボジア人のお客さんが「どういうルートで国境まで来たかバス会社で証明書をもらい、それをぶら下げて出国審査を受けるのよ」と教えてくれたのですが、どうやら外国人にはその証明書が不要っぽいです。一度スタッフにパスポートを預けるも、ちょっと待たされた後に早口の説明と謎のジェスチャー付きでパスポートのみ戻ってきました。で、わけもわからぬまま、とりあえずイミグレの方向へ行ってみることに……。

というところで、「陸路で国境越え~前編~」はここまで。次回はいよいよタイへ渡ります。

 

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カンボジア人と仲良くなれる魔法の言葉

しばらくカンボジアのネタが続いていますが、間もなくそれも一旦終了。ぼちぼちタイへ移動します。が、その前にカンボジア旅行をより楽しく、よりスムースにしてくれるクメール語をいくつかレクチャーしましょう。最初に書いておくと、めちゃくちゃ初歩的なやつです(笑)。

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まず前提として、カンボジアにいま日本人が行くとかなりの高確率で中国人に間違われます。これが少々厄介で……。現在カンボジア国内では中国からお金と人がドドッと押し寄せ、それに伴い中国人による犯罪が急増。大きな社会問題になっています(詳しくはこちらから)。当たり前ですが、悪さをしているのはごく一部なんですけどね。しかし、そういう状況なので地元の方の多くが中国人に対して懐疑的なんです。

もともとお隣のタイと比べてもシャイな人が多いカンボジア。そこに中国への警戒心も加わって、東アジア顔の人間に心を閉ざしがちな空気が流れています。それを打破できるツールこそが地元の言語。知り合いになったカンボジアの人いわく「中国から来た人は、英語はしゃべってもクメール語は絶対に使わない」らしいです。まあ、何となく想像はつきますが、これはあくまでもこの人個人の見解ですよ。ただ、実際にちょろっとクメール語で何か話しかけると、それまでは不愛想だった人も「日本から来たの?」と笑顔で接してくれます。

さてさて、前置きはこれくらいにさっそく始めますね!

 

まず覚えるべきは「ソクサバーイ」

ソクサバーイ(アルファベット表記するとSok Sabay)」は、語尾を上げると「元気ですか?」、語尾を下げると「元気です!」という意味。単に身体の健康状態だけじゃなく、「心もイイ感じ?」みたいなニュアンスが含まれているそうです。キレイな言葉ですね。とりあえずこれさえ覚えておけば掴みはOK!

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私のツレは「ソクサバーイ」を万能の挨拶言葉だと思っていて、出会い頭はもちろん別れ際にも「ソクサバーイ」を連発し、お店の人などから爆笑されていました。おそらくハワイ語でいう「アロハ」のような意味で捉えていたのかな? 当然、使い方は間違っています。でも、その誤用から会話は弾み、仲良くなれたのも事実。そう考えるとある意味で万能の言葉なのかも。皆さんもカンボジアの方と出会ったら臆することなく使ってみてください。

 

お次は「オークン」

次に必要になってくるのは「ありがとう」。これはクメール語で「オークン(Okun)」と言います。丁寧な言い方にすると「オークン・チュラウン(Okun Chraun)」。初対面の人や目上の方にはこちらのほうが相応しいかと思いますが、短いほうが覚えやすいので、パッと出てくるようになるまで私は「オークン」でいくつもりです。

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失礼にあたらないかって? 確かにそうなんですが、そもそもクメール語をまったく聴き取れないし、話せもしないんですよ。言わずもがな、発音だってめちゃくちゃ。だけど、拙いながらも何とか地元の言葉を使おうと努力する姿勢が大事であって、気持ちさえ伝われば初期段階としては合格なんです(と私は信じています)。

 

「こんにちは」は?

