FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

旅のこととか、旅に関する本のこととか。

サイアムのO.D.S.はハイセンスなタイ産ブランドが目白押し!

Muzina(ムジナ)やGood Goods(グッド・グッズ)をはじめ、直近のブログでは意図的に日本人ウケの良いバンコク買い物スポットを取り上げてきました。

というのも、日本はちょうどお盆休み。大型連休を利用してバンコクへ行かれる方が増える時期に、少しでも旅の参考になるようなネタを投稿しておきたかったんです(実際に役立ててもらえるかどうかはさておき……)。

今回の記事も、そうした流れの一環。本稿の主役であるO.D.S.は、ハイセンスなタイのご当地ブランドと出会えるセレクト・ショップです。

 

O.D.S.とは?

O.D.S.があるのは、BTSサイアム駅を最寄りとするSiam Discovery(サイアム・ディスカバリー)の3rdフロア

日本では1階にあたるGフロア、中2階じゃなく私の感覚では完全に2階なMフロア、Siam Center(サイアム・センター)と連絡通路で繋がっている1stフロア、そして無印良品やスタバの入っている2ndフロアを経て、やっと3rdフロアまで到達します。つまりO.D.S.は実質5階

店の名前はObjects of Desire Storeの頭文字を取ったもので、タイ人デザイナーにショウケース的な場を提供するべく、Siam Discoveryが全面リニューアルした2016年にオープンしました。

価値を重視し、デザインや生活の細部に至るまで〈何か違うもの〉を探しているすべての人に向け、クリエイティヴティー溢れるライフスタイル製品を紹介していく集合空間。

ショップのコンセプトを訳すと上記の通り。商務省の主催するDEmark Awardを筆頭に、タイ国内のデザイン賞を受賞したインテリア雑貨ファッション小物が、店内には所狭しと並んでいます。

 

どんな商品が売られているの?

O.D.S.で扱っているブランドの一部を、以下に選んでみました。なお、商品は随時入れ替わり、来店のタイミング次第では店頭から消えている可能性もあります。

 

①OMT(One More Thing)

1つ目はThainess(タイらしさ)をキーワードに、トラディショナルな織物技術を現代的かつ前衛的な視点で再解釈していくOMT

母体となるのは40年以上の歴史を持つジャガード織りのメーカーで、昨今ではリサイクル素材を活用し、エコフレンドリーなブランドとしても注目を集めています。

また、将来有望な若手クリエイターとのコラボ商品を次々に発表して、国内カルチャーの底上げにも大きく寄与。ブランドのスタンスとO.D.S.のコンセプトがバッチリはまっている気がしたので、まずド頭にピックアップしてみました。

売れ筋のマルシェ・バッグ(1500~1900THB/約6000~7600円)に、バケット・リュック(3100THB/約12400円)、スマホ・ポーチ(699THB/約2800円)、キャップ(990THB/約3960円)など、実用性の高いアイテムをヒネリの効いたデザインで展開。

「ファッションに採り入れるには少し派手かな~」と思われる方には、ラグクッションあたりもオススメです。

 

②Sonite Innovative Surfaces

続いてのSonite Innovative Surfaces(ソナイト・イノヴェイティヴ・サーフェシズ)は、2007年に創業したインテリアの総合ブランド。

主力商品はモザイク・タイルです。柄の可愛さはもちろん、籾殻コーヒー殻を使った独自素材が人にも地球にも優しいと、SDGsな時流に乗って好評価を獲得。

O.D.S.でゲットできるのは、Husk Objectと題されたナチュラルな風合いのキッチン用品シリーズ(※Husk=殻)。日本のグッドデザイン賞に選出された同シリーズでも、タイル作りで培われたノウハウがぎっしり詰まっています。

サラダ・ボウル(1250~1450THB/約5000~5800円)、ダイニング・プレート(300~500THB/約1200~2000円)、ティー・トレイ(660~1300THB/約2640~5200円)他、何を盛りつけて料理がお洒落に見えそう。

特に気になったのは、写真上の中央に並んでいる蓋付きのカップ(350~560THB/約1400~2240円)。私だったらこれに綿棒やコットンを入れたいです。

 

Vector

元広告制作会社のイラストレーター集団が立ち上げたVector(ヴェクター)は、ポップでちょっぴりグロテスクなデザインが特徴。モチーフは昆虫や宇宙、そして身体中に目のついた架空の動物が多い印象でした。

刺繍ワッペン(250~400THB/約1000~1600円)や、写真右手前に見切れているスタンプ(セット販売で2500THB/約1万円)の線の細かさにビックリ。

サクヤン(タイの刺青)にインスパイアされたOriental Tattooなるモノクロのワッペン・シリーズもカッコ良く、スマホケースや帽子といった普段使っているアイテムにちょい足しするだけでグッと個性が際立つに違いありません。

 

④Coco Sui BKK

4つ目は私のイチオシ。使わなくなった米袋を再利用したエコバッグで人気を博すCoco Sui BKK(ココ・スイ・バンコク)です。

柄シャツやスカート、靴下、食器も出しているみたいですが、私はまだエコバッグしか見かけたことがありません。

小さいサイズが200THB(約800円)、大きいサイズが350THB(約1400円)。画像に写るバラ柄トラ柄に加え、Siam Center内のAbsolute Siam(アブソルート・サイアム)ではナス柄も売られていました。

 

タイ流のレトロ・モダン

①~④以外にも、タイ語をモチーフとするアパレル・ブランドのSuntur(サンター)や、写真上のショッピング・バッグが個人的にツボだったBeehive Art-icle Rare(ビーハイヴ・アーティクル・レア ※写真上)。

はたまた、タイの良質なコットンで作ったパジャマを扱うIn House(インハウス)、淡い色味を基調としたガーリーなセラミック製品がウリのCe’Halo(セ・ハロー)、カラフルなステッカーやワッペンを揃えるMr.Lemonhead(ミスター・レモンヘッド ※写真下)。

そして、Iconsiam(アイコンサイアム)にも出店しているスキンケア・メーカーのNyan(ニャン)や、エッセンシャル・オイルやディフューザーに定評のあるMN Formula(MNフォーミュラ)、米ぬか油を主成分としたスパ・グッズ専門のHaan(ハーン)などなどを取扱中。

……って、ただの羅列になってしまっていますね。とにかく枚挙に暇がないほど、O.D.S.には素敵なローカル商品が目白押し。まさしくショウケース的な役割を担っています。

総じてアジアン・レトロ・モダンな世界観が好きな方にゴリ押ししたいO.D.S.。カフェも併設されているため、休憩がてら立ち寄るのもありですよ。

 

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farout.theshop.jp

 

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