ムーカタ(ムーガタ)に関する記事を連投します。鍋と焼肉をイイトコ取りしたこの料理が、私もツレも大好きなんです。ムーカタ愛が止まりません。
前回ご紹介したチュムセープLA(※看板メニューはムーカタじゃなくチムチュムです)がわりとよく知られているグルメ・スポットだったのに対し、本日時点でトリップアドバイザーやフォートラベルにも掲載されていない今回の店は、おそらく観光客の間でほぼほぼ無名なはず。
別にブログのネタほしさに血眼で未開の食堂を探し当てたわけじゃなく、たまたま入った感じです。
隠れた名店はスティサンにあり?
お店はMRTスティサン駅の1番出口からラチャダー通りを50mほど進み、スティサン通りを左折。さらに500mくらい進んだ場所にあります。
タイ語で書かれた店名は、私の勉強不足につき読めませんでした。ごめんなさい。Googleマップ上では、ร้านอาหาร ร้านข้าวต้มใบเตยとかข้าวต้มใบเตยとかร้านข้าวต้มใบเตย อุดมสุขとか複数の名前が気まぐれに出てきます。3つに共通するใบเตย(Bi-Toey)が店の名前なのかな?
目印はお隣のAsia Stationery(※上掲のマップの位置もこの文房具店にセットしています)。バンコクの文具好きには定評のあるショップらしく、ゼブラやユニボールといった日本製の商品も取り扱っていました。
Asia Stationeryは次のバンコク滞在時にじっくりリサーチしたいと思っています。
なお、お盛んな殿方に向けて、ポセイドンからもギリギリ徒歩圏内な旨をお伝えしておきましょう。
かの巨大なマッサージ・パーラー以外にとりたてて有名なスポットがあるでもないスティサン周辺ですが、たまには風俗に行きがてらローカル仕様の食事処でご飯を食べてみるのも乙ですよ。
ちなみに、なぜ私たちがここを訪れたかと言うと、日中にスティサン通りを散策していたツレが良さげなシーフードBBQ屋を発見し、「夜ご飯にそこへ行こう」と2人で張り切って出向くも、狙っていたレストランは休業日。
腹ペコの私たちは道中にあったこの店で妥協しました。宿泊していたサパンクワイのアパートメントからは約2.5km。歩くにはそこそこ距離があり、正直、ごはん屋探しにこれ以上の労力を割きたくなかったんです。
野菜が絶品!
TVモニターでムエタイ中継をガンガン流している店内(といっても、店の半分は屋外)は地元臭ムンムン。メニュー数はかなり多く、メジャーなタイ料理はひと通り揃っていそうです。
店頭に置かれた野菜がツヤツヤ&青々とライトアップされていたのを見て、その野菜の味をよりダイレクトに楽しもうと、即決でムーカタをオーダー。
期待に違わず、これまで食べたどのムーカタより葉物の鮮度は抜群。ハーブの味も濃く、しかも量が多め。個人的には名だたる人気店にも決して劣らないクォリティーなんじゃないかと感じました(※お肉は普通です)。
ムーカタにプラスして何かつまみが欲しくなり、写真下の物体を追加注文。メニュー表に添えられた画像でてっきり生肉かと思いきや、出てきたのはポークジャーキー(or 薄くスライスしたソーセージ?)。
カリカリに揚げて甘く味付けた1皿で、チリソースにディップしていただきます。
最初に口へ運んだ時は「ん?」となりつつ、食べ進めるうちに不思議とクセになる味でした。結局、何なのかはいまだにわからぬまま。
とりあえずビールとの相性が抜群だったことと、お店の人から「良いチョイスだ」と褒められたことを、ここにご報告しておきます。
お会計は、Changビールの大瓶2本、ムーカタ、謎のカリカリ肉、そしてライスを頼んで510THB(2000円弱)でした。
己の舌をもっと信じよう
後日、お店のGoogleレヴューを見たら、口コミ数自体も少ないなか、好意的な意見に混じってネガティヴな書き込みが目につきました。
不味いだの、鮮度が悪いだの、遅いだの、高いだの……。それらに対する私の見解は以下の通り。
- 不味い⇒私的には美味かった
- 鮮度が悪い⇒野菜に関しては他より圧倒的に新鮮
- 遅い⇒何なら出てくるスピードはめちゃくちゃ早い
- 高い⇒ラチャダー通り界隈の相場はこんなもん
もちろん味覚には個人差がありますし、鮮度や提供スピードは来店のタイミングにもよるでしょうけどね(※とはいえ、私たちが食事した時間はまあまあ賑わっていました)。
できる限り食の失敗を避けたい私は、ネットで口コミを参考に下調べしてしまいがち。でも、一切の前情報なくふらっと寄った店が大当たりだった時の喜びは、得も言われぬものがあります。
目当てのシーフードBBQ屋が定休日だったのも、きっと何かの縁。店名すら読めなかったこの店を選んで、結果的に大正解でした。
総じて、それなりにローカルが集まっている食堂でハズレくじを引いたケースなんてこれまでほとんどないのだから、有名店ばかり無難に攻めず、自分の直感を信じてもう少し冒険しなきゃダメだなと反省しています。
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