FAR-OUT ~もっとタイ、もっと旅~

旅のこととか、旅に関する本のこととか。


人生初のクイジャップはヤワラーの名店ナイエークで!

たびたびタイへ足を運んでいるわりに、あまり食で冒険しない私は、まだまだ食べたことのないタイ料理がたくさんあります。

今回ご紹介するクイジャップもその1つ。せっかくですし、人生初のクイジャップはバンコクのヤワラー通りにある超有名店でキメようと、Kuay Jab Nai Ek(クイジャップ・ナイエーク/ร้านก๋วยจั๊บนายเอ็ก)へ行ってきました。

 

クイジャップとは?

英語でRoll Noodleと表記するクイジャップは、くるっと巻かれたマカロニ状の米粉麺が主役の料理。ルーツは中国にあり、主に潮州系華僑が広めたクイッティアオの一種です。

激旨タイ食堂』など、信頼のおける有力サイトをいくつか確認したところ、スープは大きく2パターンに分かれるとか。

1つは、シナモンや八角を煮込んだ醤油ベースの茶色い甘辛系スープ。もう1つは、主に豚骨から取った出汁をベースにしてコショウを効かせたフォーのようなあっさり系クリア・スープ

前者をクイジャップ・タイ(≒タイ風)、後者をクイジャップ・ユアン(≒ベトナム風)と呼び、それぞれ区別しているみたいです。

 

Kuay Jab Nai Ekの歴史とメニュー例

クイジャップの基礎情報を軽く頭に入れた上で、いざKuay Jab Nai Ekへ。メニュー表には「1960年に中国から移住したご夫婦が屋台でクイジャップを提供し、その味が評判になって1989年にお店をオープン」との説明が、若き日の創業者の写真付きで掲載されていました。

当初は数席しかなかった小さな店がどんどん拡張され、2018年と2019年には2年連続でミシュランのビブグルマンにも認定。

ランチ時週末は「ちょっと遠慮しておこうかな」ってくらい行列が出来ています。ちなみに、私が訪店したのは平日の9時台

通勤前の朝食ピークは過ぎ、昼食にはまだ早い中途半端な時間です。それでも、ひっきりなしにお客さんが出入りし、私の後は2組待ちでした。

看板メニューのクイジャップは、後述するスタンダート・タイプと、そこにルアットムー(※豚の血を固めたもの)やヨモギ菜が入ったタイプの2種類。スープはどちらもクリア系です。

クイジャップのほかにも肉骨茶カオカームーカオムーグローブがレコメンドされていました。価格帯は通常サイズが70~100THB。ビブグルマン掲載を機に値上する店も少なくないなか、この程度は良心的だと言えるでしょう。

 

クイジャップ、実食!

写真下がスタンダードのクイジャップ。通常サイズで70THB、大盛りサイズで100THB、特盛サイズで150THBです。

具材は、肉団子、豚肉、豚レバー、豚タン、ガツ、ムーグローブ、そして、パクチーやニンニクといった薬味がちょっと(※もう1つのルアットムー入りクイジャップにはパクチーが入っていません)。

スープはクセがなく、優しい味わい。豚が食べられないイスラム教徒以外でこの味付けを嫌うアジア人はほとんどいないんじゃないかと思います。二日酔いで胃疲れした日にも良さそう。

なお、隣に座ったマダムがオススメしてくれたテーブル備え付けの唐辛子入りのタレを足すと、味が激変します。青トウ特有のパンッと弾ける爽やかな辛さが最高でした。

肝心のくるっと丸まった麺もやばかったです。同じ米麺でも、センミー(細麺)・センレック(中太麺)・センヤイ(太麺)といった線状のよくある麺とはモッチリ感が全然違います。

目の前に料理が運ばれた時は「これじゃ物足りないかな」と思ったものの、噛み応えのあるモチモチ食感のおかげでしっかり満たされました。しかも、けっこう腹持ちします。

こんなに美味しいなら、もっと早くに食べておくべきでした。バンコク屈指のグルメ激戦区として知られるヤワラーで、長年、人気をキープしてきた実力は伊達じゃありません。

ついでに、トッピングのムーグローブが素晴らしいアクセントになっていて、おそらく単品のカオムーグローブもかなりハイレヴェルかと思われます。

 

場所と営業時間

最後に、Kuay Jab Nai Ekの地図を貼っておきます。ヤワラー通り沿いに位置し、アクセス良好。MRTワットマンコン駅からは徒歩3分です。営業時間は8時から24時まで。

クイジャップ自体は決してレアな料理ではなく、スーパーで乾麺も市販されているほどで、たまたま私がいままで食べてこなかっただけです。

とはいえ、どこのクイッティアオ屋でも漏れなく扱っているかと言うと、そうではなく、さらには当たり外れだってあるはず。

だからこそ、クイジャップ未体験の方は、人生で一度きりのクイジャップ・デビューを失敗しないためにも(大袈裟?)、評判の高いNai Ekへ行かれてみてはいかがでしょうか。

実際、私もこの名店でクイジャップ初体験できて良かったな~と思っていますし、Nai Ekのおかげで好きなタイ料理がまた1つ増えました。今度は別の店で茶色いスープのクイジャップも試してみます。

 

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