FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

旅のこととか、旅に関する本のこととか。

タイのプリペイドSIMは旅行前に日本で買うべし

白状します。数年前まで私は旅先で地図アプリに頼らないという、謎のこだわりを持っていました。インターネットは宿のWiFiで十分。

予め行きたいスポットを書き出し、そこにちまちまと地図を貼り付けて、出発前にオリジナルのしおりを作成。ド級の方向音痴につき、しょっちゅう道には迷っていましたけどね。

でも、迷った時は地元の人に訊けばいいじゃないか。そこで生まれるコミュニケーションこそが旅の醍醐味じゃないか。もっと言うと、旅行の間くらいデジタル・デトックスしなきゃ、生き物としての勘が鈍るんじゃないか――そんなふうに考えていたんです。

しかし、やはり地図アプリは超便利。意固地になって時代の流れに抗う意味がわからなくなってきました。マップのみならず、翻訳系のアプリも含め、もはやスマホなしの海外旅行は正直しんどいかも。

 

ポケットWiFiプリペイドSIM

海外でスマホを使うには、ポケットWiFiをレンタルするか、プリペイドSIMを買うのが一般的な手段。

ポケットWiFiは1台で複数の端末をインターネットに繋げられるメリットがある一方で、料金が割高だったり(※タイだと1日600円前後が相場)、荷物がかさばったり、バッテリーの残量が気になったり……。

PCを持ち歩く場合はともかく、SIMフリースマホ端末だけならプリペイドのSIMを買う人がほとんどじゃないでしょうか。

ここでほんの少し余談。私は海外ローミングのサービスに惹かれて、4~5年前に楽天モバイルへ乗り換えました。

ところが、タイやカンボジアで使おうにも電波が悪くて無駄にギガを消費してしまい、通常月より高い携帯料金を請求された経験があります。で、あれこれ踏まえた結果、いまはプリペイドSIM一択に落ち着きました。

 

現地のSIM事情

タイではキャリア・ショップ※空港にもたくさん出店)をはじめ、スーパーコンビニでもSIMが売られています。

タイ国内でSIMを販売しているキャリアはAISとTrueMove HとDTACの3社。AISが最大手で、それに続くのがDTACと、セブンイレブンで買えるTrueMoveです。

【6月26日追記】同記事を読んでくださった方から「今年の3月にDTACとtrueは合併したよ」とのご指摘をいただきました。

この合併によって生まれたTrue Corporation Public Company Limitedという新会社が、現在のところ、タイ国内の最大手です。大変失礼いたしました。

なお、TrueMove HとDTACのブランド名は残るらしく、それぞれがどのようなサービスを打ち出してくるかは、まだ正式にアナウンスされていません。

したがって、以下の文章ではTrueMove HとDTAC、両方の名前を意図してそのまま残しています。

データのチャージ(トップアップ)は、各々のキャリア・ショップに加え、AISだとテスコやファミマ、残りの2ブランドだとセブンでも対応。

厄介なのはプリペイドSIMを買うにもID登録がマストで、パスポートを提示する必要がある点です。地域によっては英語が通じない店も多いですし、そもそもID登録するのって何か嫌じゃないですか?

ご参考程度に、本日時点でのAISの現地価格は30日間/300GBのプランで1250THB(約5000円)、15日間/30GBのプランで599THB(約2400円)、8日間/15GBのプランで299THB(約1200円)。いずれも5G対応、一定期間もしくは一定容量まではSNS使い放題です。

オプションに多少の違いはあれど、DTACTrueMoveもほぼ同価格帯。30日プランのSIMを1枚買うより、15日プランを2枚買ったほうが安いあたりにやや疑問が残りつつ、とりあえずそこはスルーしておきます(※割り当てられた番号が変わるとか、2枚買いのデメリットもいろいろあるのか?)。

 

日本でSIMを買う利点

ツーリストSIMはタイでどこでも簡単に入手できます。けれども、事前に日本で用意する人が少なくありません。その理由は値段です。

試しに直近1年のAmazonでの自分の買い物履歴を見てみると、昨年10月にAISの8日間プランを545円で、今年3月にTrueMoveの16日間プランを800円で、それぞれ複数枚ゲットしていました。

どちらも5G非対応だったものの、長尺の動画を観るわけでもなく、通信速度にストレスを感じるシーンは皆無。有効期限が半年先に迫っていたため、割安で買えたのだと思います。

日本でSIMを購入するメリットは価格以外にもあって、1つはID登録が不要なこと。なぜ登録かいらないのかはわかりません(※相変わらずタイの制度は抜け道だらけ?)。

ほかにも機内でSIMを入れ替え、空港を降りてすぐインターネットに接続できるのも、さりげなく助かっています。そうそう、SIMピンは付いていないので、クリップピンやシャーペンなど、代用品の機内持ち込みをお忘れなく。

また、設定方法に関する日本語の説明書も同封。私(iOS)もツレ(Android)も、いつも何の設定もせずに繋がっていますが、稀に初期設定を求めてくる端末があるみたいです。

海外メーカーの製品を除くと日本に比べて物価の低いタイ。旅先で必要なアイテムは現地調達のほうが概ね安くなります。ついでに両替だって現地のほうが断然レートは良いです。

それなのに、現地調達<日本調達の方程式がSIMに当てはまらないのはなぜだろう。自分の中で納得できていないせいか、旅行前にSIMを買い忘れ、タイ入りしてしまうケースもありました。わずかな差額とはいえ、地味に悔しかったです。

今回取り上げたネタはタイ旅行者の間でよく知られた話。「いまさら記事にするほどじゃないだろ!」と玄人筋から厳しいツッコミが入りそうな予感もしています。

それでもアップしたのは、私のようにプチ損する方が1人でも減ってほしくって。タイへ行かれる際は出発前にSIMをゲット。ぜひ覚えておいてください。

 

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自分なりにいろいろとイジってみたものの、いまも原因がわかりません。現在、試験的にアプリ版のはてなスターも消しています。★付けが復活した暁にはまたよろしくお願いいたします。

 

チャトゥチャックで古着探し+α ~2023年SS編その1~

チャトゥチャック市場(Chatuchak Weekend Market)での購入品をアップした過去の投稿が、意外にちょくちょく読まれています。「チャトゥチャック 古着」とかでGoogle検索すると、上位表示されるおかげですかね。

  • 『チャトゥチャックで古着探し ~2020年編~』はこちら
  • 『チャトゥチャックで古着探し ~2019/2020年AW編~』はこちら
  • 『チャトゥチャックでお買い物 ~2019/2020年AW編その2~』はこちら

ヘタクソな写真と文章はさておき、購入額はそこそこ参考になると思うので、ざっくりと相場を把握し、現地でのショッピング時にお役立ていただけたのであれば本当に嬉しい限りです。

そんなわけで、『チャトゥチャックの人気レザー店、Guateがちょっぴり移転!』の流れから、今回は直近のチャトゥチャック購入品をご紹介します(※Guateで買った品々は前回の記事をご参照ください)。

 

チャトゥチャックでこれを買いました

本題へ入る前に、まず公式サイトよりダウンロードした場内マップを貼っておきました(※PC版は画像をクリックすると拡大できます)。このマップに従って、大よその購入場所もそれぞれ記載していきます。

 

LL Cool JのTシャツ

古着の店はSection 4~6に集中しています。1点目はSection 5をフラフラしている時に出会ったLL Cool JのTシャツ。激アツです。

チャトゥチャックでは写真上のように50~100THBでTシャツを叩き売りしている古着屋も多いなか、私が買ったのは400THB(約1560円)とやや高め。

しかし、金額を訊く前に8割方は購入の意思を固めていました。むしろ400THBは予想より安かったです。

LL Cool Jは普通に聴いてきましたけど、特別な思い入れはありません。それでもこれを選んだ理由は、いままで生きてきてLL先生のTシャツを見た記憶がなく、拝金主義丸出しの高級車と、似ているんだかどうか微妙な顔のイラストがイイ味出していたから。

ちなみに、この店は音楽関連の古着Tシャツを専門に扱っていて、古典ロック好き垂涎のレアなバンドTはもちろん、Lil Uzi VertDaBabyといった比較的新しめのラップスターものなど、なかなかの品揃えです。

なお、ショップ名正確な場所は覚えていません。気になる方はSection 5一帯をブラブラ歩いてみてください。たぶん簡単に見つけられるはず。

 

②アフリカンな柄シャツ

2点目はアフリカン調の柄シャツ。価格は200THB(約780円)です。Section 4と3の境目付近にあるHamで見つけました。店の主力商品はリメイク古着です。

チャトゥチャックの半袖シャツ相場は、だいたい150~250THB程度。奇抜なカラーリング珍しい図柄も多く、行くたびについつい手が伸びてしまいます。

今回の旅でゲットした古着は以上の2点。いつもに比べて少ないのは、Guateでバッグを2個買いし、手元にあまりキャッシュがなかったためです。Section 4~6はなるべく見ないようにしていました。

 

③リネン素材のワンピース

これより先は古着以外を駆け足で。リネン素材のワンピースはメイン通りに面したSection 4のMuss Roomにて。

Muss Roomはリネンやコットンリネンを使ったシンプルな意匠のアパレルを多数ラインナップしているご当地ブランドです。日本人ウケも良さそう。

ショート丈ワンピースの値段が300THB(約1170円)。裏地ポケットもあり、しっかりした作りが気に入っています。

 

④コットンリネンのショートパンツ

丈夫通気性も良く乾きやすいリネン素材やコットンリネン素材の服は旅先で凄く重宝します。③に続いてこの180THB(約700円)のショートパンツも旅行中の即戦力として買いました。

発見したのはSection 3のGuate近く。綿麻混合の特性を活かし、リネン100%より柔らかくて履き心地抜群です。

 

コーデュロイバケットハット

170THB(約660円)のバケハは姪っ子のお土産用。チャトゥチャックにはあちらこちらで大量生産系の同じアイテムが売られています。このコーデュロイの帽子シリーズ※型はキャップとバケハの2種類でカラバリ多め)も場内で何度見かけたことか。

