チェンマイのRasta Café(*詳しくはこちら)、シェムリアップのSoul Train Reggae Bar(*詳しくはこちら)と、これまでにも同ブログで2軒ほどレゲエ・バーを取り上げてきましたが、今回はフアヒン版。
旅先でレゲエ・バーを見つけたら入らずにはいられない――これはもう私とツレの悲しき性なのです。
タイ人はドレッドが似合う
お店の名前はそのものズバリReggae Bar Hua Hin(レゲエ・バー・フアヒン)。
国道4号線からSoi 88に入ってBaan Khun Por Food Market(バーン・クン・ポー屋外市場 *詳しくはこちら)の手前を右折し、道なりに進んでしばらく坂を登るとそこが目的地です。
店内にはドレッドの地元っ子が4名。どの人が店員さんでどの人がお客さんなのか、もしくは全員スタッフさんなのか……パッと見では判断できず、そのフレンドリーな緩さにまず好感を持ちました。
というか、東南アジアの中でもとりわけタイ人の顔立ちや体型ってドレッドがよく似合うと思うのは私だけでしょうか? Reggae Bar Hua Hinにいた方々も皆さんバッチリきまっていました。
店に到着してすぐに尿意をもよおした私はトイレに直行(いちいち報告するなって?)。トイレは店の裏側にあり、写真上のバックヤード→自宅スペースを通り抜けて行く感じです。
いや~、本気で羨ましい。だって海の近くに友達とバーを開き、敷地内に居住空間もあるんですよ。言わずもがな通勤時間は0分。私からしたら夢のような暮らしぶりです。
さて、席に戻り、私はビール(80THB/約280円)を、ツレはラムコーク(160THB/約560円)をオーダー。カクテルは一律160THBでした。
内装はコッテコテ、これぞTHEレゲエ・バー! あちらこちらにボブ・マーリーが……と思いきや、写真を見返すとカート・コバーンも紛れていますね。
週末はビンギ・スタイルで生演奏
かかっている音楽については、多少レゲエを聴きかじっている人なら間違いなく知っているであろう超有名曲のオンパレード。
もちろん曲のチョイスにケチをつける気はさらさらありません。ジュニア・マーヴィン“Police And Thieves”、グレゴリー・アイザックス“Night Nurse”、マックス・ロメオ“War Ina Babylon”……いつどこで聴いても本当に素晴らしいです。
しかし、YouTubeからそれを流すのはいかがなものかな~と。YouTube問題はこの店だけじゃなく、近年めちゃくちゃ増えていて残念な限り。
せっかく立派なスピーカーを装備していて、大きな音を出しても近隣から苦情のこない環境なんですよ。それなのにいきなり素っ頓狂な広告が割り込んでくると、興醒めするじゃないですか。何より音も悪いし。
「レコードでかけろ」とまでは言わずとも、音楽をウリにする飲み屋であれば少しくらい音質への気遣いがほしいところ。
ちなみに、Reggae Bar Hua Hinでは週末ごとにバンドが入るんですって。「ナイヤビンギ・スタイルの演奏だよ。レゲエ好きの仲間が太鼓を持ち寄るんだ」と店長さんが嬉しそうに教えてくれました。
どうせならYouTubeの音じゃなく、生演奏を聴きたかったな~。
てか、大して飲んでたわけじゃないのに、ステージの写真↑がビックリするほどブレブレでゴメンナサイ(汗)。
言葉が通じなくても大丈夫!
その店長さんがとても気さくで、私たちのテーブルに腰を下ろしていろいろ話し掛けてくれました。
私とツレが訪店したのは2月半ば。コロナウイルスの影響がタイの観光業にも如実に現れはじめた時期です。
「好きなシンガーは?」とか最初は当たり障りのないトークから、「いまは客が少ないけど、中国人ツーリストばかりの時もそれはそれで厄介なんだよ」と話題はやや複雑な方向へ……。
会ったばかりの人と政治的な話をするのはちょっと気が引けます。そもそも英語があまり得意じゃなく(というか、ほとんどしゃべれず)、いつだってノリ一発でその場を楽しんできた私たちに政治や宗教の話はハードルが高すぎる。
すると、こちらの胸中を察知したであろう店長さんは、カウンターからジェンガを引っ張り出し、急遽ゲーム大会がスタート!
最終的に何回繰り返したのか、このジェンガ大会がひたすら続き(ホロ酔いだとこういう単純なゲームも楽しいものです)、フアヒンの夜は更けていきましたとさ。
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