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続いては「こんにちは」。丁寧に言うと「チュムリアップ・スオ(Chumreap Suo)」です。これが難関でした。アンコール・ワットの観光拠点である地名の「シェムリアップ」とゴチャゴチャになってしまって……。ちなみに私は海外旅行が好きなくせして、学生時代から外国語の学習能力が著しく乏しいです(カタカナに弱い)。

なので、「チュムリアップ・スオ」は早々に頭の隅っこに追いやり、「オークン」と同様フランクな言い方の「スオスダイ(Suo Sudai)」を使っていました。何度も書きますが、ひとまず伝われば良いんです。なお、これは昼夜を問わず使用できる便利な挨拶言葉です。

 

最後は別れの挨拶

さようなら」も丁寧な言い方とくだけた言い方があります。まず丁寧なほうは「チュムリアップ・リア(Chumreap Lea)」。これも「シェムリアップ」と混同してしまうヤツですね(私だけ?)。なので、軽いノリの「リア・リア(Lea Lea)」で覚えています。おそらく「じゃあね!」くらいの感じなのでしょうか。語感が可愛い。

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そして、もうひとつオススメなのは、「またね!」という意味の「リア・ハウィ(Lea Haoi)」。同じフランクな言い方なら、こっちのほうが素敵かな。「またここに戻って来たい!」っていう想いが込められますもんね。

 

以上、私がかろうじて覚えたクメール語でした。たかが挨拶、されど挨拶です。これだけでもカンボジア人から見た印象はだいぶ良くなるはずですし、何より地元の言葉を話す=相手の文化への敬意も示せると思うので、これは積極的に使わない手はないですよ!

そんなこんなで、最後まで読んでいただいて「オークン!」……なんつって。

 

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シハヌークビルのちょっと怖めな一角にある「中国馬氏蘭州拉麺」!

プノンペンの「北京拉麺大王」に続き、カンボジアで出会った美味いラーメン屋の紹介記事第2弾です。今回の舞台はシハヌークビルの「中国馬氏蘭州拉麺」。「シハヌークにおける中国企業の土地開発」について散々ああだこうだ書いてきましたが、一旦それは忘れてください(笑)。中国の食文化は本当に偉大です。リスペクト!

 

バスターミナル裏側のちょっと怪しいエリア

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私が訪店した「中国馬氏蘭州拉麺」は、シハヌークバスターミナル裏側にあります。こちらは2号店。原付で走っている時、オーチュティール・ビーチ近辺にも店舗を見つけたのですが(本店なのかは不明)、前後左右で大掛かりな工事をしていたために空気がめちゃくちゃ悪く、とても食事しようという気分にはなれなかったので、2号店にしか行っていません。

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お店はEakareach通り側からバスターミナルを過ぎて1本目の道を右に曲がり、少し進むと見えてきます。一般の観光客が入るような道ではないかな。私も偶然迷い込んで発見した感じです。ここは完全に中国人エリアカンボジア人すらほぼいません。なので、入店するのに多少の勇気はいりつつ、やはり食欲には勝てませんでした。

 

看板メニューは牛肉拉麺!

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昨年あたりから日本でも人気の蘭州拉麺は、何と言ってもコシが命。細麺から刀削麺まで麺自体の太さはさまざまながら、このコシが中国にある他のエリアのラーメンとは明確に違うのです。で、中国馬氏蘭州拉麺の看板メニューも、本場の甘粛省でもっともポピュラーな牛肉拉麺(4ドル)。初回に訪れた際は迷わずこれをチョイスしました。牛骨ベースのスープは凄くあっさり。薬味のパクチーが良いアクセントです。

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2度目に行った時は麻辣拉麺(5ドル)をオーダー。優しい味付けの牛肉拉麺に対し、こっちはかなりのパンチが……。とにかく辛い! 中本の北極ラーメンをペロリと食べられる私が、麺をすするとむせてしまうレヴェル。花山椒がどっさり入っていて、青唐辛子もゴロゴロいます。最初は完食できるか不安でしたが、どうにもこうにもヤミツキになるお味。思い出しただけでまた食べたくなってきました(笑)。