新進ブランドが並び、全体的にお値段も高めなSection 2と3では、どさくさに紛れてまったく一緒のバケハが200~250THBで販売されていました。

微々たる差額であっても、ランチ代を浮かせられると考えた私は、Section 6付近のメイン通り沿いで購入しています。

 

⑥ドット柄ミックスのポーチ

母へのお土産に買った大きめサイズのポーチは、250THB(約970円)でした。購入先はSection 3※またしても店名は不明)。素材は厚みのあるキャンパス地です。

店内には柄や色違いの生地を繋ぎ合わせたアイテムがズラリとディスプレイされ(※一部無地のバッグもあり)、ヴァリエーションはとっても豊富。展示品ではなく棚から未開封品を出してくれるサービスの良さにもグッときました。

 

⑦キッズ用のサッカー・ユニフォーム

トリを飾るサッカー・ユニフォームは甥っ子へのお土産です。上下で100THB(約390円)という破格っぷりから、即座に偽物だとおわかりいただけるでしょう。

コピー商品なんて買っちゃダメと知りつつ、育ち盛りのキッズにはこれで十分と思う自分もいたりして……(本当にゴメンナサイ)。

購入場所はSection22の時計台がある通り沿い。ユニフォーム系はこの周辺に密集しています。店先で叩き売られているのはコピー品。店の奥にビニールを被せて大事に展示されているのがおそらく正規品です。

ただし、確実に正規品を手に入れたい方はオフィシャル・ショップへ足を運ぶのがオススメ。タイ代表チームや国内リーグの一部のサプライヤーを勤めるWarrixの旗艦店についてはこちらにて。ついでに、バンコクにあるリヴァプールFCの公式店についてもこちらで取り上げています。

 

以上がチャトゥチャック市場での直近の購入品でした。次にチャトゥチャへ行ったら何を買おうかしら。想像するだけでワクワクしてきます。

 

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チャトゥチャックの人気レザー店、Guateがちょっぴり移転。新店舗の様子と直近の購入品をご紹介!

前回に続いてチャトゥチャック市場(Chatuchak Weekend Market)関連のネタです。今回はレザー専門店のGuate(グアテ)について。ブランドのコンセプトやヒストリーはこちらをご参照ください。

 

メイン通りから店舗をお引越し

以前はメイン通り沿いに本店を構えていたGuate。ところが、コロナ禍を挿んで久々に行ってみたら、お店がごそっと消えているじゃないですか。

コロナ後のチャトゥチャックはどんな状態なの?』の記事内でも触れている通り、けっこうな数の業者がコロナ渦中にチャトゥチャックから撤退したため、「まさかあのGuateまで?」と一瞬良からぬ想像をしてしまいましたよ。

しかし何てことはない、単にショップはSection 23のSoi 33からSection3Soi44/2へ移転しただけ。安心しました(※PC版は画像をクリックすると拡大できます)。

移転前は2区画分を陣取って営業。対する新店舗は1区画オンリーで、敷地面積はだいぶ小さくなっています。

ついでに、サイアムのCentral World(セントラル・ワールド)やBTSアソーク駅直結のTerminal 21(ターミナル21)に展開していた支店は軒並み閉鎖。

今日時点で実店舗はチャトゥチャック内の本店のみを残し、海外への輸出オンライン販売に重きを置いている模様です。

 

移転先のSection3とは?

こう書くとネガティヴな印象を与えてしまうかもしれませんが、移転先のSection3はチャトゥチャックのなかでブッチ切りの人気エリア。タイ国内の新進ブランドがこぞって出店したがる場所です。

マーケット全体がまだコロナショックから完全に息を吹き返していない現状においても、このあたりは混雑していました。

Section3周辺に並ぶ洋服や小物類の多くは自社独自のロゴがしっかりタグ付けされていて、タイ国内のどこのお土産屋でも売っているノーブランドの大量生産系はほとんどありません。

場内の相場に比べて少し値段は張りつつも、質の良いアイテムが目立ち、オシャレに敏感な地元の若者がショッピングに勤しむ姿をよく見かけます。

加えて、MRTカムペーンペット駅2番出口の左手側がSection2、そのすぐ隣という立地条件もSection3が賑わう大きな要因でしょう。

つまり、メイン通り沿いからのお引越しは決して格下げなんかじゃなく、むしろ私はプラスな印象を受けました。

支店をなくしてオンライン販売に力を入れはじめたのだって、時流を鑑みれば当然の話。まあ、チャトゥチャックにしかリアル店舗がない、すなわち土日以外は手に取って買えないのは残念ですけどね。

 

直近の訪店で買ったアイテム

Juicy(Cream)

事前にInstagram@guateleather)でガッツリ下調べしていた私は、もともと違う商品を狙っていました。

けれども、お目当てのバッグが見つからず、代わりにこのミニ・ショルダーバッグを購入。コロンとしたフォルムに一目惚れです。

幅8cm×長さ17cm×高さ15cmのサイズが私にはドンピシャ。財布+スマホ+エコバッグ+小ポーチという、ちょっとしたお出掛け4点セットが余裕で収納できます。

カラーは私がゲットしたクリームの他に、パステル系のブルーグリーン、そしてキャメルの4色展開。価格は定価で2180THB(約8500円)でした。

 

②Nara(Black)

2点目は〈Instagramで見て狙っていた商品〉と先述した巾着型のショルダーバッグです。①を買って一旦は満足したものの、往生際の悪い私は大手ECサイトShopeeで在庫を確認。

残りの滞在日数に若干の余裕があり、「もう一度チャトゥチャへ行って店舗での取扱がなかったらShopeeで買おう」と再訪店しました。執念です。

相変わらず店頭には並んでいなかったので、店員さんに画像を見せ、ダメ元のアピール。すると、奥の棚からこれが(↓)。言ってみるもんですね。

幅11cm×長さ22cm×高さ23cmと、サイズは①よりやや大きめ。いつものお出掛け4点セットに文庫本やら何やらも入れられます。

このNaraと名付けられたシリーズはGuateの定番。コロナ前は原色に近いレッドやグリーンもラインナップしていました。

いまは淡いピンクグリーン、さらにベーシックなブラックベージュグレーを取り揃えています(※2022年11月時点で全カラー店頭在庫あり)。価格は定価で2800THB(約1万1000円)。

 

何でもかんでも値切るのはNG

なお、店頭で現金購入する場合は10%ディスカウント。実際に私は①を1960THBで、②を2520THBで買っています(※1桁台は切り捨て)。

②を探しに再び来店した際、店員さんは私の顔を覚えてくれていました。ただし、まとめ買いしても、これ以上の値引きはありません。コロナ前からそうでした。

市場ではついつい値切りたくなってしまいます。とはいえ、最初から定価を提示しているブランド直営店は、業者並みに大量買いしない限り、端からディスカウント交渉に応じないケースが多いです。

チャトゥチャックではSection2~3の店にその傾向が強め。「市場の醍醐味はディスカウントの駆け引きだ!」なんて思っている方は、くれぐれもご注意ください。

ちゃんと値札がついていて、かつ、相場と比較して納得のいく数字であれば、それが適正価格。数年前に顔馴染みのショップ店員から「日本人は容赦なく値切ってくるから困る」と愚痴をこぼされた旨も付記しておきます。

ちなみに、「ロッ(ト)ノイダイマイカー?=少し安くしてもらえませんか?」と遠慮がちにカタコトで言うと、高確率でウケます(※男性は語尾をカップ)。この少しっていう控え目な表現が良いみたい。私がよくやる手口です。

ディスカウントしてもらえなくても場の空気は和むはず。運良く値切れたら御の字です。相手のキャラクターや機嫌を見極めながら、ぜひ切り札的に使ってみてはいかがでしょうか。

 

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コロナ明け直後のチャトゥチャックはどんな状態なの?

私はチャトゥチャック市場(Chatuchak Weekend Market)が大好きです。バンコク滞在中は毎週末ほぼ欠かさず行きます。2週連続で土日参戦するのもざら。

当ブログでも過去に複数回チャトゥチャックの記事をアップしてきましたが、今回はそれらのアップデート版みたいなかたちで、約2年半ぶりに訪れたこの巨大マーケットの様子をレポートしたいと思います。

 

チャトゥチャックの現状

チャトゥチャックは多い時で1万5000以上のショップが軒を連ね、1日に20~30万人が詰めかけていたバンコク最大のウィークエンド・マーケット。まっすぐスタスタと前を歩くのもひと苦労でした。

けれども、コロナウイルスの感染拡大に伴い、2021年7月に市場は一時閉鎖。営業規制が緩和された後もなかなか客足は戻らず、6~7割の店が撤退を余儀なくされたと聞いています。

実際に私のお気に入りショップもいくつか廃業してしまったほか、スパイス専門店のBoom Brandやサングラス専門店の8eight Degreesをはじめ、場内に複数の店舗を構えていた名物ブランドさえ事業を大幅縮小。

再訪した2022年11月の段階で、徐々に店は戻ってきたとの情報が出回るなか、それでも市場の奥まった区画はほとんどシャッターが下りていました(※写真上)。

ただし、下掲のマップ④⑤⑥にあたる古着ゾーンと新進ブランドがひしめくあたりは、けっこうな賑わい(※PC版は画像をクリックすると拡大できます)。

総じて、外国人観光客を狙った民芸品系がまだまだ苦戦しているといった感じでしょうか。隣接するMixt Chatuchakもお土産屋が減った代わりに、1階は地元客狙いのペットショップが台頭。2階は空きテナントだらけです。

もっとも、中国人の団体ツアー再開も追い風に、ここからチャトゥチャックが急ピッチで以前の活況を取り戻していくだろうと信じています。

 

コロナ前とは異なるチャトゥチャックの攻略法

過去の投稿を読み返したところ、コロナ前と現在とではまったく勝手が違っていました。例えば『私的チャトゥチャックの快適な過ごし方』の記事内で、「狙い目は開店直前の8時台後半から午前中の早い時間帯にかけて」と書いていますけど、いまはそんな時間に行っても開いている店などほとんどありません。

一応、公式の営業時間はコロナ前と変わらず土日の9時から18時となっているものの、かなりの数のショップがお昼前にオープンします。

場内が混み出すのはお昼過ぎで、ピークは16時17時くらい。19時過ぎまで開けている店も少なくありません。

また、『大混雑な週末のチャトゥチャック、ランチはどこで食べる?』内で「昼時じゃなくても席を確保できない」と紹介したMixt Chatuchakのフードコートも、混雑するのはランチタイム前後のみ。

おやつ時に行ってみたら、すんなり座れました。平日なんて自分の声がフロアに響いてちょっと気まずくなるほど静かです。

ついでに、チャトゥチャック公園の変化についても触れておくと、どうやら敷地内での営利活動が一切ダメになったっぽいです。

ゴザの上でゴロゴロ過ごすチャトゥチャック公園でのひと時』でちらっと触れた、ゴザを貸し出したり、飲み物を売ったりしてくれるご婦人集団が、公園内から姿を消していました。

とはいえ、営業禁止はあくまでも公園内に限った話。お姐様方は柵の外にスタンバイし、柵越しでゴザのレンタル業を営んでいます。

商魂逞しいというか、転んでもただでは起きない感じがカッコイイですし、何よりそれを「敷地の外だから」と見て見ぬふりしてあげる警備員さんがナイス。タイのこういう大らかさがたまらなく愛おしく思うのは私だけでしょうか?

