FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

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カンチャナブリーの観光スポットまとめ -前編-

カンチャナブリーの観光スポットを連投していたところ、知人から「サイトが見難い。まとめ記事でも作ったら?」とのありがたい指摘を受けました。

そこで前回の記事を一旦ひと区切りとし、これまでに取り上げた名所/珍所を前後編に分け、カンチャナブリー駅を起点に距離別で整理してみました。

なお、エントランスに外国人用の2重価格を設定している場所は除外。「タイで一番美しい滝」と形容されるエラワンの滝を筆頭に、ド定番の観光スポットもけっこう抜け漏れています。

私とツレは短期集中で豪遊するタイプのツーリストじゃなく、長く滞在するためだったら喜んで節約に励むタイプ。

「お金をかけなくてもこんなに楽しめた!」とか、「観光客があまり行かない穴場を見つけちゃった!」的なシチュエーションに興奮する一方、たとえ世界遺産国宝クラスの遺産であっても、よほど興味が湧かない場合は平気でスルーします。

そんなわけで、以下に並べたスポットもほとんどがエントランスフリー。入場料の必要な施設のみ価格を記載しています(※実際に寺院を訪問する時には、拝観料がタダor安く上がったぶん、お賽銭をお忘れなく!)。

 

市街地から10km以内

River Khwae Bridge(ムアンカーンチャナブリー郡)

第二次世界大戦中に日本軍の指揮のもと多くの犠牲を払って造られた泰緬鉄道(現・ナムトック線)は、いままさにユネスコ世界遺産への登録をめざしているカンチャナブリーの重要な観光資源

Chungkai Cutting(チョンカイの切り通し/ช่องเขาขาด)やTham Krasae Bridge(タムクラセー橋/สะพานรถไฟ)をはじめ、沿線には数々の見どころがありますが、なかでも高い知名度を誇るのがRiver Khwae Bridge(クウェー川鉄橋/สะพานข้ามแม่น้ำแคว)です。

1957年に公開されたアカデミー受賞作『戦場にかける橋』の舞台であり、現在は映えスポットとしてもバズリ中。市街地からのアクセスも良好につき、とりあえずはマストでチェックしておきたい名所です。

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Pak Phraek Community(ムアンカーンチャナブリー郡)

カンチャナブリー駅から約3km、バス・ターミナルから1km弱に位置する旧市街華人とヴェトナム系移民によって作られたコミュニティーで、その歴史は180年を超えます。

私が訪れたのは朝市の開催場所であるPak Phraek Market(パークプレーク市場/ตลาดปากแพรก)。昼前には人もまばらになり、中国×タイ×ヨーロッパのスタイルがハイブリッドされた歴史的建造物をじっくり鑑賞できます。

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Wat Thaworn Wararam(ムアンカーンチャナブリー郡)

前項のPak Phraek Community近くに建つWat Thaworn Wararam(ワット・ターウォン・ワラーラーム/วัดถาวรวราราม)は、タイで珍しいヴェトナム式寺院

タイ仏教の寺院とはひと味もふた味も違うカラフルな装飾を愛でるもよし、クウェー川を眺めながらのんびりするもよし。毎週金曜日にはナイトマーケットも開かれています(※詳しくはこちら)。夕暮れ時がオススメ。

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Wat Tham Khao Poon(ムアンカーンチャナブリー郡)

市街地から気軽にアクセスできる洞窟寺院のWat Tham Khao Poon(ワット・タム・カオプーン/วัดถ้ำเขาปูน)。拝観料は30THB(約120円)です。

洞窟の内部はなぜかブラックライト仕様になっていて、まるでレイヴ会場みたいな雰囲気。B級スポット好きにはたまりません。

ただし、ここは泰緬鉄道の3大難所に挙げられるChungkai Cutting(チョンカイの切り通し/ช่องเขาขาด)の目と鼻の先。建設中はたくさんの捕虜が命を落とし、当時、Wat Tham Khao Poonの洞窟内も医療品をストックする倉庫代わりに使用されていたとか。

したがって、特に我々日本人がはしゃいでOKな場所ではありません。ついでに、閉所&暗所恐怖症の方も注意が必要です。

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Tha Lo(ムアンカーンチャナブリー郡)

海なし県のカンチャナブリーで水のレジャーが楽しめるメークローン川沿いの人工ビーチ、Tha Lo(ターロー浜/หาดทรายท่าล้อ)。幹線道路のセーンチュート通りにほぼ面していて、都会のオアシスといった具合です。

客層の9割以上が地元っ子。1日20THB(約80円)でビーチベッドをレンタルし、ローカルに混ざってまったりした休日が過ごせます。

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市街地から10~20km圏内

Surasi Camp Zoo(ボープロイ地区)

陸軍基地が広がるボープロイ地区。ここに今年開園40年を迎えた軍営のSurasi Camp Zoo(スラシー基地動物園/สวนสัตว์ค่ายสุรสีห์)が建っています。カンチャナブリー駅からの距離は約15km。

小ぢんまりとした地域密着型動物園で、正直、旅人ウケする要素は皆無。でも、観光疲れした際に訪れるとかなりリフレッシュできます。目玉は餌やり体験。箸休め程度にぜひ。

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Wat Tham Suea(タームアン地区)

カンチャナブリーでトップクラスの参拝客数を誇るWat Tham Suea(ワット・タムスア/วัดถ้ำเสือ)。9階建ての仏塔と県内最大の巨大仏、そして開けた眺望が素晴らしいです。

滞在日数の都合で1つしか寺院に行けない時は、Wat Tham Sueaを押さえておくのがいいでしょう。週末は首都圏からドドッと人が集まるので、ゆっくり見学したい人は平日に行くのがベター。

また、市街地からWat Tham Sueaへ向かう途中で、超巨大なドラゴンの体内を潜ってお参りするWat Ban Tham(ワット・バーンタム/วัดบ้านถ้ำ)の前も通ります。お時間のある方は合わせて寄ってみてください(※かく言う私はまだ行っていません。参拝した暁には追加でレポートします)。

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Wat Tham Kaew Kanchanaphisek(タームアン地区)

大人気のWat Tham Sueaのすぐ近く、直線距離にして1.5km弱のロケーションにひっそり佇むWat Tham Kaew Kanchanaphisek(ケーオカンチャナピセーク洞窟寺/ถ้ำแก้วกาญจนาภิเษก)。

Wat Tham Sueaに負けず劣らず眺めは良いのに、観光客には認知度の低い穴場です。石灰石の採掘現場があった場所に建つこのお寺はクリスタル洞窟が見もの。

しかし、訪れる人が極端に少ないせいか、3つあるうち2つの洞窟は閉鎖中、展望台のカフェも休業中です。逆に言えば混雑を避けたい方にはもってこい。私たちがお邪魔した時は実質貸し切りでした。

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今回はここまで。同ページ内で挙げた施設は、Wat Tham Kaew Kanchanaphisekを除きマウンテンバイクでもわりと楽に行けます(※Wat Tham Kaew Kanchanaphisek付近は坂が急勾配)。次回は20km以上先のスポットをご紹介。引き続きお付き合いいただけたら嬉しいです。

 

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