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また、青菜刀削麺は牛肉拉麺よりも輪を掛けてさっぱりテイスト。「これまで食べてきたものの中で一番あっさりしているかも!?」と思ったほどです(物足りなくなったらラー油を入れて微調整)。さらに、ツレが頼んだ汁なしの牛肉涼麺(5ドル)ピリ辛で絶品。ちなみにご飯モノの種類も豊富です。

 

この店での注意事項

先述した通り中国馬氏蘭州拉麺の2号店は、思いっきり中国人エリアにあります。現在のシハヌークはどこもかしこも中国系の方だらけですが、ここは特に濃い。なので、店内に入った瞬間から会計を済ませて外に出るまで、容赦なく他のお客さんにジロジロ見られます。しかも店のド真ん前でカジノの建設工事を行っていたためか、その関係者がめちゃくちゃ多い。街中で出くわす旅行者とは少し雰囲気が違うというか、要は成金のチンピラっぽいんですよね。ここはハラール認証のお店酒類は扱っておらず、デカデカとその断り書きも貼ってあるのですが、にも関わらず「ビールを出せ」とゴネる客までいました。

で、私たちに対しては、明らかにこちらを見て差別的な言葉とジェスチャーを繰り返し、仲間内でゲラゲラ笑うという……。気にしないようにしていても、かなり気分悪いです。業を煮やした私のツレは、わざわざそのグループの近くを通って舌打ち&日本語でちょっとした暴言を吐いていました。すると、私たちを侮辱するような態度はストップ。おそらく「こういう時に日本人は何も言えないだろう」みたいなイメージを持っていたのでしょう、ちょっと驚いた様子でバツが悪そうに店を出ていきました。ざまあみろ、日本人をナメんなよ! ただし、これは結構ギリギリな行為。相手を刺激しすぎて取っ組み合いの喧嘩にでもなったら大変です。もしこういう場面に遭遇したら、程良い匙加減で日本人への差別行為にNo!な意志を示してください

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もっとも、こんな人ばかりじゃないですよ。私たちのテーブルに箸がなかった際、近くにいたカップルが自分たちの席にある箸箱を笑顔ですっと差し出してくれましたし、店員さんも最初こそ不愛想でしたが、回を重ねるごとにフレンドリーに接してくれ、スコールが降った時などはお店で待機するよう促してもくれました。運が悪ければマナーの悪い輩と鉢合わせる可能性が……程度に思っておいていただけると幸いです。

 

そうそう、もうひとつ大事なことを書いておかなくては。ここの閉店時間は14時です。早いな。これが一番の注意事項。日本での出店を熱望するくらい味は最高なので、シハヌークのバスターミナルを利用される際にはぜひ行ってみてください。

 

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変わりゆくオートレス・ヴィレッジで奮闘するゴハン屋さん

前回ご紹介したMushroom Pointに続いてオートレス・ビーチ周辺のお話。オートレス・ビーチを少し南下するとオートレス・ヴィレッジという場所に出くわします。何か大きな目印があるわけじゃないんですが、このあたりに店が並んでいるのはオートレス・ヴィレッジだけなので、行けばすぐわかると思います。

オートレス・ヴィレッジの端っこにあるArny's Rest Guesthouseに宿泊したため、おのずとこの近辺をウロウロすることが多く、今回は街(と呼べるほどデカくはない)の近況とよく行ったゴハン屋さんについて書いてみます。

 

オートレス・ヴィレッジの現在

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目の前のビーチはこんな感じ。人はめちゃくちゃ少なく、まったり夕日が臨めるイイ感じのスポットです。

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しかしながら、後ろを振り返ればこういう状態。以前のブログでも書いた通り、このエリアにも中国マネーがガンガン流入しています。

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牛さんたちがのんびりお散歩しているような道路の脇に、ドーンッとカジノが建っていたりして、ちょっと異様な光景。中国人観光客を相手にしたマッサージ屋という名目の風俗店もチラホラ営業していたり……。