そのほか、従来の市場内は現金でのやりとりが中心だったのに、QRコード決済もだいぶ普及してきたとか、2年半も経てば細かい変化がいろいろありました。

 

やっぱりチャトゥチャックは楽しい

大量の空き店舗に寂しさも覚えつつ、往時の異常な混雑から解放されてゆっくりショッピングできるのは、現在のチャトゥチャックの魅力。

しかも、いま残っている業者は概ね摯に商売している印象を受け、買い物していて気持ちが良かったです。コロナ前は明らかに阿漕な売り手もいましたからね。

パンデミックがチャトゥチャックに大打撃を与えたことや、その傷がまだ癒えていないことは、紛れもない事実。

しかし、ここへ来ると財布の紐が緩みっぱなしになってしまうのはコロナ前と変わりません。結論として、チャトゥチャックは今も昔もめちゃくちゃ楽しいお買い物スポットです。

 

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クイッティアオの超人気店、ルンルアンはいまが狙い目

引き続き舞台はプロンポン。この街にバンコクNo.1クイッティアオ屋との呼び声も高いルンルアン(รุ่งเรืองตั๋ง)という名店があります。創業は60年超え。いまさら取り上げるまでもないくらい、よく知られたグルメ・スポットです。

 

なぜいまルンルアンなのか

お店はBTSプロンポン駅から徒歩3~4分。4番出口を降りてトンロー側に200m進み、Soi 26を右折してさらに200m弱進んだ場所にあります。

駅近でアクセス良好、しかもその駅がバンコク随一の日本人居住エリアであるプロンポンとくれば、旅行系ブログや駐在系ブログの常套ネタ。気になっていた人はもうとっくに来店しているはずです。

では、なぜあえてこのタイミングに記事化したかと言うと、まだ観光客が完全に戻りきっていないいまこそチャンスだと考えたから。

もともとお店は繁盛していて、各種ガイドブックの常連だったのに加え、2018年にビブグルマンへ掲載されるや、以前にも増してお客さんが殺到。昼時には行列ができていました(※ビブグルマンには初掲載から5年連続で選出されています)。

しかし、入国規制を撤廃した昨年10月に行ってみたところ、地元客でそこそこ店内は賑わっていたものの、待たずに着席できるじゃないですか。

コロナ前は行列に怖気づいて「またの機会に食べようか……」みたいな状態が何回も続いていたため、私的には超ラッキーでした。

 

奥深いクイッティアオの世界

ルンルアンのメニューは下の画像の通りです。まず①汁なし(クイッティアオ・ヘン)、②汁なしのトムヤム味(クイッティアオ・ヘン・トムヤム)、③クリアスープ(クイッティアオ・ナムサイ)、④トムヤム味のスープ(クイッティアオ・トムヤム)から、好みのフレイヴァーを選択。

続いて中段のトッピングをチョイスし、最後に麺のタイプを指定します。

日本語でタイ・ラーメンと意訳されるクイッティアオの麺は、センミー(極細麺)、センレック(中太麺)、センヤイ(平打ち太麺)といった米粉を使ったタイプと、小麦粉を使ったバミー(中華麺)がオーソドックスです。

ルンルアンでは上記の4種にプラスして、ウンセン(春雨)とキアムイー(センヤイより若干細くて短く、厚みのある米粉麺)をラインナップ。ちなみに、屋台ではママー(インスタント麺)を出す店もあります。

こうしたカスタマイズ性の高さもクイッティアオの魅力。私はだいたいバミーかセンレックを、ツレはセンヤイを選んでいます。ここに行き着くまでに2人ともいろいろ試しました。意外と奥が深いです。

この日、私がオーダーしたクイッティアオはこちら。クリアスープバミーで、トッピングはミックス(豚肉のスライス+豚挽肉+豚レバー+魚のつみれ)です。

豚骨から出汁を取ったスープは程良くコクがあって満足感十分。あっさりしすぎず、しつこすぎずのバランスが絶妙で、雑炊にしても美味しそう。

具材のレバーは臭みなしだし、本当に手の込んだ逸品。店主の絶対的な自信が感じられ、これは並んでまで食べたくなる気持ちも理解できます。

 

ちょっぴり値上げ

確かコロナ前はSサイズで50THBだったのですが、昨今の物価上昇に伴って若干値上げ。Sサイズが60THB、Mサイズが70THB、Lサイズが80THB。ついでに菊花茶は20THBでした。

ルンルアンだけでなく、メニューの上からシールを貼って価格を訂正しているお店はバンコク都内に数知れず。まあ、世の中の流れ的に仕方ないですけどね。

とにもかくにも、名声の上にあぐらをかいて衰退してしまうなんてヘマはせず、現在も真摯に高品質のクイッティアオを作り続けているルンルアン。

待ち時間が惜しくてお店から足が遠のいていた方は、この機会にぜひ再訪してみてください。日本/韓国/中国人の旅行者が急増すると、ほぼ間違いなく往時の混雑が戻ってくるはずなので、イムリミットは迫っています。

ついでに、お店は前回ご紹介したAll Day Tattoo※詳しくはこちら)や圧倒的な品揃えを誇るWeedman BKK※詳しくはこちら)のすぐそば。タトゥーを入れに、もしくはガンジャを買いに行かれた方も、立ち寄らない手はないと思いますよ。

 

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バンコクのAll Day Tattooが以前にも増して大繁盛!?

衛生面や技術力の高さで好評価を得ているAll Day Tattoo(オール・デイ・タトゥー)。ツレもバンコクへ行くたびにこのスタジオでタトゥーを入れるようになり、いまではすっかり鬼リピーターです。

All Day Tattooについてはすでに当ブログで紹介していますが(※詳しくはこちらから)、そのページがコンスタントにアクセス数を稼いでくれているみたいなので、引き続き検索流入を狙って昨年11月に再訪した時の様子を上げておきます。

 

コロナ後のAll Day Tattoo

All Day Tattooには私も付き添いで何度かお邪魔していて(※私自身はタトゥーを入れていません)、その時の印象から顧客の大半は外国人観光客かと思っていました。何せ近隣の相場に比べて施術料が高いですからね。

アジアのなかでもっとも早く入国制限を撤廃し、観光関連産業を回復させているタイ。それでも私たちが訪れた時点でコロナ前の活気を取り戻したとは言い難く、インバウンド依存の高かった業態や地域はまだ明らかに苦戦していました。

街を歩いていても、廃業した外国人向けの飲食店ホテルをたくさん目にしましたし、チャトゥチャックやサイアムからは多くのショップが撤退(※その一方でローカル向けの商売はほぼ復調しています)。

つまり、All Day Tattooの経営状況もけっこう危ないんじゃないかと予想していたんですよね。ところが、何ならコロナ前よりも繁盛しているじゃないですか。

 

予約はお早めに

ネット音痴なツレはいつも店に行って対面で予約を入れています。直近のタイ滞在期間は約1か月。私たちと同じく時間的に多少の余裕がある旅行者は、この予約方法でも問題ありません。

しかし、受付のお姐さんに「空いている日は一番近くて1週間後だよ」と言われたため、3泊4日程度の旅程であれば早めのオンライン予約を推奨します。

オンラインでの予約方法は公式ホームページのトップ画面にある問い合わせフォームか、InstagramFacebookのDM、もしくはinfo@alldaytattoo.com充てにメールを送信。希望の予約日、施術したい部位、そして大よそのサイズを記入します。

すでにデザインが決まっている場合は画像を添付。言わずもがな、同じサイズでもデザインの細かさによって施術時間は大きく異なります。

デザインが決まっておらず、サンプル帳を参照しながら決めたい場合は、その旨を明記しましょう。ちなみに、スケジュールだけ先に押さえておいて、後から希望のデザイン画像を送るパターンでもOKです。

 

3箇所に入れた総額は?

