FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

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バンコクのGood GoodsでSDGsなお土産探し

消費者意識が機能面や価格の安さではない方向へシフトしていると言われて久しい昨今。それをイミ消費と呼ぶのか、エモ消費と呼ぶのか、ストーリー消費と呼ぶのかはさておき、確かに私自身の購買行動も少しずつ変化してきた気がします(※まあ、相変わらず利便性とコストも超重要視していますけどね)。

そんないまだからこそ注目しておきたいバンコクのギフト・ショップが、今回取り上げるGood Goods(グッド・グッズ)です。

 

Good Goodsとは?

Good GoodsがあるのはBTSチットロム駅とスカイウォークで繋がっているショッピング・モール、Central World(セントラル・ワールド)の1階D124-126。

たぶん2017年2018年あたりにはオープンしていたはずですが、正確な開業時期はわかりません(ゴメンナサイ)。

タイの文化遺産を守り、それらの現代化を図ると同時に、ローカルの職人コミュニティーに幸福をもたらすこと。

Good Goodsが掲げるヴィジョンは上記の通り。続けて、「収益は職人コミュニティーを存続させるために寄付されます」と入口の壁に書かれていました。

 

どんな商品が売られているの?

実際に置いてある商品を紹介したほうが、明確にショップのコンセプトも伝わるかな~と思うので、これより先は店頭で目についたアイテムをいくつかピックアップしていきます。

 

①Sedge Bag【Original】

タイに自生するカヤツリグサで作られたカゴバッグ。Good Goodsではナコーンシータンマラート県の職人とタッグを組み、オリジナル販売しています。

アルファベット入りにしたのは、この伝統的な手工芸をより広い層に知ってほしいという狙いがあったんですって。個人的にはSwadeeだけじゃなくタイ文字版のสวัสดีもぜひ作っていただきたいところ。

 

②Paper Band Basket Bag【Original】

続いて、クラフトバンド製のカゴバッグはラーチャブリー県産です。同地の製紙工場から出る余剰物を立派な資源だと捉え、それらを回収してアップサイクル。

いまではクラフトバンドを使った織物が地元農家の方々にとって大事な副収入になっているようです。ゴミは減るし、地域経済は潤うし、良いこと尽くめ。

 

③Scented Soy Candle【Original】

3つ目は大豆油100%のアロマ・キャンドル。香りはSensual、Joyful、Blissful、Delightfulの4つの気分から選べます。

Sensual(官能的)を除く3つは何となく近しい感覚を表す言葉な気もしつつ、そう思ってしまったのは私の英語が拙いせいですかね?

とにもかくにも、有害物質を含まないソイ・ワックスのキャンドルは煙や煤が少なく、環境にも人体にも優しい逸品。

1つ990THB(約3960円)と値段は少々張ります。そういえば①と②は価格をチェックし忘れていました。申し訳ないです。

 

④Tie Dye Tote Bag【Original】

イダイ染めの製品はあちらこちらに陳列されています。店内のPOPには「地域ごとに異なる個性と美しさを持つタイダイ染めは、その土地の知恵伝統が詰まっている」的な文言が添えられていました。

なかでも日本人ウケしそうだなと感じたのが、キャンバス地のトート・バッグ。パヤオの職人によるもので、価格は2990THB(約11960円)です。サイズはかなり大きめでした。

 

⑤Organic Tea【Monsoon Tea】

①②③④がすべてGood Goodsオリジナルのコラボ品だったのに対し、5つ目はMonsoon Tea(モンスーン)の茶葉を選んでみました。

チェンマイのMonsoon Teaは、バンコクThe EmQuartier(エムクオーティエ)にも直営店を構える紅茶ブランド。オーナーなスウェーデン人です。

Monsoon Teaの最大の特長は、整備された茶畑で栽培するのではなく、山岳民族の力を借りて野生の茶葉のみを収穫している点。

もともとミアンと呼ばれる噛み茶の風習はあったものの、同地にはお茶を飲む習慣がなかったらしいです。そこで山岳民族にお茶の知識を伝え、彼らに収入を得る知恵を与えたのがMonsoon Teaの始まり。

言わずもがな、区画整備を行う茶畑は森林伐採を伴います。つまり、このブランドは山岳民族への経済支援を行いながら環境保全の実現にも成功しているんです。

紅茶緑茶烏龍茶に加え、フレイヴァー・ティーの種類も豊富。Good Goodsでは王道系が1缶310~340THB(約1240~1360円)で売られています。

マンゴー・スティッキー・ライス風味をはじめとする変わり種系が欲しい場合は直営店へ。私はライチ烏龍パッションフルーツティーをThe EmQuartierで購入し、どちらも大当たりでした。

なお、この投稿にはGood Goodsを応援したいとの思いも込めているため、直営店で買うとGood Goodsよりちょっぴり安くなる旨は小さい文字で記しておきます。

 

どうせならSDGsなお土産を買おう!

ほかにも、200年以上の歴史を持つナームーンシーの織物を用いたワンピース、昔ながらのタイの生活を描いたエコバッグ、出所後の社会復帰を手助けする目的で始めた女性刑務所とのコラボによるかぎ編みバッグなど、Good Goodsには人々の暮らしや自然環境のサスティナブルな発展を促すアイテムがズラリ。

何が良いって、1つ1つのクォリティーが高く、購買意欲をガッツリ刺激してくれるんですよ。可愛い商品をゲットできて、その消費が社会貢献に繋がるなんて、まさに一石二鳥

ちなみに、Good GoodsはチェンマイJing Jai Market(チン・チャイ・マーケット)にも支店があります。

タイへ遊びに行った際は、その旅行でお世話になった土地への恩返しもかねてGood Goodsでお土産を探してみてはいかがでしょうか。

 

【お知らせ】東南アジアで買い付けてきたアイテムを販売中。春夏は水着やリゾート服を中心に、秋冬はアクセサリーを中心にラインナップしています。ぜひチェックしてみてください。

farout.theshop.jp

 

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