FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

旅のこととか、旅に関する本のこととか。

マニア心をくすぐるバンコクのDD Mall

サパンクワイ骨董市についてチラッと触れた前回の流れを引き継ぎ、今回はアンティークショップが軒を連ねるDD Mall(DDモール)をご紹介しましょう。

場所はChatuchak Weekend Market(チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット)のメインゲート=Entrance①の向かい。MRTだとカムペーンペット駅1番出口を降りてすぐ、BTSの場合はモーチット駅サパンクワイの間に位置します。

DD Mallの外観はこんな感じ(↓)。赤いラインが目を引く個性的な建物です。

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ちなみにDD Mallの正式名はBangsue Junction by DD Mall。施設内のショップカードには〈Bangsue Junction Shopping Center〉と書かれているものもありつつ、タクシーの運転手さんに伝える時は普通にDD Mallで通じるかと思います。

 

何が売られているの?

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カムペーンペット駅を出てすぐの通り沿いには、欧米から流れてきたと思しきアンティーク雑貨を扱うお店に加え、ちょっとしたカフェ&バーが並んでいます。

Marvel関連グッズに強いアメリカンなショップや、英国様式の食器を主に扱うショップをはじめ、店ごとにカラーがだいぶ異なっていて自分好みの商品を見つけやすい印象でした。

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正確に言うとこのエリアはDD Mallの建物隣。ここの奥ではThe Camp - Vintage Flea Market(ザ・キャンプ~ヴィンテージ・フリーマーケット)というヴィンテージに特化したナイトマーケットも開催されています。

ナイトマーケットの営業時間は火・水・木曜日が15~22時、金・土・日曜日が15~24時。月曜日はお休みです。

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なお、私とツレはこのオシャレ夜市を未体験。上掲の画像は公式Facebookよりお借りしました。床屋レコ屋古着屋ゴハンもいちいちフォトジェニック。

コロナウイルスが落ち着いて次にバンコクへ行った際はマストでチェックしたいと思っています。

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さて、そろそろDD Mallのお話を。1階から3階までほぼほぼ骨董尽くし。4階については後ほど触れるとして、5階は工事中(*2020年3月時点)、6階は以前も取り上げている穴場のフードコート*詳しくはこちら)です。

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1階はタンスやソファー、シャンデリアといった大型家具が中心で、2~3階には小物類が豊富。海外から買い付けに来ている人もちょくちょく目にしました。

家に飾る用の仏像もありますし、タイ産のアンティーク雑貨屋兼タトゥー屋という一風変わったお店も存在します。施術の様子が通路から丸見え。なおかつ施術道具は剥き出しのまま放置。ここで彫るのはいろいろな意味で勇気が必要ですかね。

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そんな2~3階フロアで私が注目したのはカセットテープ専門店。世界的な大物バンドによるメガヒット・アルバムや懐かしの80~90年代J-Pop作品、インド歌謡にタイ・ポップ他、何でもござれです。

近年のカセットテープ再ブーム気運も手伝って、音楽好きな方にお土産で買って帰ると喜ばれそう。

 

狙うは週末

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そんなマニア心を刺激するDD Mall。もし行かれる場合はぜひ週末を狙ってください。というのも、1階のエントランス前と、先ほど説明をすっ飛ばした4階で毎週末フリマが開催されるんですよ。

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Green Vintage Marketと銘打たれた4階スペースには古着屋がギッシリ。ここは2018年までChatuchak Weekend Marketの横(方角的には東になるのかな?)で行われていたJJ Green(JJグリーン)というナイトマーケットが名前を変えて移ってきたもの。

私がJJ Greenへ遊びに行った時はラッパーのショウケースもあったりして、どことなくレイヴ/野外フェスみたいなノリでしたが、一方のGreen Vintage Marketはひっそりと静かに営業しています。お世辞にも盛り上がっているとは言えません。

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しかし、古着目的でChatuchakへ足を運んでいる方にとってはGreen Vintageもなかなか捨て難い場所になるはず。

何せこちらは冷房が効いていてゆっくり物色でき、さらに取り扱っているアイテムの傾向も価格帯もChatuchakと似ているのです(むしろバンドTはGreen Vintageの方が豊富)。

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そして、1階エントランス前フリーマーケットは雑貨がメイン。玉石混交というか、95%以上はガラクタというか……。

例えば下の写真。そう、ハルクの足(だけ)です。サイズは1m超え。デカイ! これを買ってどうしろと言うんでしょうか。

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笑いながらツレと眺めていると、白人のおじさんが「俺はどうしても右足が欲しいんだ。君たちは左足にしといてくれよ(笑)」と私たちに話し掛け、颯爽とその場を去っていきました。粋かよ!

しかし、こうした中から自分にドンピシャなお宝を見つけられた時の興奮たるや。蚤の市の醍醐味はやっぱりこれに尽きます。

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……というわけで、あまり期待せずDD Mallをフラフラ回ってみると、案外ステキな掘り出し物を見つけられるかも!?

ついでに、空いていてキレイなトイレを借りに行きがてら、Chatuchak Weekend Marketの途中でただただ涼むという利用方法も結構オススメです。

 

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farout.theshop.jp

 

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