料金はコロナ前と変わらず1時間3000THBでした。ただし、デポジットが2000THBから3000THBに変更しています。

ご参考までに、ツレはこの旅で新たに右手と左足に約10cm角のタトゥーを、左手に縦20cmほどの細長いタトゥーを合計3つ入れました。

「一気に入れすぎじゃない?」と思いつつも、本人的にはコロナ禍の鬱憤を晴らしたかったらしいです。店員さんからは「ロング・セッションになるよ」と予め忠告されていましたっけ。

13時30分に予約して、終わったのは19時30分過ぎ。打ち合わせと小休憩を挿み、実際の施術は5時間前後だったと聞いています。

アフターケア用のボディーソープとクリーム(※写真下)の代金である500THBを含め、トータルの金額は12500THB

約1時間分の値段が引かれているのはなぜなんでしょう。単なる計算ミス? もし半端な数を切り捨ててくれたとすると太っ腹すぎます。

肝心のタトゥーの写真は、ツレの許可が下りずに今回もアップできませんでした。ゴメンナサイ。色ムラなく線の細さも均等で、相変わらず良い仕事ぶり。めちゃくちゃキレイに仕上がっています。

近隣の相場に比べて高額と先述したものの、3箇所に入れても日本円で5万弱。ツレ曰く「東京都心で入れるよりも30~50%は安いんじゃないか」だそうです。

 

安心安全の証

お店の場所はBTSプロンポン駅から徒歩2~3分。4番出口を降りてトンロー側に200m進み、Soi 26を越えてすぐと、旅行者にとって非常にアクセスしやすいロケーションです。

コロナ前との違いとして、入口にアルコール消毒体温計※写真下)が設置されていました。All Day Tattooは政府のガイドラインに従った感染予防を行っています。

施術前日に届いたリマインダーにも、「マスク着用をお願いします」と書かれていました。加えて、「マスク未着用の人には施術をお断りするケースがある」とも。案外こういう部分がポスト・コロナ時代には大事になってくるのかもしれません。

タイ政府から正式なライセンスを取得していることをしっかりアピールし(※タイでは非認可のタトゥー屋がとんでもなく多いです)、アメリカ食品医薬品局が承認したヴィーガン・インクのみを使用するなど、もともと安全性衛生面にかなり気を配っていたAll Day Tattoo

相場よりも高めの値段設定なのには然るべき理由があり、その厳しい安全基準が評判を呼んで、現在の千客万来状態に繋がっている模様です。

バンコクでタトゥーを入れたいと思っている方は、ぜひAll Day Tattooを候補の1つに入れてみてはいかがでしょうか。信頼に値するスタジオだと思います。ツレも今年の4~5月に予定しているタイ旅行で、間違いなくまた何かしら彫るはず。

なお、次回はAll Day Tattooの目と鼻の先にあるクイッティアオの老舗をご紹介します。施術前の腹ごしらえに、ぜひこちらも併せてチェックしてみてください。

 

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スティサン駅近くでふらっと入ったローカル食堂のムーカタが予想外に大当たり!

ムーカタ(ムーガタ)に関する記事を連投します。焼肉をイイトコ取りしたこの料理が、私もツレも大好きなんです。ムーカタ愛が止まりません。

前回ご紹介したチュムセープLA※看板メニューはムーカタじゃなくチムチュムです)がわりとよく知られているグルメ・スポットだったのに対し、本日時点でトリップアドバイザーフォートラベルにも掲載されていない今回の店は、おそらく観光客の間でほぼほぼ無名なはず。

別にブログのネタほしさに血眼で未開の食堂を探し当てたわけじゃなく、たまたま入った感じです。

 

隠れた名店はスティサンにあり?

お店はMRTスティサン駅の1番出口からラチャダー通りを50mほど進み、スティサン通りを左折。さらに500mくらい進んだ場所にあります。

タイ語で書かれた店名は、私の勉強不足につき読めませんでした。ごめんなさい。Googleマップ上では、ร้านอาหาร ร้านข้าวต้มใบเตยとかข้าวต้มใบเตยとかร้านข้าวต้มใบเตย อุดมสุขとか複数の名前が気まぐれに出てきます。3つに共通するใบเตย(Bi-Toey)が店の名前なのかな?

目印はお隣のAsia Stationery※上掲のマップの位置もこの文房具店にセットしています)。バンコクの文具好きには定評のあるショップらしく、ゼブラやユニボールといった日本製の商品も取り扱っていました。

Asia Stationeryは次のバンコク滞在時にじっくりリサーチしたいと思っています。

なお、お盛んな殿方に向けて、ポセイドンからもギリギリ徒歩圏内な旨をお伝えしておきましょう。

かの巨大なマッサージ・パーラー以外にとりたてて有名なスポットがあるでもないスティサン周辺ですが、たまには風俗に行きがてらローカル仕様の食事処でご飯を食べてみるのも乙ですよ。

ちなみに、なぜ私たちがここを訪れたかと言うと、日中にスティサン通りを散策していたツレが良さげなシーフードBBQ屋を発見し、「夜ご飯にそこへ行こう」と2人で張り切って出向くも、狙っていたレストランは休業日

腹ペコの私たちは道中にあったこの店で妥協しました。宿泊していたサパンクワイのアパートメントからは約2.5km。歩くにはそこそこ距離があり、正直、ごはん屋探しにこれ以上の労力を割きたくなかったんです。

 

野菜が絶品!

TVモニターでムエタイ中継をガンガン流している店内(といっても、店の半分は屋外)は地元臭ムンムン。メニュー数はかなり多く、メジャーなタイ料理はひと通り揃っていそうです。

店頭に置かれた野菜がツヤツヤ&青々とライトアップされていたのを見て、その野菜の味をよりダイレクトに楽しもうと、即決でムーカタをオーダー。

期待に違わず、これまで食べたどのムーカタより葉物の鮮度は抜群。ハーブの味も濃く、しかもが多め。個人的には名だたる人気店にも決して劣らないクォリティーなんじゃないかと感じました(※お肉は普通です)。

ムーカタにプラスして何かつまみが欲しくなり、写真下の物体を追加注文。メニュー表に添えられた画像でてっきり生肉かと思いきや、出てきたのはポークジャーキーor 薄くスライスしたソーセージ?)。

カリカに揚げて甘く味付けた1皿で、チリソースにディップしていただきます。

最初に口へ運んだ時は「ん?」となりつつ、食べ進めるうちに不思議とクセになる味でした。結局、何なのかはいまだにわからぬまま。

とりあえずビールとの相性が抜群だったことと、お店の人から「良いチョイスだ」と褒められたことを、ここにご報告しておきます。

お会計は、Changビールの大瓶2本、ムーカタ、謎のカリカリ肉、そしてライスを頼んで510THB(2000円弱)でした。

 

己の舌をもっと信じよう

後日、お店のGoogleレヴューを見たら、口コミ数自体も少ないなか、好意的な意見に混じってネガティヴな書き込みが目につきました。

不味いだの、鮮度が悪いだの、遅いだの、高いだの……。それらに対する私の見解は以下の通り。

  • 不味い⇒私的には美味かった
  • 鮮度が悪い⇒野菜に関しては他より圧倒的に新鮮
  • 遅い⇒何なら出てくるスピードはめちゃくちゃ早い
  • 高い⇒ラチャダー通り界隈の相場はこんなもん

もちろん味覚には個人差がありますし、鮮度や提供スピードは来店のタイミングにもよるでしょうけどね(※とはいえ、私たちが食事した時間はまあまあ賑わっていました)。

できる限り食の失敗を避けたい私は、ネットで口コミを参考に下調べしてしまいがち。でも、一切の前情報なくふらっと寄った店が大当たりだった時の喜びは、得も言われぬものがあります。

目当てのシーフードBBQ屋が定休日だったのも、きっと何かの縁。店名すら読めなかったこの店を選んで、結果的に大正解でした。

総じて、それなりにローカルが集まっている食堂でハズレくじを引いたケースなんてこれまでほとんどないのだから、有名店ばかり無難に攻めず、自分の直感を信じてもう少し冒険しなきゃダメだなと反省しています。

 

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タイ文化センター駅近くのチムチュム屋、チュムセープLAであえてムーカタを食らう!

大盛況のJodd Fairs(ジョッド・フェア)をそそくさと後にした私とツレは、人混みを避けるように隣駅まで移動し、イサーン料理店のチュムセープLA(จุ่มแซ่บ LA)で夕飯を食べることに。

 

お店の人気No.1はチムチュム

店名に掲げられているチュムセープとは、イサーン鍋料理の1つであるチムチュムの別称。LAについてはわからずじまいです。もしやオーナーがUS西海岸好きだったりして? そんなわけはないか。

なお、店内にエンドレスで流れていたBGMがビヴァリーヒルズに大邸宅を構えるTaylor Swiftだった旨も、一応書き残しておきます。

……っていうどうでもいい情報はさておき、私はつい最近まで茶色い素焼きポット※写真上)で出てくるイサーンの鍋料理を、すべて一様にチムチュムだと勘違いしていました。

しかし、チェオホンスッキーイサーンなど、いくつかに細分化されていて、出汁の味付け食べ方がそれぞれ微妙に異なるらしいのです。にもかかわらず、タイ全域で圧倒的な認知を誇るまでになったチムチュムって凄くないですか。

チュムセープLAの人気No.1メニューは、言わずもがなチムチュムです。ほとんどのテーブルでオーダーされていました。

「ここはチムチュムにしておくのが妥当か」とも思いつつ、3~4人以上のグループがほぼ100%の確率でチムチョムと併せて頼んでいたムーカタ(ムーガタ)に、すっかり心を奪われてしまった私とツレ。

悩んだ末、この日の夜は焼肉を一気に堪能できる、タイが生んだ革命的ハイブリッド料理をチョイスした次第です。

 

ムーカタも美味

メニューには写真英語表記がなく、何が何やらちんぷんかんぷん。豊富な種類のソムタムをはじめ、サイドディッシュ系までは怖くて手を出せませんでした。

ムーカタにChangビールの大瓶を2本、それとカオニャオ(もち米)を注文して、お会計は2人で540THB。1人1000円ちょっとの計算です。

出てきたムー(豚)は、こま切れ三枚肉レバーの3種類。特にレバーがイイ仕事をしています。野菜もたっぷり。結果的にサイドディッシュまで欲張らなくて良かった。

訪店した金曜夜の店内は、お仕事帰りの地元っ子ばかり。外国人観光客は私たちのみです。それもあってか、店員さんたちは「ムーカタの食べ方わかる?」と、さりげなく気にかけてくれました。

「大丈夫だよ」と慣れた手つきで鍋の上部に肉を並べ、出汁の入った下部に野菜を浸していくツレ。店員さんも「バッチリだね」とハンドサインを送ってくれます。

ここまでは万事順調。超スタンダードな食べ方です。問題はこの先。鍋の後はやっぱり雑炊でシメたくなるのが、日本人の性じゃないですか。

で、行儀が悪いと知りながらも、つい最後に鍋の中へお米をドロップインしてしまいました。私たちはこれをよくムーカタやチムチュムのシメにやっちゃうんです。

本来は生肉に混ぜる用の生卵※こうすることでお肉が柔らかくなるみたいです)も、雑炊用にこっそり隠し持っておくのが私とツレの流儀。

若い店員さんたちは一瞬驚いた表情を浮かべた直後に大爆笑でした。「ここに米入れる人初めて見たわ!」と言われましたっけ。

だいたいどの店でもこういうリアクションをされますけどね。私からすると、鍋のシメに雑炊をやらないタイ人のほうが不思議。騙されたと思って、全タイ人に一度試してもらいたいです。

