FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

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ナショナル・スタジアム駅近くのインディー・カオマンガイは評判通り確かに美味かった!

ずっと気になってはいたものの、なかなか行けていないカオマンガイ屋がバンコクに何軒か存在します。その1つがインディー・カオマンガイ(ยินดี ข้าวมันไก่)。

前回ご紹介したFort Warrix※詳しくはこちら)の近くということで、ようやく訪店のチャンスが到来しました。

 

お店の行き方

お店はBTSナショナル・スタジアムが最寄り駅。2番出口を降りてラマ1世通りをしばらく直進し、チャルンポン交差点を左折、名店がひしめくバンタットン通りを約100m進んだ場所にあります。

駅からの所要時間は7~8分。ジム・トンプソンの家MBKにも近く、観光やショッピングのついでにふらっと立ち寄れる好ロケーションです。

斜め向かいにはプーパッポン・カレーの元祖として名高いSomboon Seafood(ソンブーン・シーフード)の本店がドーンッと建っているので、タクシーで向かう際はここを目印にするとわかりやすいかもしれません。なお、Fort Warrixからはバンタットン通りを隔ててすぐです。

ちなみに、私はBTSサイアム駅から歩きました。サイアムから徒歩で向かう場合は20分前後で到着します(※ざっくりとしたルートは前回の記事をご参照ください)。

また、位置的にはMRTフアランポーン駅からも徒歩20分弱で着くはず。スケジュールに余裕のある方はお腹を空かせがてらテクテク歩いてみてはいかがでしょうか。

 

正真正銘の人気店

営業時間は朝6時から夕方16時30分。私は平日の11時30分前にお邪魔しました。微妙にランチタイムをズラしての訪店とはいえ、「ここって本当に人気なの?」と勘繰りたくなるくらいテーブルはガラガラ

しかし、いざ着席して観察してみると、ひっきりなしにGrabFood Pandaの配達員がやってきたり、持ち帰りで20人前分の注文をしていく地元客がいたりで、店内はテンテコ舞い。正真正銘の人気店なようです。疑ってゴメンナサイ。

カオマンガイの価格は2022年11月時点で50THB。メニューの上にシールが貼られ、値段が書き換えられていました。昨今の物価上昇に伴い、ここも値上げしたのでしょう(※2~3年前に比べて都心部の食堂は10THB前後の値上げをしている店が目立ちます)。

ついでに、カオマンガイの他にも、揚げた鶏をご飯に乗せたカオマンガイトートや、豚の煮込みをご飯にかけたカオカームーの注文がよく入っていました。

 

鶏肉もルアーも米もスープも全部◎!

お目当てのカオマンガイが写真上です。鶏肉のしっとり加減や、少々硬め&味濃いめで炊かれたお米の美味さに軽い衝撃を受けたのも束の間、脇役のルアー(鶏の血の塊/※写真だとキュウリの下に隠れています)に度肝を抜かれました。

カオマンガイ好きに鼻で笑われるのは承知のうえ、私はコイツがちょっと苦手です。「カオマンガイルアーが付いているのは、その店が丸鶏からしっかり仕込んでいる証だ」みたいな話も小耳に挟みつつ(※裏取りはしていないけど、確かに専門店以外では付いてこないケースが多いです)、だとしても、私にとってはなくていい存在。

いつもはツレに食べてもらっていたのに、この日はひとりぼっちです。さて、どうしたものか……。

「まったく手をつけずに残すのも申し訳ないよな~」と試しに渋々口へ運んでみたところ、意外に平気でした。

私が今まで食べたルアーに比べて食感はかなり柔らかめ。臭みは一切気にならず、硬めのご飯と混ぜたら、平気どころか、むしろ美味いと感じたほどです。米とのバランスがマジで絶妙。

苦手派の私がイケたのだから、ここのルアーはたぶんめちゃくちゃハイレヴェルなんじゃないでしょうか。ルアー好きの方のご意見を聞いてみたいです。

それともう1つ、忘れちゃいけないのが付け合わせのスープ。具材にパッカードーンを使っていて、鶏ガラ出汁特有のコクに程良い酸味がプラスされ、個人的には超ストライクなさっぱり味でした。毎日飲みたい。

念のため補足しておくと、パッカードーンとは菜っ葉の漬物のこと。大声で叫びたくなる語感ですが、呪文や必殺技の名前ではありません。くれぐれもご注意を。

私の舌は繊細さに欠けます。したがって、それなりに評判の良いカオマンガイ屋へ行けば大抵いつも満足しますし、ぶっちゃけ、各店ならではの特徴なんて説明できません。

でも、インディー・カオマンガイルアーが普通に食べられた衝撃よスープの味のおかげで、けっこう強烈に自分の記憶に刻まれちゃいました。

あまりにもフレンドリーすぎて私のほうが一瞬怯んでしまった黒縁メガネの店主にも、必ずやまた会いに行きたいと思っています。

 

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