FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

旅のこととか、旅に関する本のこととか。

バンコクの喧騒に疲れたらバーンカチャオに行っちゃお!

しょうもないタイトルでゴメンナサイ。夏の暑さに頭がヤラれてしまったようです。今回のお題はバンコク近郊にある都会のオアシス、バーンカチャオ。さっそく始めさせていただきます。

 

バーンカチャオへのアクセス方法

サムットプラーカーン県のバーンカチャオは、バンコクの肺とも呼ばれ、自然保護区に指定されている緑豊かなエリア。

県を跨ぐとはいえ、スクンビット沿線から近く、チャオプラヤーを渡ってすぐの場所に位置しています。

スクンビットを起点にバーンカチャオへ向かう場合は、まずWat Khlong Toei Nok(クローントゥーイノーク寺 ※マップ下)の先にあるクロントゥーイ港のフェリー乗り場をめざしましょう。

タクシーを利用する時には、お寺の前で降ろしてもらいます。所要時間は渋滞なしでおよそ10~15分。

公共交通機関だと、アソークRoyal Queen Seeds(ロイヤル・クイーン・シーズ)斜め向かいの停留所から3-55番のバスでクロントゥーイ港へ行けます。

ただし、この3-55番は本数が僅少。私とツレはMRTのシリキット女王国際会議場駅で下車し、クロントゥーイ市場※写真下)をぶらぶら見学しつつ、港まで30~40分ほど歩きました。なかなかおもしろい観光ルートです。

なお、タクシー派の方であっても、クロントゥーイ港周辺は待機タクシーが少なく、帰路はバスに乗ることもうっすら覚悟しておいてください。

先述したアソーク方面へ行く3-55番に加え、47番4番BTSサラディーン駅/MRTシーロム駅の前を通ります。特に4番は本数も比較的多いのでご安心を。

港に着いたら、あとは渡し舟に乗るのみです。運賃は40THB(約160円)。てっきり片道料金かと思いきや、帰りのぶんも含まれていました。

※そうとは知らず、私たちは早々に切符を捨ててしまいましたが、船頭さんが往路と同じ方だったため、ギリセーフでした

バーンカチャオ行きの渡し舟は、クロントゥーイ港の他にBTSバンナー駅最寄りのWat Bang Na Nok(バンナーノーク寺)近くの埠頭からも出ています。

バンコクっ子には、クロントゥーイ港発のフェリーよりも、バイクのまま乗船できるバンナー埠頭発のほうがメジャーみたい。船の所要時間はどちらも約10分です。

ちなみに、でもバーンカチャオに直接アクセス可能ながら、かなり迂回させられます。したがって、観光客が選ぶのはほぼ船ルートと考えて問題ないでしょう。

 

自転車をレンタルしよう

クロントゥーイ港から向こう岸のバーンカチャオに到着するや、M-Bike(M・バイク)の店員さんがツーリストを待ち構えています。ここで手っ取り早く自転車を借りてしまうのが得策。

他にも近隣にいくつかレンタサイクル屋はあるものの、自転車の種類値段だいたいどこも一緒。「好立地の店は高いのでは?」と勘ぐって周辺を見て回っても、その努力は無駄に終わってしまいます。

価格はマウンテンバイクが1日100THB(約400円)/1時間40THB(約160円)、ママチャリが1日80THB(約320円)/1時間30THB(約120円)。他にもベビーシート付きキッズ用もラインナップ。

自分たちの経験を踏まえ、じっくり観光するなら1日レンタ、気分展開にざっと流す程度なら2時間レンタルでも十分かと思いました。

 

オススメは水上マーケット

バーンカチャオには、大きなガネーシャ像が拝めるMahadevalai(マハデヴァライ)をはじめとした数々のお寺や、バードウォッチングも楽しめるSri Nakhon Khuean Khan Park(シーナコーン・クアンカン公園)といった観光名所が点在。

Hiddenwoods Café(ヒドゥンウッズ・カフェ)やSabaidee Greenfarm & Café(サイバイディー・グリーンファーム&カフェ)など、人気沸騰中のお洒落な映えカフェだってあちらこちらにあり、休憩処にも困りません。

それら1つ1つを巡るにはけっこうな時間体力を要し、ましてやツレは映えカフェなんぞに興味ゼロ。ついでに、直前に別の地区でお寺を参拝しまくった結果、この時は2人揃って寺疲れしていました。何を見ても同じに感じる麻痺状態

……というわけで、ひたすらチャリを漕ぐのに撤した私たち。もちろん、サイクリングだけでもバーンカチャオののんびりした雰囲気は堪能できます。

しかし、それじゃあ流石に記事が成立しないかと思い、1つ良い感じの立ち寄りスポットを選んでみました。それが、上掲のマップで示したBang Namphueng Floating Marketバンナムプン・フローティング・マーケット)です。

Wat Bang Nam Phueng Naiバンナムプンナイ寺)に隣接し、水路に沿って建てられたこのマーケットは、バーンカチャオの中でもひときわ賑わう場所。狙い時は平日の午後でしょうか。

休日ともなると、名物のクイッティアオ・ルア(※豚の血が入った汁麺)や地場産のフレッシュな青果を求めて、バンコクっ子がわんさか押し寄せるとか。パイナップル・ジュースが1杯10THB(約40円)と値段も良心的です。

客層は大半がタイ人。だからといって、一見さんの外国人ツーリストが行きづらい空気感はまったくありません。

タイ政府が推奨する一村一品運動(OTOP)によって生まれた、お土産向きにピッタリなハンドメイドの民芸品もズラリ。

地元の人がマリファナの苗に群がっていたり(※写真上)、クラトムが山盛りで売られていたりしていて、ローカル感たっぷりの市場を覗き見したい人にはうってつけ。100%良い意味での田舎っぽさが素晴らしいです。

 

お手軽な半日トリップ

最後に余談。自転車を返却する際に、M-Bikeのお母さんがカチカチに凍った使い捨てのウェットタオルを差し出してくれました。このサービス最高! 「ここで借りて良かった」としみじみ思う瞬間でした。

バンコク中心部の近くにもかかわらず、程良い穴場感を湛えていて、手軽な半日トリップにピッタリのバーンカチャオ。バンコク旅行にちょっとした変化を加えたい時などに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

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