 

チュムセープLAへの行き方

お店の場所はMRTタイランド・カルチュラル・センター駅の1番出口を出て、道なりに300mほど直進したところ。ガソリンスタンドの前(※前というか、むしろガススタの敷地内?)にあり、凄く見つけやすいです。

開店は11時で、閉店は24時。元旦やソンクラーンの時期は営業時間が変更になっている可能性もあるのでご注意を。

ちなみに、私たちはJodd Fairs最寄りのMRTラマ9世駅から1駅分歩きました。所要時間は10~15分くらい。地下鉄の階段を下りて、切符を買って、電車を待って……とかやっている間に着いてしまう距離です。

また、タイランド・カルチュラル・センター駅の3番出口を降り、ショッピングセンターのEsplanadeエスプラネード)を通り抜ければ、かつてTalat Rotfai Ratchada(ラチャダー鉄道市場)が行われていた場所でThe One Ratchadaザ・ワン・ラチャダー)が毎日開催中。

コロナ禍にオープンした2つの注目のナイト・マーケットをブラブラ流し、その後でゆっくりチュムセープLAで晩御飯を食べると、仮に短い旅行期間だったとしても時間的に無駄なく動けるかと思います。

地元っ子に愛されるイサーン料理の人気店、観光ついでにぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

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コロナ禍にオープンしたバンコクの新ナイト・マーケット、Jodd Fairsでぶらぶら食べ歩き

前回のKhlong Ong Ang Walking Street(オンアーン運河ウォーキング・ストリート)に続いて、コロナ渦中に開業したバンコクの新名所をご紹介。今回の舞台はJodd Fairs(ジョッド・フェアーズ)です。

 

Jodd Fairsって何?

Jodd Fairsとは、フォトジェニックな夜景スポットとしてバズりにバズったTalat Rotfai Ratchada(ラチャダー鉄道市場/※写真下)と同じ企画会社が運営するナイト・マーケット。

Talat Rotfai Ratchada自体は2020年3月のロックダウンを経て、しばらく時短営業を続けるも、2021年11月末にJodd Fairsとバトンタッチするカタチで約6年の歴史に幕を閉じました。過去の探訪記はこちらから閲覧できます。

なお、Talat Rotfai Ratchadaの跡地では現在The One Ratchadaザ・ワン・ラチャダー)が開催中。本稿の主役はあくまでもJodd Fairsなので、一旦そっちはスルーします(いつか別の機会に取り上げる予定)。

Jodd Fairsのレトロ感溢れるオブジェは、Talat Rotfai Ratchadaの世界観を踏襲したもの。映えを意識した設計がいかにも現代的で、オープン当初より若者たちの心を鷲掴みにしているのも納得です。

また、隣接する商業施設セントラルプラザ・グランド・ラマ9の駐車場5階へ行くと、上から見たテント写真を撮影することが可能。このへんの仕掛けもTalat Rotfai Ratchadaとよく似ています(※私とツレは億劫になってしまい、駐車場へは寄りませんでした。肝心の写真をアップできずにゴメンナサイ)。

規模に関してはJodd Fairsのほうがかなり小さめ。とはいえ、Talat Rotfai Ratchadaの人気店がそのまま移転してきたケースも多く、良い意味でコンパクトにまとまっている印象を受けました。

飲食系の屋台はもちろん、古着も、ハンドメイド雑貨も、ちょっとしたインテリア・グッズも、ひと通り揃っていて、物足りないどころか、むしろ軽くブラブラするにはジャストサイズかと思います。

 

軽くつまむ? ガッツリ食べる?

場内でひときわ賑わっているのはやっぱり飲食エリア。とりわけ盛況していたのがレンセープのお店です。ご参考までに私たちが訪れた金曜日は日没前の17時台から満席でした。

ゆでた肉付き豚骨にトムヤムスープをかけてかぶりつく豪快な料理、レンセープは山盛り具合がハンパないです。言わずもがな、これもSNS映え必至。

ついでに、「何やら小エビの踊り食いが有名らしい」と後日知ったものの、そんな名物フードがあるとは露知らず……。

で、とりあえず小腹満たしにイカの串焼き(1本15THB)を注文。この時、店員さんに「スパイシーにする?」と訊かれ、反射的に頷いていました。

辛いもの好きには程良い味加減。ビールが進みます。しかし、ツレはめちゃくちゃむせていました。辛さに弱い方はご注意を。

もう1つオススメはパイナップル専門のスムージーです。周りのスムージーorシェイク屋台が1杯50~60THBだったのに対し、ここは25THB。パイナップル以外にメニューの選択肢がないぶん、価格を抑えられているのでしょうか。

最初のうちは吸い込むのに苦労するほど凍っています。でも、そのガリガリ具合に私はどハマリしました。値段も味も大満足です。

他にも、定番の屋台メシから食べ歩きにピッタリな一口サイズのスウィーツ、さらにはタピオカ・ドリンクを自分好みにカスタマイズできるマシーン(※写真下)など、よりどりみどり。

ツレも少し目を離した隙に串揚げ/串焼き系をいくつか買い込んでいて、彼が食べている様子を横目で確認した限り、フードのクォリティーは軒並み高かったです。

どの店も客回転が良く、ガッツリ繁盛し、常に出来立てを提供してくれるのだから、そりゃ、美味くて当然(アツアツな時点でそうとうポイントアップ!)。ついつい手が伸びちゃいますよね。

となれば、Jodd Fairsで夕飯を食べようかとも思いつつ、なかなか空席を見つけられなかったため、潔く退散。隣駅のチムチュム屋へ移動しました(※その様子は次回アップします)。

 

Jodd Fairsへのアクセス方法

テーブル探しにもひと苦労するくらい活気のあるJodd Fairsへのアクセス方法は、MRTラマ9世駅の2番出口からセントラルプラザに入り、あとは館内を通り抜けるのみ。この立地の良さも人気の秘訣です。

ちなみに、セントラルプラザの中には、先月ブログで取り上げたリヴァプールFCの公式ショップも入っています(※詳しくはこちら)。サッカー好きは併せてぜひ。

公式Facebookによると営業時間は毎日16時から24時まで。昨年は昼も営業していたみたいですが、時間を夜に絞ったのが功を奏したか、来場者数はここへきて右肩上がり。会場を拡張する計画まで持ち上がっているんですって。

コロナウイルスの感染拡大に伴い、観光業への依存が高かった東南アジア諸国では景気が悪化。タイも2020~2021年にかけてバーツ安が加速し、一時は1THB=3.3円を切る事態に陥りました。

そうしたなかでもコロナ収束を見据え、インバウンド復活へ向けて着々と準備を進めていたこの国は本当に逞しい限り。

ことJodd Fairsにおいては、もともと外国人観光客だけじゃなく地元客もターゲットに取り込んでいた点が一にも二にもまず素晴らしく、そのうえで、コロナ期間にローカルで足場を固め、話題を振り撒いておいてから、インバウンド狙いでドーンッと拡張するタイミングを見計らっている余裕っぷりが見事だな~と感じました。

転んでもただでは起きないヴァイタリティーの高さというか、結果的にコロナ程度じゃ止められなかった経済成長の真っ只中にいるこの街のイケイケぶりを、図らずもナイト・マーケットの一例から垣間見てしまった次第。

旅行支援を筆頭に新型コロナ観光需要喚起策をあれこれ打ち出しながらも、継続的な盛り上がりにイマイチ結びつけられていない日本としては、バンコクから見倣うべきことも案外多いんじゃないかしら……なんて思わなくもないです。

 

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人気グラフィティー作家によるウォール・アートも目白押しなオンアーン運河ウォーキング・ストリート!

物凄いスピードで成長を続けるバンコク。コロナ禍を挿んで2年半ぶりに訪れてみても、相変わらず新しいスポットが次々に誕生していて驚かされました。

その新スポットのうち今回のタイ滞在で立ち寄った1つが、インド人街パフラットを流れるオンアーン運河のウォーキング・ストリート(Khlong Ong Ang Walking Street)です。

ご参考までに、コロナ前のパフラット周辺の様子は以下の記事でまとめています。

 

オンアーン運河ウォーキング・ストリートとは?

景観改善プロジェクトの一環として、自治体主導で施工が進められてきたオンアーン運河ウォーキング・ストリート。2020年10月に完成し、同年末にはアジア都市景観賞(Asian Townscape Awards)を受賞しています。

開催は金・土・日の16時から22時。全長約1.5kmに渡ってライトアップされた運河沿いに、フードや雑貨の屋台がお目見えしたり、路上ライヴが行われたり……。

さらに、カヤックパドルボードに乗って運河の下から夜景を楽しめるアクティヴィティーもあり。良く言えば注目の的になれ、悪く言えば見世物感がハンパないです。とりあえず私とツレは遠慮しておきました。

ウォーキング・ストリートの一番のウリはストリート・アート。とりわけ写真下のAlex Faceさん(@alexfacebkk)の作品前には撮影の列ができていました。彼の絵はバンコクの街中で頻繁に見かけます。

我が子の誕生をきっかけにこの世界の未来を憂いたAlexさんは、あえてふてぶてしい表情の子どもを描くことで、街ゆく人々の思考を喚起させんと活動しているグラフィティー作家

落胆だったり、不安だったり、絶望だったりを湛えた作品の世界観が、パンデミック以降の鬱蒼とした社会全体のムードにマッチし、さらなる人気を獲得しているそうです。

他にもOH+Futonさん(@ohfuton)やJuart Worasetさん(@juart_woraset)など、著名なアーティストもチラホラ参加(※写真がまったく撮れておらず、掲載できなくてゴメンナサイ)。

いろいろな作家さんの手掛けた個性豊かなアートが一気にチェックでき、人々の目を飽きさせません。

 