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街(村?)の様子が短期間で一変したため、ここで商売していたヨーロッパ人たちは次々と店じまい(そこそこ賑わっていた店さえも!)。多くの物件が売りに出されていて、少し淋しい雰囲気です。私の訪れた時期が雨季に入る寸前ということも重なって、営業中であってもお客さんはゼロというお店がほとんど。そんななか、どんな時間帯に行ってもまあまあ人のいたレストランがHAPPY POP PIZZAです。

 

何でもありのHAPPY POP PIZZA

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店名とは裏腹に、カンボジアの裏名物(?)ハッピー・ピザはありません。でも、ハッピー・シェイクは5ドルで販売してます。あ、別にオススメしてるわけじゃないですよ(笑)。

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この店は何が看板料理なのかわからないほどメニューが豊富。特にピザを推しているわけでもなかったです。ローカル・フード~BBQ、欧米料理や近隣諸国のお料理まで、悪く言えば節操がない。こういう「何でもあります」的な店はクォリティーが低いイメージなんですが、HAPPY POP PIZZAは何を食べてもだいたいイケます。感動するほど美味いわけじゃないものの、味付けが優しく、ついつい食べたくなってしまうような……家庭料理みたいなノリでしょうか。加えてお値段もリーズナブルです。

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ひとつ補足しておくと、この店に「本格的な味」を求めてはいけません。例えば、マッサマン。煎ったorペースト状にしたピーナッツではなく、生のピーナッツが何となく付け足されています。これじゃ入れる意味があんまりない。私たちの知るいろんな具材の持ち味が複雑に絡み合った、深い味わいのあのマッサマンとは完全に別モノです。ガーリック・トーストにしたって、ニンニクがゴロッとそのまま乗っていたし、総じて何かが少しずつ間違っています。だけど、それなりに美味いから許せちゃう。そんなこんなでシハヌークビル滞在中の約1週間は、飽きもせず毎日ここへ行っていました。

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念のため地図も貼っておきます(↑)。

 

ラップサンドがウリのMarwella

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もう一軒、比較的お客さんが入っていたのはMarwella。HAPPY POP PIZZAの通りを少しだけ奥に進んだら右側に見えてきます。

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ここはメニューが少なく、ケバブを包んだラップサンでピンポイント勝負。一応ネパールのモモのような料理(見た目は餃子)もありましたが、これはオーダーしませんでした。上の写真はチキンラップ(1.5ドル)。野菜も採れてお得感あります。1人2本は余裕で食べれてしまう味とサイズ感。

なお、ハラール料理店なのでお酒は一切飲めません。飲み物のメニューは水かコーラか7UPか……みたいな感じ。オートレス・ビーチ周辺であれば配達もしてくれるそうです。

 

今回のシハヌーク旅では食べ物で冒険するようなことはほぼなく、HAPPY POP PIZZA然り、決まったお店にだけ足を運んでいました。かつて人気のあったOtres City Restaurant and Barも閉店していたし、イタリア人オーナーの作るピザ&パスタが好評だったJinすら、かろうじて営業していたものの店自体は売りに出されていたし……。周辺の工事が終わるまではしばらくこんな状態が続くのかな。

時間さえ経てば街も少しは落ち着きを取り戻すはずですし、いま残っているオーナーの皆さんには何とか踏ん張ってこの状況を乗り越えていただきたいです。カンボジアが大好きで、シハヌークもやっぱり嫌いにはなれないので、年内にまた途中経過を見に行けたらいいな。

 

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オートレス・ビーチにある「Mushroom Point」って何だ?

