FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

旅のこととか、旅に関する本のこととか。

文字通り天国みたいなParadise Waterfall ~パンガン島の美しい自然景勝地①~

タイのパンガン島と言えば、フルムーン・パーティーを筆頭とするレイヴや、それに紐付くドラッグのイメージがどうしても先行しがちかと思われます。

しかし、私は声を大にしてお伝えしたい、パンガンの真なる魅力は豊かな自然であると。この島をリピートしていくうちに、私もツレもパーティーにはあまり興味がなくなりました。

そんなわけで、パンガンの大自然にたっぷり浸れるスポットを、これより数回に分けて投稿していきたいと思います。まずはParadise Waterfall(パラダイス・ウォーターフォール)から。

 

自然が織りなす美しい景観

Paradise Waterfallはトンサラ港よりバイクで20分足らず。Madurwan Roadを真っ直ぐ進み、山の上に立つ中華寺院を通りすぎてしばらくしたら右手側に看板が見えてきます。あとは案内に従って山道を登っていくのみ(※目的地周辺はけっこうな悪路につきご注意を)。

ちなみに、位置的には島の北端にあるチャロックラム・ビーチまで1km弱の距離。トンサラ中心部を離れるほど周りは山に囲まれて道路のアップダウンが激しくなり、バイクで走っていてめちゃくちゃ楽しいです(運転できない私は後ろに乗っているだけですけどね)。

Paradise Waterfallのエントランス料は30THB。もれなく冷えたミネラルウォーターが1人1本付いてきます。

入場料を支払う際、管理人のおばちゃんがジョイントを1本100THBでゴリゴリに勧めてきました。普通に断れるので問題はないものの、自然公園のゲートでまさかマリファナを売りつけられるとは! こんなことがまかり通る島は、世界中を見渡してもかなりレアだと思います。

……と、うっかり話題が前回までの記事の流れに戻りかけてしまいました。軌道修正しましょう。エントランスを抜けて目に飛び込んでくる光景は以下の通り。

天然のプールターザンロープが吊るされていて、ハイシーズンには子どもたちがキャーキャー言いながらワイルドに遊んでいます。

20THBで浮輪のレンタルもしていたり、ソフトドリンクアルコールも販売していたりして、ここに長居するのも全然アリ。個人的には、ラオスルアンパバーンにあるクアンシーの滝をギュッとコンパクトにしたような雰囲気だと感じました。

 

天国はここにあり?

美しいプールを横目に小川沿いを登っていくと、傾斜の緩い滑滝が間近に広がっています。水飛沫が気持ち良いの何のって。

岩場に腰かけて滝の音に耳を傾けていたら、1匹の蝶々がやってきて、私の顔付近をぐるっと周り、またどこかへフラフラ飛んで行きました。

ここでいきなり自分語りを始めてしまい大変恐縮ですが、私は毎年欠かさず親友の命日にお墓参りをしています。ズボラなくせに、せめて日本に住んでいるうちは絶対続けようと決めています。

私の親友はコテコテのトランサーだった時期があり、とりわけ若い頃はパンガンに行きたがっていました。

で、この旅はお墓参りの直後にスタートしていて、毎年恒例の友への挨拶ではタイへ行く報告と併せ、「パンガンにも滞在するから、ぜひ顔を出しておくれ」と一言添えていたんです。

諸々の経緯を知っていたツレは蝶々を指さし、「これって○○ちゃんじゃない?」とポツリ。私も「あ~、本当に会いに来てくれたんだな」と。

普段はスピリチュアル方面の話を聞いてもまったくピンと来ない私ですら、何の疑いもなくスッと受け入れられたというか、そういう不思議な空気があの瞬間のParadise Waterfallには流れていました。

 

オススメは雨季!

なお、同ページに貼っている画像はすべて雨季が終わりかけの2022年11月上旬に撮影したものです。午前10時頃に訪れた私とツレが、その日の一番客

しばらく貸し切り状態が続いた後、キレイな女性が1人でやって来て一瞬泳いではすぐに帰り(※写真上)、続けてマッチョな白人男性がこれまた1人でやって来て黙々と筋トレを始めました。

かと思えば、そのマッチョの横でアジア系の年の差カップが長い時間かけて写真を撮り合いっこ。蝶々の一件で胸がジーンとしたのも束の間、なかなかシュールなシチュエーションに笑いをこらえるのが大変でした。

こう書くと、キッズがワイワイしているハイシーズンのほうが良さげに思われるかもしれません。でも私は閑散とした雨の季節を断然オススメしておきます。乾季は水量が減り、滝が干上がる日もしばしば。

加えて、雨季といえどもパンガンで1日中雨に降られるケースは多くありません。木々が青々と元気いっぱいに生い茂る同シーズンは、島中が物凄くキラキラしています。フルーツだって美味しいですし、この時の滞在中はもたくさん見られましたしね。

パリピはもとより、「自分はパンガンと縁遠いわ」と思っているパリピの皆さんこそ、ぜひ旅行先の候補にパンガンを加えてみてはいかがでしょうか。パンガンの自然景観は日々の疲れを根こそぎ吹き飛ばしてくれますよ。

 

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