古い街並みを活かした都市開発

全体的にSNS映えを狙って作られている点がイマっぽく、事前情報では流行に敏感な若者がバシャバシャ写真を撮っていると聞いていました。

正直に実態を書くと、私とツレが行った日の盛り上がりはイマイチ。時間帯がやや早かったせいもありますかね。しかし、そのゆったりとした雰囲気がむしろ私にとってはありがたく、ちょうど良い休憩になりました。

写真上の左は私が注文したキウイのソーダ、右はツレが注文したパッションフルーツソーダ。どちらも30THBです。観光地にしては良心価格※他所ではザラに倍以上取られます)。

ゴチャついた部分も含めてバンコクの古い街並みが好きな私は、あまり景観改善系の事業を好意的に受け止めていません。屋台の撤去にも反対です。

ただし、オンアーン運河の場合は、新たに作り変えるのではなく、もともとあった建物を活かしていて、そこが本当に素晴らしいと感じました。よくよく見たら、どこもかしこもマジで生活感が滲み出まくっています(※写真下参照)。

ちょっぴりお洒落にデコレートされる週末以外は、おそらく地元キッズが運河で謎の魚を釣っては大はしゃぎしていたり、髭モジャのおじさんたちが何をするでもなく集まってチャイを啜っていたり、以前と変わらぬ光景が広がっているはず。

しかもリニューアル増設したMama Restaurantをはじめ、ウォーキング・ストリート開催のおかげで明らかに住民が潤っているんですよ。

これは無理なくみんながハッピーになれた事例というか、稀に見る都市開発の成功ケースなんじゃないかと思いました。

 

オンアーン運河までのアクセス方法

そんなオンアーン運河への行き方は、MRTサムヨット駅の1番出口を降りて目の前にあるジャルンクルン通りを渡り、左側へ100~150m直進。

もうそこがウォーキング・ストリートの出発地点です。公共の交通機関を利用する際は、このサムヨット下車が最短ルートになります。

……なのですが、私のオススメはバンコク最大のチャイナタウン=ヤワラーからアクセスする方法。まずはお隣MRTワット・マンコン駅の3番出口を出て、イサラヌパープ通りを真っ直ぐ進みます。

イサラヌパープは香辛料やお茶などの中華食材が並んだ市場街。古いカンフー映画の世界に迷い込んだような趣のある一帯です。

そのイサラヌパープ通りを道なりに歩いて問屋街のサンペンレーンにぶつかったら、あとは流れに従って人通りの多いほうへ500~600mほど直進すると、あっという間にハン橋へ出ます。このハン橋が先述したAlex Faceさんの壁画ポイント。

また、カオサンや王宮方面からチャオプラヤー川のエクスプレスボートで向かうには、メモリアル・ブリッジ船着場で降りるか、ラチャウォン船着場で降りるかの2パターン。近いのは前者で、後者はサンペンレーン経由です。

いずれにせよ、旧市街からも新市街からもアクセスしやすい場所にあるオンアーン運河ウォーキング・ストリート。バンコクを旅行される方は、ぜひ観光プランに組み込んでみてはいかがでしょうか。

 

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ナショナル・スタジアム駅近くのインディー・カオマンガイは評判通り確かに美味かった!

ずっと気になってはいたものの、なかなか行けていないカオマンガイ屋がバンコクに何軒か存在します。その1つがインディー・カオマンガイ(ยินดี ข้าวมันไก่)。

前回ご紹介したFort Warrix※詳しくはこちら)の近くということで、ようやく訪店のチャンスが到来しました。

 

お店の行き方

お店はBTSナショナル・スタジアムが最寄り駅。2番出口を降りてラマ1世通りをしばらく直進し、チャルンポン交差点を左折、名店がひしめくバンタットン通りを約100m進んだ場所にあります。

駅からの所要時間は7~8分。ジム・トンプソンの家MBKにも近く、観光やショッピングのついでにふらっと立ち寄れる好ロケーションです。

斜め向かいにはプーパッポン・カレーの元祖として名高いSomboon Seafood(ソンブーン・シーフード)の本店がドーンッと建っているので、タクシーで向かう際はここを目印にするとわかりやすいかもしれません。なお、Fort Warrixからはバンタットン通りを隔ててすぐです。

ちなみに、私はBTSサイアム駅から歩きました。サイアムから徒歩で向かう場合は20分前後で到着します(※ざっくりとしたルートは前回の記事をご参照ください)。

また、位置的にはMRTフアランポーン駅からも徒歩20分弱で着くはず。スケジュールに余裕のある方はお腹を空かせがてらテクテク歩いてみてはいかがでしょうか。

 

正真正銘の人気店

営業時間は朝6時から夕方16時30分。私は平日の11時30分前にお邪魔しました。微妙にランチタイムをズラしての訪店とはいえ、「ここって本当に人気なの?」と勘繰りたくなるくらいテーブルはガラガラ

しかし、いざ着席して観察してみると、ひっきりなしにGrabFood Pandaの配達員がやってきたり、持ち帰りで20人前分の注文をしていく地元客がいたりで、店内はテンテコ舞い。正真正銘の人気店なようです。疑ってゴメンナサイ。

カオマンガイの価格は2022年11月時点で50THB。メニューの上にシールが貼られ、値段が書き換えられていました。昨今の物価上昇に伴い、ここも値上げしたのでしょう(※2~3年前に比べて都心部の食堂は10THB前後の値上げをしている店が目立ちます)。

ついでに、カオマンガイの他にも、揚げた鶏をご飯に乗せたカオマンガイトートや、豚の煮込みをご飯にかけたカオカームーの注文がよく入っていました。

 

鶏肉もルアーも米もスープも全部◎!

お目当てのカオマンガイが写真上です。鶏肉のしっとり加減や、少々硬め&味濃いめで炊かれたお米の美味さに軽い衝撃を受けたのも束の間、脇役のルアー(鶏の血の塊/※写真だとキュウリの下に隠れています)に度肝を抜かれました。

カオマンガイ好きに鼻で笑われるのは承知のうえ、私はコイツがちょっと苦手です。「カオマンガイルアーが付いているのは、その店が丸鶏からしっかり仕込んでいる証だ」みたいな話も小耳に挟みつつ(※裏取りはしていないけど、確かに専門店以外では付いてこないケースが多いです)、だとしても、私にとってはなくていい存在。

いつもはツレに食べてもらっていたのに、この日はひとりぼっちです。さて、どうしたものか……。

「まったく手をつけずに残すのも申し訳ないよな~」と試しに渋々口へ運んでみたところ、意外に平気でした。

私が今まで食べたルアーに比べて食感はかなり柔らかめ。臭みは一切気にならず、硬めのご飯と混ぜたら、平気どころか、むしろ美味いと感じたほどです。米とのバランスがマジで絶妙。

苦手派の私がイケたのだから、ここのルアーはたぶんめちゃくちゃハイレヴェルなんじゃないでしょうか。ルアー好きの方のご意見を聞いてみたいです。

それともう1つ、忘れちゃいけないのが付け合わせのスープ。具材にパッカードーンを使っていて、鶏ガラ出汁特有のコクに程良い酸味がプラスされ、個人的には超ストライクなさっぱり味でした。毎日飲みたい。

念のため補足しておくと、パッカードーンとは菜っ葉の漬物のこと。大声で叫びたくなる語感ですが、呪文や必殺技の名前ではありません。くれぐれもご注意を。

私の舌は繊細さに欠けます。したがって、それなりに評判の良いカオマンガイ屋へ行けば大抵いつも満足しますし、ぶっちゃけ、各店ならではの特徴なんて説明できません。

でも、インディー・カオマンガイルアーが普通に食べられた衝撃よスープの味のおかげで、けっこう強烈に自分の記憶に刻まれちゃいました。

あまりにもフレンドリーすぎて私のほうが一瞬怯んでしまった黒縁メガネの店主にも、必ずやまた会いに行きたいと思っています。

 

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サッカー・タイ代表の公式ユニフォームをゲットするならWarrixの旗艦店へGO!

バンタットン通りバンコクにあるリヴァプールFCの公式ショップ紹介に続き(※詳しくはこちら)、今回もサッカー関連の投稿です。

お馴染みのあのエンブレムが入ったリヴァプールのユニフォームは確かにカッコイイですし、日本で買うよりお得にゲットできるものの、せっかくタイに来たのだから、やはりご当地品もチェックしておきたいところ。

そこで、2013年の創業からわずか3年で代表チームのサプライヤーを手掛けるまでに登り詰めたタイのスポーツ・アパレル、Warrix(ワリックス)の旗艦店にお邪魔してきました。

 

Fort Warrixへのアクセス方法

最寄り駅はBTSナショナル・スタジアムです。まずは2番出口を降りてラマ1世通りを400~500m直進。

スパチャラサイ国立競技場を過ぎて1本目の小道を左折し、商業施設のスタジアムワン内に入ると、2階建ての店舗がドーンッと目に飛び込んできます。所要時間は6~7分といった感じでしょうか。

ちなみに、私はBTSサイアム駅から歩きました。MBKの裏側を通り、チュラロンコン大学前のSoi 12をひたすら直進するコースで、距離にして約1.5km。20分足らずだったと記憶しています。

歩いた理由はタイのキャンパス・ライフを覗き見したいという狙いがあったから。しかし、ちょうどAPEC開催に併せて大学はお休み。学校の前は人っ子ひとり歩いていませんでした。

何にせよ、散歩するには適度に気持ち良い距離なので、BTSスクンビットからわざわざシーロムに乗り換えてナショナル・スタジアム駅へ行くのなら、私は歩きをオススメします。

 

店内の様子

開店時間は9時30分で、閉店は20時。ランニング・ウェアをはじめ、さまざまな用途のアイテムがひしめくなか、もっともスペースが割かれているのはサッカーのタイ代表コーナーでした。

ナショナル・チームの愛称は、闘象を意味するChangsuek(チャーンスック)。ズラリと並んだ象モチーフのエンブレムが勇ましい限りです。

このコーナーには上掲のカッコ良いフォトブースに加え、ティーラトンティーラシンJリーグでも活躍していた選手のキメ顔ポスターがあちらこちらに。

とりわけチャナティップの人気は圧倒的でした。川崎フロンターレ好きとして贔屓目にこう書いているのではなく、ガリガリ君M-150※タイのエナジードリンク)の広告など、街中でもチャナの写真を目にする機会がめちゃくちゃ多いんですよ。

