いつ行っても地元の若者でゴッタ返しているバンコクの人気ショッピング・モール、Platinum Fashion Mall(プラチナム・ファッション・モール)。
BTSの駅からやや離れてはいるものの、Central World(セントラル・ワールド)とスカイウォークで繋がっていますし、ピンクのカオマンガイの本店にも近いですし、チットロム周辺をブラブラするついでに何だかんだここもチェックしている旅行者の方は少なくないでしょう。
カオスなPlatinum Fashion Mall
このモールの魅力はやはりお値段。業者相手の卸売と個人相手の小売のどちらにも対応し、まったく同じ品物がChatuchak Weekend Market(チャトゥチャック市場)より安価で売られています。
ただし、おびただしい数のショップが軒を連ね、目当てのアイテムをなかなか見つられないのがPlatinum Mallのウイークポイント。3つのゾーンで構成されるこの商業施設は、とにかくワチャワチャしています。
レディース服、メンズ服、子ども服、アクセサリーをはじめ、一応フロアごとに大まかなカテゴリー分けはされているんです。
でも、「このゾーンのこの階はバッグ売り場ですよ」と区切ったところで、テナントが空くや、ジャンル関係なく新たなショップが間髪入れずに出店してしまい、バッグ売り場にはバッグ屋よりそうじゃない店が多くなる……みたいな事態が発生。
体験談として、ビキニを探しにPlatinum Mallを隈なくチェックしていた時、メンズ売り場のド真ん中にも女性用の水着屋を見つけ(※しかも目の前は男性下着店)、「流石に出店場所を考えろよ」と呆れたことがあります。
もはやフロアガイドなんてあってないようなもの? 私個人としてはよく巨大迷路と表現されるChatuchak以上にPlatinum Mallのほうが攻略しづらく、行くたびに「もうちょっと何とかならんかね?」と感じていました。
ゾーン3が生まれ変わる!
しかし、そんなPlatinum Mallのゾーン3が、今春に大幅なリニューアルを実施。まずは美容に特化した1~2階に新店が順次オープンしています。
リニューアルを象徴する存在なのが化粧品専門のセミセルフ型セレクト・ショップ、EVEANDBOY(イヴアンドボーイ )。
近場のSiam Square One(サイアム・スクエア・ワン)にある旗艦店や、アソークのTerminal21(ターミナル21)にある支店と比べたら売り場面積が小さい点は否めません。
けれども、4U2(フォー・ユー・トゥー)などご当地のプチプラ・コスメはもちろん、バンコク女子の憧れである韓国コスメの売れ筋アイテムがギュッと厳選されていて、これはこれで凄く見やすいです。
また、私が訪れた5月上旬にはBeauty Buffet(ビューティー・ビュッフェ)やMillie(ミリー)の直営店が営業を開始していたほか、同26日にはMistine(ミスティーン)も開店を控えていました。
もっと言うと、その時点では5~6割の区画が工事をしていたので、今年の夏から秋にかけてどんどんブランドが追加されていくはず。
すでにアロマやヘアケア、カラコンや健康食品の専門店もあって、コスメのみならず幅広く美と健康を捉えたユニークなフロアになりそうな予感がしています。
なお、3階は加工食品(お土産用のお菓子かな?)、4~5階は民芸品やインテリア小物といった具合で、他の階も絶賛改装中。こちらはまだ立ち入り禁止でした。
ゾーン3が生まれ変わることで、おそらく各ゾーンの立ち位置も多少は明確になり、Platinum Mallのゴチャつきがいくらか解消されるに違いありません。
パッと見た感じ化粧品関係のホールセールは行っておらず、Platinum Mallの持つ卸売機能がゾーン3にはあまり適用されなくなるのかも。
だとしても、ツーリストにとっては喜ばしい変化。いま現在、ゾーン3の改装工事が完了する時期は発表されていませんが、グランド・リニューアル・オープンする日を気長に待ちたいと思います。
【お知らせ】東南アジアで買い付けてきたアイテムを販売中。春夏は水着やリゾート服を中心に、秋冬はアクセサリーを中心にラインナップしています。ぜひチェックしてみてください。
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