前回取り上げたカンチャナブリー駅隣のナイトマーケットは、屋台の数や価格、盛り上がり具合など、トータルで見て自分的にかなり好きなスポットです。
ただし、座って飲み食いできる場所がなく、ファミリー層やのんびり微睡みたい人にはやや不向き。
そこで、今回は市内中心部のなかでもひときわ落ち着きを放つワットヌア水上市場(Wat Nuea Floating Mariket/ตลาดน้ำวัดเหนือ ※写真上)と、そのナイトマーケットからすぐのソンクウェー通りにフォーカスしてみました。
お子様も大満足なワットヌア水上市場
ワットヌア水上市場が行われるのは金曜の17時~21時のみ。カンチャナブリーに1週間以上滞在する旅行者は稀だと思うので、この週1の限定開催がけっこうネックになるでしょうか。
場所自体はわかりやすく、クウェー川沿いに建つお寺の敷地内。カンチャナブリー駅から1.3kmと徒歩圏内、パークプレーク市場や時計塔からも同程度の距離です。
ワットヌア水上市場の何が素晴らしいって、リバーサイドというロケーションと広々した空間。オススメは夕焼け時で、まったりムードが最高です。
芝生の上にゴザを敷いて簡易的に作られた飲食スペースはピクニック気分たっぷり。また、川床的なものも用意されていて、撮る人が撮ればしっかり映え写真を収められるはず(※写真下手な私はまったくダメでした……)。
いずれにせよ、良くも悪くも本当にテーブルが多すぎます。テーブルの数とお客さんの数が全然合っておらず、自分たちの陣地をドーンッと確保できます。
キッズには遊具コーナーが喜ばれそう。トランポリンの後ろに写り込んでいるミニーちゃん風とキティーちゃん風のキャラクターがあしらわれたフワフワも、タイっぽくてグッド。
出店数はそこまで多くないものの、スタンダードなタイの屋台グルメに加え、ケバブやタコス、ハンバーガーも売られていました。
カンチャナブリー駅横のナイトマーケットに比べて値段は概ね高め。あまり賑わっていないのはそのせいかもしれません。けれども、ダラダラする、もしくはお子様を伸び伸び遊ばせるには申し分なしのナイトマーケットです。
ほんのりUS西海岸っぽいソンクウェー通り
ワットヌアを背にパークプレーク市場方面へ向かってソンクウェー通りを歩いたところに公園が広がっています。この一帯が毎週土曜の夜にウォーキング・ストリートへと様変わり。
ワットヌア水上市場より庶民的で、カラオケ大会なんかもやっているし、屋台で買ったものを公園のベンチに座って食べられるし、なかなか良い雰囲気です。
肝心の歩行者天国の写真は撮り忘れました。ゴメンナサイ。通常時の公園はこんな感じ。スケートパークを併設し、子どもたちが元気いっぱいに滑っています。まだ完成して間もない様子。
タイではコロナ渦中にスケートボードの一大ブームが勃発。創業20年を超えるバンコク発のスケート・ブランド、Preduce(プレデュース)も2021~2022年に売上が大幅アップしたと聞きました。
ちなみに、ソンクウェー通りの街路樹はヤシの木。そのせいか、どことなくUS西海岸っぽい空気感がなきにしもあらずです。
出会えたらラッキーな名物オジサン?
最後にどうでもいい情報を1つ。ソンクウェー通りでの私とツレの密かなお楽しみを紹介しておきます。
観光名所になっている床面ガラス張りでできた橋の手前に、巨大魚に人が少年のオブジェ(※写真下)があります。何とも言えない趣を湛えた同オブジェについてはとりあえずスルーするとして、本番はここから。
日没前にタンクトップ姿のワイルドなオジサンが電動車イスでオブジェの近くに登場し、持参したスピーカーからお気に入りソングを大音量で流しては、ノリノリでリズムを取ったり、夕日に向かって拳を突き上げたりしているんですよ。
年代モノのいなたいご当地演歌からアップテンポな最新タイ・ポップまで、曲のタイプは多様ながら、不思議と統一感があり、冗談抜きでナイスなセレクション。
どうやら変わり者系の名物オジサンらしく、地元のタイ人は苦笑いを浮かべているのですが、私たちは屋台でゲットしたスムージーやタイティーを片手に遠巻きでオジサンのかける音楽を堪能させてもらっています。
このオジサンDJとは毎日会えないのもミソ。見つけられたらラッキーみたいなレア感もたまりません。
何はともあれ、ワットヌア水上市場も、ソンクウェー通りも、ゆったりとした夕暮れ時を過ごせること請け合い。こういう時間こそが旅の最大の贅沢なんじゃないかな~なんて思ったりしています。
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