実は私がFort Warrixに訪店した目的も、チャナティップ選手のユニフォーム。かれこれ15年以上フロンターレ後援会の家族会員に入り、私の名前まで登録し続けてくれている父親へのタイ土産は「これしかない!」と決めていました。

けれども、マーキング入りのユニフォームはオーダー制で、即日の受け渡しがNGとのこと。そのうえ、サイズ確認で父にLINEを送るも「フロンターレ以外のユニフォームはいらん!」と返信が届く始末です。

結局、ウォーキングの時に着られるだろうと、代表公式のトレーニング・ウェアを購入(※写真下)。片落ちモデルで、定価499THBから280THBに値下げされていたのはここだけの秘密です。

ご参考までに、最新シーズンのオーセンティック・ユニフォームが2490THB、レプリカ・ユニフォームが1290THB、コンフィットTシャツが399THB。ただし、こちらも過去シーズンのデザインは大幅に値引きされていました。

また、Warrixは代表チームのみならず、BGパトゥム・ユナイテッドFCスパンブリーFCらのサプライヤー・ブランド。レオやチャンビールのロゴが入ったタイ感満点のユニフォームもお土産にピッタリです。

 

周辺はスポーツ用品店

Fort Warrixの目と鼻の先には、かつてサッカー・タイ代表のサプライヤーを勤め、現在はバレーボールやセパタクローの代表ユニを作っているGrand Sport(グランド・スポート)の路面店がある他、スポーツ用品店が密集しています。

その多くは個人経営の小さなショップ。コピー商品正規品の入り乱れる様子が良くも悪くもタイっぽいです。

この地区でも一番の売れ筋はサッカーのユニフォーム。なかには50~100THB程度で叩き売りされているものもあります。言わずもがな、この価格帯は偽物。本当は買っちゃダメなヤツですけどね。

ダメなヤツっていうのを前提に、念のため補足しておくと、格安コピー系は私がテクテク歩いたSoi Chulalongkorn 12の道路脇(特にバンタットン通り手前あたり)でたくさん出会えます。

キャプテン翼』デザインを筆頭に、1000THB超えの良く出来たN級品もディスプレイされていて、まんまと購買意欲をそそられてしまいました。

さらに、近隣にはシルクスクリーン印刷屋刺繍専門店もチラホラ。「どうせボディーはちゃちなんでしょ!?」と思いきや、普通にGildanUnited Athleと提携しているショップが道路沿いには多かったです。

趣味でフットサル草野球などをやられている方は、訪タイのついでにチームのオリジナル・ウェアを作ってみてはいかがでしょうか。

そんなこんなで、刺さる人にはピンポイントでブッ刺さるFort Warrixとその周辺の様子をざっくりレポートしてみました。

次回はスタジアムワンの向かいにある有名なカオマンガイについて。Fort Warrixに行かれるご予定の方は、併せてご覧いただけたら嬉しいです。

 

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バンコクにあるリヴァプールFCの公式ショップ2店舗を訪問!

川崎市内の朝日新聞購読者に向けて毎月1回配られる朝日フロンターレ新聞をご存知でしょうか。いや、知らないですよね。知らなくて当然です。

そのなかにある企画の1つで、タイ政府観光庁が全面協力し、チャナティップ選手のコメントも読める連載『タイを知りタイ!』を、密かに私は楽しみにしています。

前回このブログで取り上げた国際プレシーズン・マッチのタイ開催(※詳しくはこちら)に寄せて、『タイを知りタイ!』には以下の文言が掲載されていました。

あるアメリカの調査会社の報告書によると、タイでは、サッカーに「非常に関心がある」「関心がある」人の人口に占める割合は78%。これは、世界で2番目に高い数字なんです! また、タイでは年間で人口の84%がスポーツを視聴し、2,000万人以上がスポーツの試合観戦に行ったという結果も出ています。このデータが表しているとおり、タイで一番人気のあるスポーツはサッカーなんです。国内リーグも高い人気を誇りますが、特にイングランドプレミアリーグに熱狂するファンが多くいます(以下略)。

……って、唐突な書き出しですみません。タイでのサッカー熱はそうとうなもの。機能性の高さも相俟って、地元の方々はごく当たり前にユニフォームを普段使いしています。

実際、BGスタジアムへ向かうバスの車内にも、ユニフォームを着ている男性が複数人いて、「彼らについていけば難なくスタジアムまで行けるだろう」と思いきや、揃いも揃って途中下車。何度、心のなかで舌打ちしたことか。

 

タイのリヴァプールFC人気

国内リーグやナショナル・チームのみならず、海外サッカーも熱心にチェックしているタイ人。Jリーグの認知も徐々に広がってきたとはいえ、ダントツで高い人気を誇っているのがプレミアリーグです。

昨年7月にバンコクで行われたマンチェスター・ユナイテッドリヴァプールFCの親善試合では、高額チケットが即完売したり、空港やホテルにファンが大挙したりと、大きな話題を集めました(※両クラブはタイ国内にファンクラブも存在します)。

そうそう、ヤワラーでは名門チームのエンブレムを掲げたボングなんかも売っていましたっけ(※写真上)。もちろん非正規品です。「こんなグッズまで作らなくても……」と思わず苦笑い。

タイの国家開発管理研究所の調べでは、プレミアのなかでもっとも厚い支持を集めているチームがリヴァプールなのだとか。確かに巷で見かける偽物ユニ系もリヴァプール率が圧倒的に多め。

こういうかたちでマンUを比較対象に挙げてしまって申し訳なく思いつつ、バンナーのCentral Plaza(セントラルプラザ)に出店していたマンU公式ショップは知らぬ間に撤退。

対するリヴァプールは、タイに5店舗も展開しているじゃないですか。しかも全部めちゃくちゃ好立地。

現在、リヴァプール直営の実店舗は世界中に15店あります。そのうちの5店がタイという事実からも、いかにこの国でリヴァプールが愛されているかおわかりいただけるでしょう。

ここでやっと本題。今回は5店舗のなかからバンコクにある2店舗をご紹介したいと思います。ちなみに、残りの3店舗はチェンマイパタヤプーケット

なお、お店には通りすがりに入ってみただけで、私自身はリヴァプール推しじゃありません。ノースウェスト・ダービーに関しても、毎回どっちにもつかずのノーサイドで視聴しています。

よって、リヴァプール好きの皆様はお手柔らかに。そして、マンU並びに他チームのサポーターの方々もどうか気を悪くしないでくださいませ。

 

①Central Plaza Grand Rama 9店

1軒目の場所は、MRTラマ9世駅2番出口と直結しているCentral Plaza Grand Rama 9(セントラルプラザ・グランド・ラマ9)のGフロア。タイでの旗艦店にあたるがこのショップです。

2021年11月にMRTタイランド・カルチュラル・センター駅から移転したバンコク屈指の人気ナイトマーケット、Jodd Fairs(ジョッドフェアーズ)へは、Central Plazaを通り抜けると近道になります。

つまり、Jodd Fairsの移転前よりリヴァプールはここにお店を構えていたものの、この1年ちょっとで棚から牡丹餅的に客足がどんどん増えている模様。

レプリカ・ユニフォームがマーキングなしで約2000THB(約7800円)。日本だと定価が1万2650円なので、円安のこの時代でもそこそこお得感はあります。

アパレルから文房具や食器/カトラリー、キャンプ用品に至るまで、公式グッズの豊富なヴァリエーションにとにかくビックリ。かの有名な鳥のエンブレムをプリントしたら、何だってそれなりにカッコ良く見えてしまうのがズルイです。

マニアの方にはサイン入りアイテムもオススメ。サイン入りグッズは、日本におけるリヴァプールの正規代理店、KAMOECサイトにもチラホラ上がっているにせよ、やはり取り扱い数が全然違いました。

補足として、キャプテンのヘンダーソン選手クロップ監督のサインが謎に大プッシュされていましたが、他にも主要メンバーはひと通り揃っています。

昨夏に退団した南野拓実選手のユニが値下げされてないか、興味半分で探してみるも、流石は公式ショップ、移籍した選手の商品は置いていませんでした。

 

②Siam Square One店

2軒目はSiam Square Oneサイアム・スクエア・ワン)内にある店舗。こちらの商業施設も駅直結で、BTSサイアム駅4番出口を降りてすぐです。

お店があるのは、駅と繋がっている3rdフロア(スタバの階)を1つ下り、そこから地上階へと続く大きなスロープ沿い。かなり目立ちます。

商品のラインナップはGrand Rama 9店とほぼ同じにつき割愛しました。

私の記憶が正しければ、パンデミック直前に訪れた2020年2月時点では、おそらくこの店はなかったはずです。

経済が停滞し、とりわけインバウンド依存の強いサイアムでは閑古鳥が鳴いていただろうタイミングに、まさかの新店をオープンさせるとは! オフェンシヴな経営戦略、ハンパないですって!

 

①も②も旅行者にとって凄くアクセス良好なロケーションにつき、何かのついでにふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

変な話、メルカリへの転売でひと儲けできる可能性も? 私は面倒臭くてやりませんけどね。いずれにしても、意外な掘り出し物と出会えるかもしれませんよ。

 

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使い方は超簡単!! ViaBusアプリを駆使してバンコクのバスを自由に乗りこなそう!

Wat Phai Rong Wua(ワットパイロンウア)の行き方をご紹介した前回の記事で、さもバスに乗り慣れている風を装ってしまいましたが、ここに白状します。私はバンコクのバスが大に苦手でした。

しかし、あるアプリとの出会いをきっかけに、余裕でバスに乗れるようになったんです……って、何だかヤバイ広告みたいな書きぶりですね。でも本当だから仕方ない。今回は感謝してもし尽くせないそのViaBusにまつわるお話です。

タイ好きの旅行者現地在住者の間ではもはや常識。ブログのネタとしてはいまさら感が否めないものの、バンコクへ行かれる予定があり、なおかつ、まだダウンロードされてない方は、ぜひ参考にしてみてください。マジでオススメです。

 

バンコクのバスは超複雑!