前回のブログで「急速に中国化するシハヌークビルの現状」をレポートしましたが(*詳しくはこちらから)、中心地から少し離れたオートレス・ビーチ周辺でも着々と中国化が進行しています。海の透明度が高く、夕日もキレイなことで人気を博したこのエリア。以前は欧米のツーリストがほとんどで、アジア人観光客はごくわずか。ヒッピー的な風貌の人がわんさかいて、なかなかおもしろい場所だったのです。

で、現在は変化の時期というか、場所の空気がガラリと変わりつつあって……。しかしながら、そんななかでも「かつての魅力」が完全に失われたわけではなく、その証拠のひとつとして数年前までのオートレス・ビーチっぽさが味わえるレストラン兼ゲストハウス「Mushroom Point」をご紹介したいと思います。

 

オートレス・ビーチの目の前

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Mushroom Pointがあるのはオートレス・ビーチ沿いの舗装されていない道路脇。下は赤土なので、ちょっとでも雨が降ろうものなら即ぬかるみますし、道の真ん中でワンちゃんとニワトリが追いかけっこしていたり何かして、非常にのどか。街の中心部から来ると、Last Hippie Standingというカフェ&バー兼クラブが目印になる一角です。

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少し話は逸れますが、このLast Hippie Standingは夜な夜なそれっぽい人が集まるスポット。かかっている音楽はサイケ・トランスがメインです。ドレッドの店員さん(ガリガリ)は良い奴そうでした。

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さらにこの道にはいくつかレストランやゲストハウスが並んでいて、以前はもっとラヴ&ピースな雰囲気でしたが、半分近い店舗のオーナーが中国人に代わり、いまや大音量で音楽が聴こえてくる店は激減。それでも上の写真のような場所も残っていて、いろんな文化がクロスしている(≒隣り合っている)様子はあまり他じゃ味わえないものだと思います。一言で表現すると「カオス」。

 

フツーに美味しいお店です

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さて、お目当てのMushroom Pointは、そんなカオティックな小路をしばらく進んだ場所にあります。外観がこんななので、まず見過ごすことはないはず。

お店の名前から皆さんが何を想像したかはわかりませんが、丸い藁ぶき屋根の小さなヴィラがポコポコ建っていて、その姿がマッシュルームっぽいからこのネーミング……ということに、とりあえずはしておきましょうか。シハヌークにおけるトリップアドバイザーの宿泊施設ランキングでも上位に入っていますし、別にヤバイ感じをウリにしている店ではありません。タイのパンガン島などで見られる「魔法のマッシュルームが入ったオムレツ」なんてものもメニューには載っていないので悪しからず。

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朝食のメニューはこれ(↑)。3~5ドル+ドリンク代と、まあ安くはないです。オススメは手作りのヨーグルト。「With ミューズリー(3ドル)」にするとシリアルとヨーグルトの分量がアンバランスで、口の中がモソモソになるため、機会があったらぜひ「With フルーツ(3.5ドル)」のほうで! そして夜になるとイタリアンがメインになります。5ドルのペンネ・ポモドーロはやや冷めた状態で出てきて残念でしたが(味は良かった)、6ドルのマルゲリータ・ピザには大満足。

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雨季へ突入する直前の閑散期に訪れたせいか、店内はいつもガランとしていて、まったりするには持ってこい。スコールが降りそうになるとここに入ってお茶を飲み、雨が上がるのを待っていました。

 

えっ、ハッピー●●!?

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ちなみに、5ドルでハッピー・クッキーもオーダーできます。「ハッピー・クッキーとは何ぞや?」と申しますと、平たく言えば「ハッピーになれる成分の入ったクッキー」。万が一お子さんがデザートで食べたがっても、親御さんは止めてあげてくださいね。なお、ここのクッキーはかなりヴォリューミーで、複数の人とシェアして食べるスタイルらしいです。念のため書いておくと私は食べていません。

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Mushroom Pointの他にも、「ハッピー・ピザ」や「ハッピー・シェイク」をサーヴしている店がチラホラ。「ハッピー」が付くとだいたいそういうことです。スキモノの方は参考にしてください(こんなこと書いて大丈夫なのか?)。で、特にハッピー系のあれこれはオートレス・ビーチ周辺で発見することが多く、そこにかつての名残を感じたり……。

