前回に続いてプチプラのタイコスメをメーカー別にフォーカスしていきます。今回、注目するのはメイクアップ商品に特化したZENN.TH(ゼン)。
本題へ入る前に、これまでに取り上げたブランド記事のリンクを以下に貼っておきました。暇潰しにでもご覧いただけたらめちゃくちゃ嬉しいです。
- Oriental Princess(オリエンタル・プリンセス)はこちらから
- Beauty Cottage(ビューティー・コテージ)はこちらから
- Beauty Buffet(ビューティー・ビュッフェ)はこちらから
- Mistine(ミスティーン)はこちらから
- Karmart(カルマート)はこちらから
- Srichand(シーチャン)はこちらから
- About Herbs(アバウト・ハーブス)はこちらから
- TenTen(テンテン)はこちらから
- IN2IT(イン・トゥ・イット)はこちらから
- Beauti Cute(ビューティー・キュート)はこちらから
- 4U2(フォー・ユー・トゥー)はこちらから
- Cute Press(キュート・プレス)はこちらから
- Plantnery(プラントネリー)はこちらから
ZENN.THとは?
KEEEP MAKE UP SIMPLEをスローガンに掲げるZENN.THは、タイ×中国のハイブリッド・ブランド。
長らく韓国の独り勝ち状態が続いていたアジアのコスメ業界ですが、ここ数年はスワイメイクやワンホンメイクも話題に上がる機会がグンと増えました。
ちなみに、スワイメイク(※スワイはタイ語でキレイや可愛いの意味)は、セミマットな肌と唇、長めに引いたアイライン、フサフサの太眉がポイント。
対する、ワンホンメイク(※ワンホンは漢字で網紅と表記。網はインターネットを意味し、紅は人気の意味で、いわゆるインフルエンサーを指す言葉)は、真っ白な肌、キリッとした眉、そこに赤系のアイシャドウ&リップで華やかさをプラス……みたいな感じが一般的に言われている特徴です。
正直、チャイボーグ(※チャイナとサイボーグを合わせた造語)にはじまり、純欲メイクや白湯メイクなど、中華メイクの違いはイマイチわかっていません。
とにもかくにも、ZENN.THは2017年の創業当初よりアジア人女性にターゲットを絞ったアイテムを展開し、昨今のトレンドの追い風にしてメキメキと頭角を現したわけです。
補足として、中国・韓国・日本といった東アジア人の肌色に比べ、東南アジア人は色黒な方が多いものの、ファンデーションはだいぶ明るいトーンを選びがちです(※実際、タイのギャルたちは白浮きしまくっていて、至近距離で見るとかなり厚化粧)。
結果、ZENN.THのベース系アイテムは日本人にもフィットする、何なら日本のメーカーよりも白めのカラーが目立ちます。
個人的には簡素なパッケージに魅力を感じた次第。ミニマルでシンプルなものを好む傾向が強いとされるZ世代狙いのデザイン戦略なのでしょう。皮肉にもこれが非Z世代の私に凄く刺さりました。
どこで買えるの?
タイ国内では大手ECサイトの他、EVEANDBOY(イヴアンドボーイ ※写真上)やBeatrium(ビュートリアム)、Lashes(ラシェーズ)で購入可能。現時点でWatsons(ワトソンズ)やBoots(ブーツ)には置いていません。
EVEANDBOYでの取扱店舗はSiam Square One(サイアム・スクエア・ワン)、アソークとパタヤのTerminal 21(ターミナル21)、Mega Bangna(メガ・バンナー)、Future Park Rangsit(フューチャー・パーク・ランシット)、バーンカピのThe Mall(ザ・モール)。
BeatriumはCenterpoint Siam Square(センターポイント・サイアム・スクエア)、Asiatique(アジアティーク)、Secon Square(シーコン・スクエア)、ラマ9世駅前のG Tower(Gタワー)。
LashesはSilom Complex(シーロム・コンプレックス)、Central Westgate(セントラル・ウェストゲート)、Central Pattaya(セントラル・パタヤ)です。
タイの他にも、中国本土や台湾、シンガポールにも出店。詳しくは公式Instgramをご参照ください。
私はこれを買いました
Lip Care Oil
ZENN.THの看板アイテムが、189THB(約760円)のリップ用オイル。日本でもAmazonやQoo10で買えます。言わずもがなタイで買ったほうが安いです。
天然植物由来のビタミンEをたっぷり配合したこのオイルには、古い角質を柔らかくし、縦ジワを目立たなくする効果が期待できるとか。
何が良いって、用途別でテクスチャーを選べるんですよ。色なしの無香料タイプは、昼用のLight(101)とPro(102)、そして夜用のPro Plus(103)の3種類。
私はProをゲットしました。「これで真ん中の保湿力なの? 最上位のPro Plusじゃなくて?」と品番を再確認したくらい、とんでもなくツヤツヤプルプルします。あまりにもテカるため、もっぱら就寝時に使用中。
一方の色付きは、昼用のLightがWhite Peach(01)とSweet Permented Rice(02)とMojito(05)。同じく昼用のProがFilbert(04)とChestnut(08)。夜用のPro PlusがSweet Potato(03)、Oat Milk(06)、Durian(07)。
色付きといえども、唇の上ではほとんど発色しません。色なしとの大きな違いは香り。どれも美味しそうなネーミングです。
私が買ったSweet Potatoは焼き芋っぽい甘い香りがほんのり漂いました。血迷ってDurianを選ばなくてよかったです(※たぶんあの匂いがするはず……)。
Pro PlusのSweet Potatoは、さきほどの無色無臭のPro以上にトロトロ。ハチミツを直塗りしたのと遜色ないレヴェルの保湿効果があるんじゃないかと思っています。
なお、パッケージのリニューアルに伴い、現在は商品を順次入れ替え中。上の写真2点は間もなく棚から消えるであろう旧デザインです。ご了承ください。
Creamy Inner Liner
大本命のリップ用オイルと併せてついで買いしたのが、練り出しタイプのアイライナー。カラーはRed(01 ※赤銅色)、Orange(02 ※栗色系)、Purple(03 ※深めの紫紺)、Green(04)、Black(05)、Brown(06)の6種類展開で、定価は249THB(約1000円)です。
一時期、01と02が軒並み品薄状態だったのは、おそらくワンホンメイクがバズった影響。私は売れ筋の暖色系じゃなく、Greenをチョイスしました。
Creamy Inner Linerなる名の通りクリーミーなテクスチャーで、スッと滑らかにアイラインが引けます。もちろん、常夏のタイでは絶対に欠かせない防水と防汗機能も装備。
気に入った点は直径1.8mmの芯。長らく愛用しているEttusais(エテュセ)のジェルライナーと同程度の細さです。
カラバリの豊富さと柔らかさはEttusaisに軍配が上がり、ZENN.THへ鞍替えするには至っていません。しかし、アイラインを指でぼかしたい派の方には、Ettusais以上に使いやすい気もしています(※このへんは好みの問題)。
他にも、色合わせがナイスな2色のアイシャドウ・パレット、ハイライトとシェーディングの一体型コンパクトなど、いろいろと狙っていたアイテムはありつつ、運悪く欠品していました。残念。
使い勝手の良い商品が多そうですし、今後もZENN.THは定期的にチェックしていくつもりです。優秀なアイテムを見つけた折にはまたご報告させてください。
【お知らせ】東南アジアで買い付けてきたアイテムを販売中。春夏は水着やリゾート服を中心に、秋冬はアクセサリーを中心にラインナップしています。ぜひチェックしてみてください。
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