本題へ入る前に、バンコク都内には網目状にバスが走っていて、路線数はかなりのもの。複雑に入り組み、とても素人が全貌を把握できるレヴェルじゃありません。逆に言うと、電車が通っていないエリアでもバスならばほぼ網羅されています。

また、タクシーと違って煩わしい値段交渉がなく、電車より運賃も安価。ついでに主要ルートは本数が多く(バンバン来ます)、24時間運行している路線だってそれなりに充実し、使い方次第では超便利な移動手段です。

もちろん、短所もありますよ。朝夕の渋滞が酷いとか、ラッシュアワーを避けたとしても時間が読み難いとか。そうしたマイナス面のなかで、私がもっとも厄介だと感じていたのは、どこで降りるかわかりづらい点です。私だけじゃなく、ツーリストにとってけっこうあるあるの悩みなんじゃないでしょうか。

運転手さんや乗客との距離が近いソンテウ※小型トラックを改造した乗り合いバス)の場合は、行き先をアピールしておくと、だいたい到着時に誰かが教えてくれます。

流石は微笑みの国。周りは親切な人だらけです。とはいえ、利用者数が多く、乗り降りの激しい都バスはなかなかそうもいきません。

車内前方のモニターで次の停留所を表示してくれるバスも多数ありつつ、すべての車体にモニターが標準装備されていないのも困りどころ。

よって、方向音痴な私は、よほど行き慣れたエリアか、目的地がその路線の終点でない限り、自分の降りるべき停留所がイマイチわからないせいで、バンコク都内のバス利用を極力避けていました。

 

ViaBusの使い方

そんな私を救ってくれた神アプリが、本稿の主役であるViaBusAndroid版はこちらで、iOS版はこちらで無料ダウンロードできます。

使い方は、まず①出発地と②目的地を入力。GPSで近くのバス停を自動検知してくれるため、実際に①を入れるケースはほとんどありません。

例えばプロンポンからカオサンに向かうとしましょう。①にはPhrom Phongカオサン通りにはドンピシャでバスが止まらないので、②にはカオサンから1本通りを隔てたDemocracy Monumentと入れます(※上掲画像の右側参照)。

最後まで正確に打ち込まずとも、予測変換でバス停の候補はいくつか出てきます。さらに停留所の名称がわからなくても、行きたいところを地図上でタップすれば大丈夫。とにもかくにも、めちゃくちゃ簡単です。

次に画面が切り替わり、Democracy Monumentを通るバスの番号が一覧で表示されます(※上掲画像の左側参照)。これにて511番2番のバスに乗ることが判明。

なお、TSBとはThai Smile Busの頭文字。バンコクでは電気バスの導入が進んでいて、上から3つ目の2/3-1(TSB)は「2番路線の電気バスですよ」程度の解釈でOKかと思います。

2番とTSBはよしとして、「3-1って何だよ?」の件については、私も理解していません。詳しく知りたい方は、TSBの公式サイトをご覧くださいませ。

511番を選ぶと、Democracy MonumentはPhrom Phongから23個目のバス停でする旨がわかります。各バス停の名前は22 Stop(s)となっている部分で閲覧可能。

走行中もほぼオンタイムで現在地が表示されます。ただし、ちょくちょくGPSタイムラグが生じ、アプリを信じすぎた私は何度か降車場所を間違えました。

ViaBus上の現在地情報では次のバス停が目的地のはずが、もうすでに1個通りすぎていた的な。まあ、バス停1つ通りすぎるくらい屁でもないですけどね。てか、そもそもGPSの精度はアプリ側じゃなく、端末側の問題なのかも?

GPSの話はさておき、強いて追加のリクエストをするなら、運賃が表示されると助かるかな~といった程度で、その他は一切文句なしです。

 

バス移動のすゝめ

直近のバンコク滞在ではViaBusをフル活用し、バスに乗りまくりました。高架鉄道BTSに比べてグッと目線が低く、タクシーに比べてゆっくり車窓からの景色を楽しめるバス移動は、「こんな場所にこんなスポットがあったんだ!」「この道とこの道はこうやって繋がっていたんだ!」という驚きの連続

あまり治安の良くない一帯では、道端でシンナーを吸っている人がいたり、違法薬物のヤーバーでキマッちゃってる人がいたり……。バンコクの暗部も含め、バスだからこそ見られた景色がたくさんあります。

結果、バス移動にどハマリした私。これを機に極めてみたくなりました。とりあえず直近の目標は全路線制覇!? バンコクへ行く楽しみがまた1つ増えて幸せです。

 

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バンコクからもっとも近い地獄寺、Wat Phai Rong Wuaへの行き方と所要時間(+道中の珍光景)

前々回のWat Phai Rong Wua(ワットパイロンウア)訪問に関する投稿の続き(※詳しくはこちら)。今回はタイでもっとも有名なこの地獄寺までのアクセス方法や道中の見どころをご紹介します。

 

バスでの行き方

バンコクからWat Phai Rong Wuaへバスで行くには、まず南バスターミナル(Sai Tai Mai)を目指しましょう(※タクシー利用についてはページの終わりにチラッと記載)。

パヤータイ地区からはBTSヴィクトリー・モニュメント駅前ロータリー発着の28番バスに、サイアムスクンビット地区からはBTSチットロムやプロンポン駅前を通る511番バスに乗ります。また、BTSバンワー駅からもシャトルバスが運行中。

なお、511番はカオサン通り近くの民主記念塔前(※写真上)にも停まります。カオサン周辺に宿泊していた私とツレはここから乗車。運賃は1人20THBでした。

民主記念塔からだと511番の他に35番556番も南バスターミナルへ向かいます。ただし、556番は南バスターミナル終点じゃないので乗り過ごしにご注意を。

9時に民主記念塔を出たバスは、9時20分に南バスターミナルへ到着。あとは68番バス※写真上)に乗り換えれば、Wat Phai Rong Wua最寄りの停留所に着きます。

この68番バス、通常は1時間に1本間隔と聞いていたのですが、私たちは20分少々待った後、運転手さんにとびきりの笑顔で「次の出発は11時だよん」と告げられ、トータル1時間40分の足止めに。

言われた通りバスはきっちり11時に走り出し、12時30分には目的地へ着きました。運賃は1人60THB。停留所はお寺の門※写真上)の真正面です。予め降車場所をしっかりアピールしておくと、乗務員さんが着いた時に教えてくれるはず。

アピールついでに確認しておきたいのが、帰りのバスの時刻です。最終便は17時から18時と、都市部では考えられない早さ。しかも流しのタクシーが通るような場所じゃありません。終バスを逃したらまさに地獄。

 

SC PLAZAで暇潰し

南バスターミナルで1時間以上のフリータイムができてしまった私とツレは、SC PLAZA※写真下の左側に見切れている建物)をブラブラすることに。

地上階には長距離バス+ロトゥーの乗降場所やコンビニが、2階にはチケットセンターといくつかの商店やカフェやゲーセンが、そして3階にはパスポート・センターとフードコートがあります。

ド平日の午前中にもかかわらず、パスポート・センターは長蛇の列。出入国制限の撤廃に伴う旅行業界の回復ぶりを、思わぬかたちで目の当たりにしました(※この年末年始も多くのタイ人が観光目的で来日しているとか)。

……といったくらいで、SC PLAZAは特に注目すべきポイントがないかと思いきや、フードコートのカオスな光景に口あんぐり。からの時間差で大爆笑。

そうとうな数の骨董商が、フードコートのテーブルとイスを勝手に使ってお店を出しはじめたんです。確かにここは冷房も効いていて路上で売るよりはるかに快適ですけども、マジで何なんすか?

無許可で堂々と商売してしまう骨董商の図太さも、事実上それを容認しているフードコート管理者側の大らかさも、全部ひっくるめて物凄くタイらしさを感じました。最高です。南バスターミナルへお立ち寄りの際は、ぜひ覗いてみてください。

 

帰りのバスはなかなか来ず……

話を本筋に戻すと、帰路のバス乗り場はお寺を出て右側すぐ(※写真上)。停留所の後ろには、飲み物やお菓子を売っている小さな商店もあります。

往路のバスで「次の南バスターミナル行きは13時30分だよ」と教えてもらった私とツレ。もう1本先のバスで戻るプランも一瞬考えたものの、同じ日の晩にパンガン島までの移動を控えていたため、13時30分の便を目指して行動しました。

Wat Phai Rong Wuaの滞在時間はわずか1時間。まあ、「そんな長距離移動を控えた日にバタバタと地獄寺まで行くなよ」って話なんですけどね(ツレにもやんわり文句を言われましたっけ)。

で、予定時刻の5分前にはスタンバイするも、バスはなかなか現れず。結局、バスが来たのは14時10分。こんなことならもうちょっとゆっくり見学できたのに……って、いまさら言っても仕方ないか。

自分の失敗を踏まえた上で、お寺の滞在は最低でも2時間、少し余裕をもって3時間ほど見ておくのがオススメです。

帰りの68番バスも南バスターミナルへは約1時間30分で着き、そこからカオサンまでは夕方の渋滞とも微妙に重なって約35分で到着。

往路にかかったのは3時間30分、帰路は3時間弱。カオサンを9時に出で、戻ったのは16時20分でした。

 

タクシーの場合は?

地獄寺の多くは観光客の訪れない農村地帯にあり、比較的アクセスしやすいとされるWat Phai Rong Wuaすら、距離にしてバンコクから約80km

十数年来、地獄寺を訪ねてみたいと願いつつ、なかなか足を運べなかった理由は、この微妙な遠さにもありました。

実際に行ってみて、決して近くはなかったです。軽く半日は潰れます。それでも参拝する価値は大あり。すでに私も年内の再訪を心に誓っています。

最後に、ラッシュアワーを避けてタクシーを使った場合の所要時間は、おそらく片道90分程度。半日チャーターの相場が2500~3500THBです。

なお、この価格は何社かの予約サイトを比較しました。言わずもがな、交渉次第ではぼったくられたり、安くなったりします。時間に余裕がなくお金に多少の余裕がある方は、このへんの数字も参考にしてみてください。

 

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