旅行を終えて自宅に戻り、疲れた身体で洗濯するのって途轍もなく苦痛じゃないですか? 私はこの苦痛から逃れるべく、旅先で洗濯を済ませ、バックパックにキレイな状態の衣類を詰めて帰る派です。
そんなわけで、今回はランドリーの話。中長期のツーリストは数日置きで洗濯するのが旅行中のルーティーンになっているかと思います。しかし、一般的な3泊4日前後の日程であっても旅先での洗濯を私は強く推奨します。
旅行中の洗剤はジェルボール!
旅行期間の洗濯はランドリー・サービスを活用するのも1つの手段。何たって楽チンだし、仕上がりも丁寧です。けれども、受け取りまでに時間がかかり、こと旅程の最終局面で依頼するのはなかなかリスキー。
それに洗濯物の量が増えるとコストもかさみます。1~2か月単位でわりとカツカツの旅をしている私とツレにとって、ランドリー・サービスを頼むのは分不相応。
だからといって手洗いするのも億劫な私たちは、いつもコインランドリーを使っています。利用方法は日本と同じ。洗濯機を回している間に食事したり買い物を済ませたりして、時間的にも無駄をなくすよう心掛けています。
洗剤は現地調達でもまったく問題ありません。ここ数年よく通っているタイでは、コンビニに小分けの洗剤や柔軟剤も置いています。
ただし、粉タイプを使用した際に石鹸カスがかなり付着してしまい、めちゃくちゃイラついた経験がありました(洗剤を入れすぎたか?)。
それ以来、私は使い慣れている液体洗剤を持参していたものの、パンデミック直前からジェルボールに鞍替え。これが想像以上に素晴らしく、現在はP&Gから出ている柔軟剤入りのボールドに落ち着いています。
ジェルボールを海外へ持って行くにあたって最大の懸念事項だったのが、移動中に破裂するんじゃないかということ。ネットの口コミでは機内で破裂した事例もわずかに上がっています。
でも、幸い私はまだ無傷。一応、念には念を入れて密封性の高いタッパーに詰め替え、キッチン・ラップを巻き、最後にジッパー付きのビニール袋で覆っています。
帰国時は空のタッパーにお土産用のご当地コスメをイン。我ながら上手に使い回せていると自負しています。
なお、旅行中にジェルボールが破裂した唯一のエピソードは、現地のマダムに触られまくった時くらいでしょうか。
旅先で役立つ洗濯グッズ
ジェルボール以外にも海外へ持って行く洗濯グッズがあります。まずは洗濯ロープ。これによって物干しスペースを確保しています。
洗濯ロープはハシゴ状の穴あきタイプ一択。下にはニトリのリンクを貼っていますが、セリアやダイソーでゲットする場合もあります。
ハンガーの横ズレを防いでくれるのに加え、薄手の服であれば洗濯バサミ不要で穴に直接突っ込んで干せるのが便利。
洗濯ロープと共に物干しアイテムで欠かせないのがIKEAのSLIBBです。価格は税込み99円です。重さ0.04gと軽量で、しかも劣化防止のUVカット加工まで施されているんですって。確かに長持ちしています。
8個のグリップ・クリップが付いていて、小物を干すのにうってつけ。宿泊先のハンガーではどうしても数が足りない悩みを、ほんの少し解消してくれています。
さて、「手洗いするのは億劫だ」と先述しつつも、タイミング次第で下着は手洗いします。その時に役立つのがタテ17.5cm×横10cmのミニ洗濯板。無印良品じゃなく、似た形状のものは100均でも売られています。
そして、もう1つ。上のミニ洗濯板は食べ物シミの予洗いにも重宝していて、その時に併用しているのがペン型のシミ抜き剤。以前はダイソーのシミ取りペンを愛用していたのに、いつの間にか廃番になっていました。
いま使っているエポックケミカル社のshimitoriはカートリッジも販売され、エコだし、お得だしで気に入っています。長い付き合いになりそう。
旅先の洗濯プチ情報として、過去に当ブログで紹介した『「危ない」世界の歩き方』の著者である岡本まいさんは、旅に持って行くパンツをレース素材で統一。
ボディタオル代わりにして洗濯の負担を軽減させているのだとか。レースは泡立ちが良く、速乾性に優れ、勝負下着にもできるらしいです。ご参考までに。
タオにはコインランドリーが少ない?
さて、ここしばらくタオ島の投稿が続いた流れで、島のランドリー事情についても軽く触れておきましょう。
タオにはランドリー・サービスを提供しているお店があちらこちらに存在。価格は1kgあたり40~60THB(約160~240円)。エクスプレス仕上げで80~100THB(約360~400円)でした。
一方、自分で洗濯するコイン式の洗濯機はあまり目にしません。雨季の最中なんて、あちこち探し回って見つかったのはたった2軒のみ。
ちなみに、オンシーズン中はBaby Rasta(ベイビー・ラスタ)の隣と、Tukta Thai Food(トゥクタ・タイ・フード)の通りに2か所、それとサイリー・ビーチの近くにもあったかな。
とにもかくにも、この1年間のうち2回の滞在(閑散期の11月と繁忙期の5月)で私とツレが贔屓にしていたのは、メイハード港を南下し、二手に分かれている道を左側に進むと出てくる店です。
ポイントは、1回の料金が他より10~20THB(約40~80円)安いのと、誰かしら店番をしている人がいるので、硬貨を用意しなくてもOKなところ。ついでに洗剤や柔軟剤も1回分10THB(約40円)で購入可能です。
GoogleマップにはSealand Smart Wash(シーランド・スマート・ウォッシュ)なる店名で登録されているこのお店。ところが、それらしき看板は掲げられておらず、本業が何なのか正直よくわかりません。
ちょっとした日用雑貨が置いているかと思えば、夜にはビカビカの電飾をつけてカラオケ屋に豹変。
さらにはフィットネス・マシーンもあるし、レンタル・バイク業も営んでいるし、ロードサイドではマリファナまで育てていました。
ホテルから遠い場所にあったにもかかわらず、どうしても通わずにはいられない――そういう謎の魅力に包まれた店です(※ぶっちゃけ、安いと言ったって大した差額じゃないし、安いだけの理由でわざわざ行くほどでもない距離でした)。
そうそう、先述したジェルボールを触りまくって破裂させたマダムは、何を隠そうこの店のお母さん。好奇心旺盛で微笑ましかったです。
……という感じで、タオでコインランドリー探しにやや苦労した自分たちの経験を踏まえ、同ネタも付け加えさせてもらいました。いずれにせよ記事のメインはジェルボール。本当にオススメです。
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自分なりにいろいろとイジってみたものの、