パンガン島の大自然を満喫できるスポット紹介の第2弾。今回はThan Sadet Koh Phangan National Park(ターンサデット・パンガン国立公園)をピックアップしてみました。
島の65%以上は国立公園!?
国立公園の総面積は約43㎢。パンガン全体の面積が約65㎢なので、島の大半は国立公園です。つまり、それだけ自然に囲まれたロケーションだということがおわかりいただけるでしょうか。
もっともアクセスの簡単なエントランス・ゲートが、上掲のGoogleマップで示したあたり。所要時間はトンサラからバイクで15~20分程度でした。
入園料は外国人料金が大人100THB/子ども50THB、タイ人料金が大人20THB/子ども10THB。タイではお馴染みの二重価格設定です。開門は午前8時で、閉門は日没前の16時。
敷地内では飲酒や喫煙、ゴミの廃棄、無許可のドローン撮影、ペットの同伴、狩猟、焚火などが禁止されているため、受付近くに設置された注意書きの看板にもひと通り目を通しておきましょう。
このエントランスを起点に、公園内の主要スポットを巡るトレイル・コースが敷かれています。ただし、トレイル・コースとは名ばかりで、ある程度まで進むとほぼ獣道。フル装備はマストかと思われます。
また、フル装備していたとしても、奥へ行くほど素人は迂闊に足を踏み入れちゃいけない雰囲気。実際、外国人ツーリストが遭難し、救助隊が発動しているニュースを定期的に見るくらいです。
したがって、ジャングル・トレッキングしたい方はちゃんとツアーに参加したほうがいいかもしれません。パッと検索した限り、初級者向けや薬草の知識を学ぶ変わり種系をはじめ、いろいろなツアーが組まれていました。
軽装で何ちゃってトレッキング気分
トレッキング・シューズを持参するか否か、毎度ツレと旅行前に話し合うも、荷物を軽くしたいばかりに、この時も軽装でパンガン入りした私たち。とてもじゃないけど、国立公園をぐるりと回れる格好ではありません。
公園名の由来となったパンガン最大の滝=Than Sadet Waterfall(ターンサデット滝)へは山道を歩いて到達した試しがなく(※サデット・ビーチへ行きがてらバイクでアクセス可能)、島で一番標高の高いKhao Ra(ラー山)のヴューポイントにもこの調子じゃ辿り着けそうにないです。
足腰が元気なうちにいつの日か登山靴を履いて諸々トライするとして、ひとまずここではビーサン&短パンでもお手軽に楽しめるプランを発表しておきます。
ゲートを潜ったら、比較的すぐに写真上のような小川沿いの道が広がります。この時点で早くもマイナスイオン出まくり。
「ビーサン&短パンでも楽しめる」と書きつつ、こういう看板(※写真下)も立っているのでご注意を。本当はビーサンじゃなく、せめてスポサンにして、厚手の靴下を履いておいたほうが安心感は格段に上がります。
ついでに、毒虫のみならず、野生の猿も出没するみたい。猿には出会えなかったものの、多種多様な鳥の鳴き声が大音量でこだましていたのに加え、ヘビやトカゲは確認できました。
繰り返しお伝えしておくと、エントランスからほんの少し進んだところが早くもこういうありさま。次第に道幅がどんどん狭まり、この先はロープに捕まってグイグイ登っていきます。
手つかずの自然と戯れる喜び
途中にはPhaeng Noi Waterfall(ペーンノイ滝)を皮切りに、Than Nam Rak Waterfall(ターンナムラック滝)、Khan Ban Dai Waterfall(カーンバンダイ滝)と、順に滝が出現。
日本には2500もの滝が存在すると言われ、ある意味で滝慣れしてしまっているせいか、正直、このへんの滝にはそんなに感動しませんでした(※あくまでも個人の感想です)。
それなりに落差のあるPhaeng Noi Waterfallも、雨季の終わりの時期でさえ、水量は少なめ。以降も緩やかな滑滝が続きます。
滝の迫力度合はさておき、場所によっては岩に這いつくばって前に進むしかない天然アスレチック状態。見渡せばトロピカル感満点の植物が生い茂っています。
全身を使って手つかずの自然と戯れる感じがたまりません。しかも、島の中心部からバイクで15~20分の距離にあるっていうのも凄いです。
なお、Khan Ban Dai Waterfall(カーンバンダイ滝)を過ぎるといよいよ斜面が急になり、劇的に難易度がアップ。軽装組の私たちは泣く泣く断念しました。
昼はビーチ+夜はパーティー三昧のパンガン滞在も確かに楽しいです。しかし、せっかくなら、ぜひとも山の景色も味わってみてください。
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