FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

旅のこととか、旅に関する本のこととか。

タオ島のレイヴはどんな感じ?

たまには夜遊びネタを。隣のパンガン島ほどではないにせよ、タオ島でもちょくちょくレイヴが開催され、とりわけ年末年始に4日間かけて行われるThe Experience Festivalは、サイケ・トランスの祭典として一定層から高い支持を得ています。

2015年元日をパンガンで迎えた私は、同じ年のThe Experienceに参加した友達の話を聞き、「そっちへ行けばよかったな~」と後悔(※パンガンのカウントダウンはお世辞にも……以下略)。

その後も人づてにThe Experienceの噂は耳にしても、The Experience以外のタオ島のパーティー事情について触れる機会は皆無でした。さてさて、年末年始じゃない時期のタオのレイヴはいったいどんな感じなのでしょうか。

 

集客No.1のパーティーは?

島で一番大きなレギュラー・ダンスは、Karma(カルマ)で開かれているSecret Party。曜日は特に決まっておらず、ハイシーズンは月3~4回ペースっぽいです。

メーハード港のディスペンサリー・ショップ店員曰く、Secret Partyの夜はサイリー・ビーチから人が消えるのだとか。確かに開催当日はサイリー地区がいつもより静かでした(※〈人が消える〉は流石に言いすぎです)。

チケット代は前売り券がEarly Bird Ticketの250THB(約1000円)とPre-Sale Ticketの300THB(約1200円)で、当日券が450THB(約1800円)。いずれも1ドリンク付きです(※Early BirdとPre-Saleの販売時期の線引きは不明)。

前売り券はディスペンサリーカフェの店頭、オンラインなどで買えるほか、パーティー前日と当日に運営スタッフがチケットを売り歩く姿も見かけました。

そのスタッフによると、ジャンルはハウスがメインで、ゲストDJに合わせてヒップホップ色が強くなったり、トランス色が強くなったりするみたい。ピークタイムは23~24時と意外に早めです。

私とツレはSecret Partyをパスしたものの、カオサンのバーで軽く挨拶し、1~2週間後に偶然タオで再会してツレと意気投合した日本人K君が参戦。

後日、K君は「めちゃくちゃ混んでいたけど、クォリティーはイマイチ」と苦笑交じりにイヴェントの様子を教えてくれました。

学園祭ノリの延長というか、危険な香りがしないというか。もちろん、これをどう捉えるかは人それぞれ。安全に楽しめるのは悪いことじゃありません。

そういえば先のディスペンサリーの店員が、「入口で荷物検査ボディーチェックがあるし、会場内にも私服警官が巡回しているから、非合法のドラッグは持ち込めないよ」と言っていましたっけ。

なお、「バイクのメット・イン・スペースはまず見られない」との抜け穴情報までご丁寧に言い添えてくれた旨も、一応お伝えしておきます。

 

Escobarもパリピに人気

Secret Partyに続いて人気があるのは、Escobarエスコバー)のJungle Party※パーティーの正式名称は都度コロコロ変わります)。チケット代は前売り券が350THB(約1400円)で当日券が450THB(約1800円)。こちらも1ドリンク付きです。

Escobarには2ステージあって、片側はメインストリームのヒップホップ/R&B中心、もう片側はテック・ハウス/アシッド・ハウスを中心としている模様。

〈模様〉と書いた時点でおわかりいただける通り、私たちはJungle Partyもスルーしました。ロデオ・マシーンがあったりして、なかなかチャラい雰囲気。

いや、チャラいのがダメだとは思っていませんよ。ただ、若い時分にはせっせとクラブ遊びに励み、南の島でのレイヴもそれなりに経験してきてきた上で、いまやけっこうな年齢を重ねてしまった私たち。チャラ系はお腹いっぱいというか、正直しんどいんです。何とぞお察しください。

KarmaやEscobarへはパーティーの夜限定で無料のシャトル・バスが運行。どちらの会場も小高い場所に位置し、自力でアクセスするには急斜面をバイクで登っていく必要があります。

よって、シャトル・バスの利用がオススメです。ピックアップ・ポイントはサイリー通り沿いの大きなセブンイレブン。10~15分とタイトな運行間隔で、とても使い勝手が良さそうでした。

ちなみに、イヴェント情報は簡単にゲットできます(※そこら中の電信柱にポスターが貼り出されたり、さまざまなショップにもフライヤーが置かれていたり……)。

 

Paradise Circus潜入レポ

では、中年の私たちはどういうパーティーへ行ったのか。選んだのはExotic Hiveなるカフェが主催していたParadise Circusです。

決め手は音楽ジャンルでした。ジャングル、ドラムンベース、レゲエなど、私とツレの趣味にマッチしていたんですよね。

会場はExotic Hiveではなく、前回の記事でご紹介したLove Koh Taoの横。チケット代は前売り券が300THB(約1200円)で当日券が400THB(約1600円)。シャトル・バスの無料送迎に加え、フリードリンク付きなのだから、Secret PartyやJungle Partyと比べてもだいぶリーズナブルです。

また、23時までは入場無料※この場合のドリンクはキャッシュオン形式)。Secret Partyのピークタイムが23~24時と聞いていた私たちは、早めに行ったほうがいいだろうと予想し、22時台後半にお邪魔しました。

ロケーションは素晴らしく、デコレーションもがんばっていたのですが、残念ながら客入りは芳しくなく……。

Secret Partyの翌日だったというタイミングの悪さにプラスして、如何せんDJが良くなかったです。いきなりブチ上げたかと思えば、急にまったりモードに突入し、まったく流れが掴めないまま、オーディエンスは置いてけぼりでした。

バーテンダーに「マッシュルームもあるよ」と耳打ちされるも、この状況では食い損です(※そもそも私はキノコもガンジャも嗜みませんが……)。

結局、日付が変わる前にお客さんが帰り出す始末で、私たちも現場で合流したK君とひとしきりおしゃべりした後、25時にはホテルへ戻りました。

まあ、軽く飲みに行く感覚で顔を出すぶんには全然あり。サイリー地区周辺のバーよりカクテルの料金も安かったですしね。

 

Exotic Hiveとは?

最後に、Paradise Circusを主催したExotic Hiveについても記しておきます。お茶を飲みにふらっと入ったこの店でパーティーの売り込みを受けました。

サイリー・ビーチ一帯を見下ろせるExotic Hiveは、辿り着くまでの道が悪く、ハイシーズンでも人は少なめ。隠れ家的なヴュー・スポットです。

床に敷かれた竹はやや不安定で、そういうハンドメイド感もグッド。「この竹は俺が組んだんだよ」と太っちょの店員※パーティー会場でキノコを勧めてくれた人)が自慢げに話してくれました。

ドリンク・メニューは物足りなさが否めず、市販のフルーツ・ジュースが70THB(約280円)、コーラやファンタが50THB(約200円)、ビールが100~110THB(約400~440円)で、カクテルが150THB(約600円)。

変わり種でクラトムのアイスティーがあった程度です(※クラトムとは2021年にタイで合法化された薬草)。「せめてスムージーとタイティーくらいは置いてくれよ……」と思いつつ、この景色を前にしたらそんなちっぽけな不満なんて一瞬で消えました。

Paradise CircusExotic Hiveもおそらく始めたばかりで伸びしろは十分(※少なくとも昨年11月にExotic Hiveの看板は出ていませんでした)。今後の成長に期待しています。

 

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