諸手を挙げてこういう風土に賛成するわけじゃないんですが、フリーダムな環境もオートレス・ビーチっぽさだと思うので、それが減っていることに対して淋しさを覚えるのも事実。ちょうどいま中国系企業による建設ラッシュが起こっていて、いたるところで工事の騒音が鳴り響き、心なしか殺伐としているこの一帯。工事がひと段落し、ふたたび街に平穏が戻る頃には、ヒッピー的なノリも少しは復活していることを願わんばかりです。

 

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目で見て感じたシハヌークビルの現状

2019年6月22日、ちょうどこのブログをアップしようかな~と思っていた矢先に、「シハヌークで建物が倒壊し、複数の死者が出ている」というニュースが舞い込んできました。まだまだ被害は拡大しそうな気配。事故現場は中国企業が所有する建設中のビルです。

先月シハヌークへ行き、想像以上に物凄い勢いでこの街が中国化している様子を目の当たりにしたばかりで、不謹慎な言い方かもしれませんが、「こういう事故がいつか起こるのではないか」と思ってました。

前回シハヌークを訪れたのは1年半前。その頃から大型カジノ&ホテルの建設ラッシュがかなり進行していたとはいえ、たった1年半の間に街はここまで様変わりするのか……と。昼夜問わずいたるところから工事の騒音が聞こえ、突貫で新しい街を作ろうとする姿は一言で言うと「異常」。

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現在シハヌークで起こっている中国マネーの流入には賛否両論ありつつ、ブログもひとつの立派なメディアと捉えていて(このブログのアクセス数はまだまだ少ないですけどね)、こういう場で薄い知識しかない私が政治的な意見を述べるのはどうかな~と思い、今回は自分の目で見て感じたことをなるべくフラットな気持ちで書いてみたいと思います。期せずして大惨事とタイミングが重なってしまい、とても複雑な気分なのですが、まずは亡くなった方のご冥福を祈ると共に、被害に遭われた方に心からお見舞い申し上げます。

 

親中派なフン・セン首相

本題に入る前にちょっとだけ予備知識を。カンボジアの現首相フン・センさんはもともとポル・ポト派の人物。77年にポル・ポト派を離れて一時は亡命しているものの、出どころを考えたら彼が親中的な立場を取っているのも納得でしょうか。この人が中国からの支援を後ろ盾に抵抗政党をムリヤリ解散させるなど、なかなか強引な政治を進めているようです(それに対する反発デモをプノンペンで何度か目にしました)。

そんな背景もあって、フン・センさんは中国に頭が上がらない状態。中国本土で車の免許を持っていない人がカンボジアではすんなりレンタカーできたりして、中国人によるひき逃げ事故が多発している……という話をローカルの方から聞きましたし、麻薬の売買、不法滞在、偽装結構などなど、カンボジア国内における中国人犯罪も急増していると地元の警察当局が発表しているのですが、それでも首相は見て見ぬふりです。

 

大渋滞は工事のせい?

これを踏まえてシハヌークの話。「シハヌークビルを第二のマカオにしたい!」という中国側の要求に、政府は「どうぞどうぞ」と低姿勢で応えるしかないのでしょう(たぶん)。シハヌークに到着して最初に驚いたのが交通量の多さ。1年半前と比べたら中心地は3倍以上になった気が。

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その一番の原因は中国資本によるレジャー施設の工事だと思われます。「工事を始める前に周辺の道路を整備すればいいのに……」って感じなんですが、舗装されていないデコボコ道の脇にドーンっと巨大なカジノなんかを建てようとするもんだから、大型トラックが道路をふさぐこととなり、結果的に一般人は立ち往生。排気ガスの量も多く、バイクで走っていると息苦しくなるほどです。その排気ガスカンボジア特有の粒子の細かい赤土が合わさって、バッグや服はすぐドロドロに。白Tなんて着られたもんじゃありません。リゾート地なのにこのありさまですよ。東京よりも空気がまずいなんて、信じられます?

