FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

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タイのプチプラ・コスメ紹介 ~4U2編~

昨年の後半を境に少しずつ更新頻度を落としている同ブログ。幸い大幅なアクセス減には至らないまでも、やっぱり数字的には若干の停滞感がありました。

が、タイ産プチプラ・コスメを紹介していくシリーズを再開したところ、イイ具合に息を吹き返しています。美容ネタ強し。で、調子に乗ってもう少しだけこの路線を続けてみることにしました。

 

4U2って何? どこで買えるの?

今回取り上げる4U2(フォー・ユー・トゥー)の生まれはタイじゃなく、カリブ海に浮かぶトルトラ島

このトルトラ時代から4U2の製造を請け負っていたのが、タイのサムットサーコーン県に拠点を置き、Beauty Buffet(ビューティー・ビュッフェ)とも提携しているOEM企業Colorcos(カラーコス)です。

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4U2の旗揚げより10年強が経った2000年初頭、創業者のキース・マカロックさんがアメリカでBel*Air Cosmetics(ベル・エア・コスメティクス)を設立し、4U2の経営から手を引くことに(*現在もアドバイザーの肩書きは残っている模様)。

そのタイミングにColorcosの縁もあってか、ブランドの本社をサムットサーコーンと隣接するナコーンパトム県へ移動。タイ法人の会社として再出発しています。

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そう、正真正銘4U2は泰流コスメに違いなく、泰流コスメの括りでマレーシアフィリピンへも進出しているのですが、純タイ化するまでの経緯がちょっぴり複雑。

万が一この記事が識者の目に留まり、「正確にはもともとタイ産じゃないだろ!」系の突っ込みが入ったら厄介なので、一応補足しておきます。

……という消費者側にはどうでもいい成り立ちの話はほどほどに、もっと大事な情報を。4U2が買える場所はタイ各地のWatsons(ワトソンズ)と、化粧品専門店のEVEANDBOY(イヴアンドボーイ *詳しくはこちら)やBeautrium(ビュートリアム)など。独立店舗は現状まだありません。

 

商品の特徴は?

4U2の大きな特徴はメイクアップ商品に特化している点。2019年度のデータではタイの化粧品市場の50%強スキンケア製品で占められていて、残りをヘアケア、メイクアップ、ネイル関連が分け合っていました。たぶんスキンケアにヘアケアを足すと80%くらいの割合になるのかな?

確かにこちらにも書いたように、タイでは気候や食習慣によって肌トラブルに悩まれている方がとても多く、スキンケア製品の需要が高いのは大いに納得。

ついでに、オーガニックをウリにしている有名ご当地ブランドが、こぞって効果の発揮されやすいスキンケア・アイテムを主力商品に選びがちな実態もあります。

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そんななかメイクアップ商品オンリーで勝負する4U2の潔さたるや。メインのターゲットは10~20代。そりゃ遠い先の未来を見据えた肌ケアより、写真映えする盛りメイクに興味津々ですかね。

ハート型をモチーフにしたアイテムが多いのも、若い女子たちの心を鷲掴み。キャッチコピーは〈Handmade〉ならぬ〈Heartmade Cosmetics from Thailand〉。ブラシの先までハート型にしちゃうのは、流石に使いづらそうですけれども……。

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また、あくまでも個人の意見として書かせていただくと、ちょいちょい韓国の3CEを模倣している風なんですよね。

パッケージとか、手持ち鏡のサイズやデザインとか。ブランド名が数字入りのアルファベット3文字繋がりでパクりやすかったとはいえ、「これはちょっとやりすぎでは?」と呆れるレヴェル。

ちなみに、タイの若者は音楽もファッションも大の韓流好き。3CEだってバンコクの一等地にガッツリ出店しています(*写真下はプロンポンのEM quartier)。

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しかしタイは自国の文化/産業を守るために輸入関税をバカ高く設定し、普通の子たちにとって本家3CEはなかなか手の届かない存在。だからタイのヤングが4U2を支持するのも無理ありません。これは完全に4U2の作戦勝ち!?

ではでは、最後に私が試し買いしたものを2点ばかりご紹介していきましょう。

 

Heart Dance Cotton Lip

You’re Mineなるリップスティックと、Heart Danceなるティントのシリーズが4U2のベストセラー。どちらもパケはお得意のハート型です。

私は後者のティントに挑戦してみました。価格は定価199THB(約696円)からのセール価格で99THB(約346円)。

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マットなCottonセミマットなVelvet、ややグロッシーなWaterと質感が3つに分かれ、写真下はCottonのTap Tap(#C29)になります。

大ヒットした3CEVelvet Liptintに負けず劣らず超マットな仕上がり。ムースみたいにふんわりしたテクスチャーで、塗り心地は上々でした。

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唇乾燥病の私にはマット過ぎて長時間は耐えられなかったものの、ヌーディーな色味は凄く気に入っていますし、全30色とカラバリ豊富につき、誰でも自分に合ったカラーが見つかるはずです。

 

Brow Specialist Draw & Fill Brow Gel & Powder

名前の通り描いて潰す(≒ぼかす)アイブロウ。練り出し式のペンシルとパウダーが一体となった2in1です。こちらも199THBからの、99THBでゲットできました。

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前回のBeauti Cute(ビューティー・キュート)でも、だいぶ前にご紹介したBeauty Cottage(ビューティー・コテージ)でもアイブロウをピックアップしていて、これがお世辞抜きに全部良いんですよね。

何はともあれまずはチークリップに注目が集まる泰流メイクアップ商品。なぜアイブロウがしっかり評価されないのか不思議です。

4U2のBrow Specialist~に限って言えば、ペン先が平筆タイプになっていて、力の入れ加減やペンのどこの部分を使うかによって太くも細くも調整できます。

もちろん汗水に強いのは、Beauti CuteやBeauty Cottageと同様。何せ灼熱のタイですから、眉が汗ですぐ流れるようじゃお話になりません。

 

……といったところで、4U2編はこれにて終了。次回は日本上陸も果たしているCute Press(キュート・プレス)にスポットを当てます。

でもその前に、これまでにアップしたメーカー別の記事もザックリ流し読みしていただけると嬉しいです。

Oriental Princess(オリエンタル・プリンセス)はこちらから
・Beauty Cottage(ビューティー・コテージ)はこちらから
・Beauty Buffet(ビューティー・ビュッフェ)はこちらから
・Mistine(ミスティーン)はこちらから
・Karmart(カルマート)はこちらから
・Srichand(シーチャン)はこちらから
・About Herbs(アバウト・ハーブス)はこちらから
・TenTen(テンテン)はこちらから
・IN2IT(イン・トゥ・イット)はこちらから
・Beauti Cute(ビューティー・キュート)はこちらから

 

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