バンコクのチャトゥチャック市場(Chatuchak Weekend Market)で買えるパーソナルケア・ブランド、About Herbs(アバウト・ハーブス)についてご紹介した前回の記事が知人からそこそこ評判だったので、この路線でもうひとネタ。今回の主役はレザー用品を扱うGuate(グアテ)です。
Guateとは?
お店があるSection 23のSoi 33はメイン通路に面し、チャトゥチャックの中でも抜群の好立地。チャトゥチャックに行かれたことがある方なら、一度はショップの前を通っているのではないでしょうか。
方向的にはMRTのカムペーンペット駅で下車して2番出口からアクセスすると、すぐに見つけられるはず。
メイン通路に面した店舗ではメンズ・アイテムを、その隣(※1区画中に入ったところ)ではレディース・アイテムを中心にラインナップ。営業時間は土・日曜日の9時~19時です。
さらに、BTSアソーク駅直結のTerminal 21(ターミナル21)やサイアムのCentral World(セントラル・ワールド)にもショップを構えているため、週末に予定が合わない時はこちらへ行ってみるのもアリでしょう。
Guateが産声を上げたのは1995年。当時まだ学生だったオーナー兼デザイナーのマナ&アルパ・プロムラットご夫妻が、「大好きなチャトゥチャックで自分たちの作ったレザー製品を売りたい」と思い立ったことからその歴史は始まりました。
いまでこそ新鋭デザイナーの登竜門みたいな役割も担い、このマーケットからデパート・ブランドまで成長するケースが多数ありますが、その頃はもっとベタな民芸品屋/コピー商品屋だらけだった模様。ブランディングという概念は希薄で、重視すべきは値段の安さ……みたいな。
そこに独自の個性を打ち出そうと自分たちのブランドを展開したご夫妻はめちゃくちゃ先見の明があるというか、純粋に「カッコイイ!」と感動してしまいました。
今後も店舗数を増やしていくことと思いますが、本店は変わらずチャトゥチャックに置き続けてほしいものです。
私はこんなのを買っています
そんなGuateのモットーは、「タイ国産の牛革や羊革を使用し、革のなめしからワックス加工、カッティング、裁縫まで、全肯定を手作業で丁寧に作る」こと。
私は写真下と同じシリーズのラウンドファスナー型ミニ財布をリピ買いしています。価格は日本円で2000~3000円程度(正確な値段は忘れました汗)。
昔は財布くらいハイブランドにしようと決めていた私。でも最近は1個あたりの単価を下げ、普段使い用、お出掛け用、仕事用、外貨用などなど、用途によって使い分けするようにしています。
使用頻度の高いミニ財布に関しては1~2年に1回ペースで買い替え、現在はブルーを愛用中。2年足らずで壊れるとか、そういう意味じゃありません。ただの気まぐれ。カラーヴァリエーションも豊富で、ついつい買い替えや買い増し欲に駆られてしまうわけです。
すぐに壊れるどころか、むしろGuateの製品はめちゃくちゃ長持ち。編集者時代はこれ系のトート(↑)やショルダーバッグを10年近くヘビロテしていました。
荷物を極力減らし、もっぱらミニバッグ派な現在でも、使おうと思えば余裕でイケます。作りはかなり頑丈。
新アイテムの開発にも積極的で、コロナな世相をしっかり読んで今年はマスク(※流石にマスクはレザーじゃなく布製)や、写真上の除菌スプレー用ホルダーも売り出していました。
定期的に商品が入れ替わる点も、私がバンコクを訪れるたびにショップへ寄りたくなる大きな理由です。
ちなみに3月にお邪魔した時は、パッチワーク風のデザインを施した↑のショルダーバッグを購入。定価1980THB(約6930円)から10%値引きしてくれました。
まとめ買いじゃないし、特にディスカウント交渉はしていないにもかかわらず、店員さんがサラッと引いてくれた感じです。
サービス面も抜かりなし
値引きの話が出たついでにサービス面についても補足させてください。天然レザーを使用したGuateの製品は、同じアイテムでもそれぞれ多少の色ムラがあります。
なので、ショルダーバッグを買った際には全在庫を引っ張り出し、好みの風合いを選ばせてくれました。もっとも、これはお店が混んでいない時間帯だったから。
ご厚意に甘えてファスナーの滑り具合などもネチネチ確認させていただいた次第です。これで10%オフは何だか申し訳ない……。
また、タイ国内のコンビニやスーパーと同じく、チャトゥチャックでもマイバッグ持参を推奨しているものの、Guateではコットン素材のショップ・バッグを用意しているんですよ(※大きい商品を買った場合は紙袋での対応)。
これがなかなか厚手で売り物になりそうなほどの出来映え。ショッパーって宣伝手段のひとつですし、こういった細部にまできちんと気を配れるブランドだからこそ、デパートやモールへの出店も成功させられたことは言うまでもありません。
最近では革大国イタリアを含むヨーロッパ各地やアメリカ、そして日本への輸出も行っているらしく、創業25年を経てもなおまだまだ伸びしろのありそうなGuate。
バンコクへ行かれることがあったら、ぜひチェックしてみてください。私は次回、巾着ポッシェのグリーン(※写真上)狙っています。早くコロナが終息してくれないと廃版になっちゃう……。
※このページで使っている店内の写真は2020年3月に撮影したもの。商品画像はブランドの公式ホームページより拝借しています。
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