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また、街を歩けば中国語で書かれた看板だらけで、クメール語のほうが少ないくらい(大袈裟に話を盛っているわけじゃありません)。ぶっちゃけ自分がいまどこの国にいるのか一瞬わからなくなりました。

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こういう状況に嫌気が差してか、欧米からのツーリストは激減。さらに大量に訪れる中国人観光客のほとんどがホテルもレストランも同志の経営しているところを利用するので、非中国人系の人がやっているお店は経営難に陥っている模様でした。例えば「ヒッピー・ゾーン」として愛され、ヨーロッパ人オーナーの営むゲストハウスやレストランが数多く立ち並んでいたオートレス・ビーチ周辺では、かなりの数の物件が売り出し中。そこにシハヌークで事業を拡大しようとする中国商人が入り込み……という感じっぽいです。何せ内見している中国系の方々をたくさん目にしましたからね。シハヌークへ行ったことのある人なら、「街のド真ん中はともかくオートレス・ビーチにまで……」と少し複雑な気持ちになるかも。

 

今度はマンションの建設ラッシュ!?

2019年の現在は、数年前から進んでいたカジノ&ホテルの建設ラッシュと並行し、マンションの建設ブームが起こりつつあるシハヌーク。工事中のマンションに大型のツアー・バスが絶え間なく乗りつけていた様子を見ると、おそらく投資目的でここを買おうとしている人が多いのでしょうか。 

もちろん、経済的にこの街が豊かになることは決して悪いことじゃないと思います。ただ、心なしか地元の人に元気がなく、それまではそっけなかったのに私が日本人だとわかるとフレンドリーに接してくれたりして……どうもカンボジアの人々は中国系企業による急速な開発を快く思っていないような気がするのです。

余談ですが、5月末にシハヌークビル州はロンサレム島にある中国資本のホテル&カジノ「Jin Ding Hotel」が閉鎖されたみたいです。海への汚水垂れ流し騒音問題で何度も注意を受けていたにも関わらず、ホテルが無視し続けたために地方自治体がとうとう動いたんだとか。この一件や冒頭で触れたビル倒壊事故をきっかけに、シハヌークにおける中国の野放図な経済侵略に歯止めが掛かるかどうかはわかりませんが、いずれにせよ地元の人の幸せを奪うような土地開発はダメだよな~と感じた次第。あ、「フラットな気持ち」で書くはずだったのに、思いっきり寄ってますね(苦笑)。以上、今回は柄にもなく真面目なお話でした。

 

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シハヌークビルでスーパーマーケット巡り

旅先でスーパーマーケットに行くのって楽しいですよね。私も必ず足を運ぶようにしています。そんなわけで、今回はシハヌークビルのスーパーマーケットをいくつかご紹介。シハヌークにはプサールー・マーケットという素晴らしい市場もありますが、市場でのショッピングは敷居が高いので、何だかんだ滞在中は毎日スーパーで用を済ませていました。

 

私的イチオシはOrange Market

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私がもっともよく利用したOrange Marketは、ゴールデンライオンを背にしてEakareachを道なりに進んだ左側にあります。ゴールデンライオンからは原付だとだいたい5分くらい。営業時間は7時~23時までと比較的遅くまでオープンしています。

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なぜここを贔屓にしたかと言うと、値段がしっかり表示されていて、陳列がキレイ、そして飲み物がガッツリ冷えていたから(常温のものもあります)。3つ目はさておき、きちんと整理整頓され、価格が明確だと、安心してお買い物できますよね。値段もコンビニよりはお安め。わりと頻繁に店員さんが品出しをしていたのも高ポイントです。

そして店内の奥では水着やビーサン、ちょっとした医薬品や日用品、調理器具に文房具なども販売。もしシハヌークで何か必要になったら、Orange Marketへ行くととりあえずの事は足りそう。

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正面の入口右側には韓国のコスメ・ブランドTHE FACE SHOPが店舗を構え、左側にはちょっとしたカフェ・スペースもあります。パッションフルーツやドリアン、マンゴー、レモンなどのアイスクリームが1スクープで0.75ドル。「甘いものは少しでいい」という辛党の私にとっては、程良い小ぶり感が嬉しかったです。

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そしてもうひとつ、Orange Marketへ通った理由がこれ。店の外にFIVE STARがあるんです。タイ発のフライドチキン屋で、シハヌークビル店にはタイでは見かけなかったガーリック・フライドチキンなるものが! これがめちゃくちゃ美味い。日本のから揚げみたいな薄衣&味濃いめで、ビールとの相性はバッチリ。1つ3500リエル(約93円)。サイズは半身です。学校帰りの学生さんや近くのカジノで働く人たちが、いつもごっそり買っていました。

宿で飲むミネラルウォーターやビールをOrange Marketでゲットし、帰りにアイスorチキンを食べる――これがシハヌークでの日課になっていました。

 

Lemon Supermarketはイマイチ

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Orange Marketと同じく、ゴールデンライオンを背にEakareachを原付で2~3分ほど進むと右側に見えてくるのがLemon Supermarketカンボジアは右側通行なので、ゴールデンライオンからだとOrange Marketよりこっちのほうが行きやすいんです。でも、このスーパーはパッとしませんでした。

一番の敗因は外から見て営業しているのかどうかわからないところ。とにかく暗い。店内もガランとしていて品薄。店員さんにも覇気がなく、価格はOrange Marketと比べて少々お高めの設定でした。次に行ったら潰れてそう。

 

WIVO MARTは好みが分かれそう

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Lemon Supermarketのさらに手前にあるWIVO MARTは、中国系のスーパーマーケット。JINBEI CASINO(写真下)というド派手なカジノの道路を挿んで向かいにあります。ここは好き嫌いがはっきり分かれるかも。

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まず驚いたのは、店内をくわえタバコで歩く人が多数いたこと。お客さんだけじゃないですよ、店員さんまでタバコをそこら中で吸っているんです。まあ、マナーの悪さにイチャモンを付けたいわけじゃなく、これが中国ではあたりまえなんでしょう。過去のニュース記事を検索していたら、2018年にこの店は火事に遭っていました。原因はこれか?

客層のほとんどは現地在住と思しき中国系の人たち。アウェー感が強すぎて、あまり居心地はよろしくないです。ちょっと戸惑うくらいジロジロ見られます。ぶっちゃけ怖い。でも、店の外で揚げ物や点心を売っている屋台のおじちゃん/おばちゃんはめちゃくちゃ良い人。WIVO MARTへ行った時に突然スコールが降ったのですが、よそ者の私にも椅子を差し出し、ジェスチャーで「雨がやむまでゆっくりしていきなよ」と伝えてくれました。文化の違いはあれど、きっとコミュニケーションを取ってみたら案外みんな良い人なんだろうな。穿った見方で物事を決めつけちゃダメですね。

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売り場面積は広く、新大久保の韓国スーパーみたいな雰囲気。見たこともない肉の塊(どこの部位だ?)があったりして、異国情緒たっぷりです。あと、カップラーメンのラインナップが異様に豊富なのもこのお店の特徴(お値段は0.8~1.5ドル)。総じてカンボジア産の商品はOrange Marketのほうが安価ながら、青島ビールなど中国モノはもちろん、ハイネケンをはじめとする欧米のビールもここのほうが安かったです(比較対象がビールだけでゴメンナサイ)。ちなみに輸入モノの生理用品や液体洗剤(タイや日本製)もこちらのほうがお買い得でした。

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WIVO MARTには薬剤師が常駐した立派な薬局も併設。たぶん調剤みたいなこともしている様子で、漢方もたくさん置いてました(流石は中国!)。強烈なアウェー感に打ち勝てれば、とても使い勝手の良いスーパーだと思います。

 

もうひとつ、この付近にはプサールー・マーケットの手前にSamudera Marketというお店もあるのですが、市場に続く7 Makara Stが渋滞していたのでこの旅ではスルーしました。次に行ったらチェックしてみます。

 

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