前回に続きエカマイのゴハン屋さん紹介です。エカマイと言えば東バスターミナルがあり、ここからタイ各地へ旅に出られた経験を持つ方も多いでしょうか。
はたまた、BabyFace Superclub(ベイビーフェイス・スーパークラブ)やCzech Club(チェック・クラブ)、DND(ドゥ・ノット・ディスターブ)他、バブリーな大型クラブがひしめくスクンビットSoi 63で踊り倒し飲み倒し、バンコク・ナイトを満喫されたことのあるパーティー・ラヴァーも少なくないはず。
いずれにせよ、ツーリストにとっても馴染みの深いこの街で、地元っ子に愛されるグルメ・スポットを訪問してみました。
夜空の下で鍋を囲もう!
今回ご紹介するNong Khai Chim Chum(ノンカイ・チムチュム)は、BTSエカマイ駅からそこそこの距離があります。下の地図によると駅から2.4km。
ガイヤーンの人気店Sabaijai Keb Tawan(サバイジャイ・ケブタワン *詳しくはこちら)を通り過ぎ、歩くこと20~30分くらいでしょうか。
運動がてら私たちは徒歩を選択したものの、これが思いの外遠くて……。あまりにも辿り着けないものだから、空腹も相俟って道中険悪なムードになりかけました。
したがって、次に行く時は迷わずタクシーをチョイスすると思います。
Nong Khai Chim Chumの2大看板メニューはチムチュム(1人前170THB/約595円)とムーカタ(同じく1人前170THB)。大所帯のグループはほとんどがその両方をテーブルに広げていました。
また、女子オンリーの集まりではチムチュムもムーカタも頼まず、ソムタム(55~65THB/約192~227円)などを肴に飲んでいるケースも。
そう、Nong Khai Chim Chumはラープやトムセップ(各70THB/約245円)をはじめ、タイ東北部の郷土料理=イサーン料理が豊富なんです。
なお、写真上の通りメニューは英語でも書かれているため、お料理の種類が多かろうと注文に戸惑う心配はなし。
というか、タイの人って本当にイサーン料理が好きですよね。タイ人だけじゃないか。私もパッと思い浮かぶ好きなタイ料理の大半がイサーン料理なことにいま気付きました。昆虫系はまだちょっと無理ですけどね。
ムーカタの味の秘訣は?
さて、私とツレのお目当てはチムチュムじゃなくムーカタです。アソークのArtbox(アートボックス)でムーカタを初体験して以来、すっかり虜になってしまいました(*詳しくはこちら)。
焼肉としゃぶしゃぶが同時に食べられるなんて最高じゃないですか。欲張りにもほどがある。
「胃袋に余裕があったら他の物も食べてみようと」という意気込みも虚しく、結局はムーカタだけでお腹いっぱいに。Nong Khai Chim Chumはビュッフェ形式じゃありませんが、それでも十分満足できます。
結局、ムーカタの2人前セットに野菜を追加して、ライスも頼んで、ビール大瓶2本と氷を付けて合計530THB(約1855円)。
平日の8時台に行ってほぼ満席。店に入るやNong Khai Chim Chumが繁盛店だということは一瞬で理解できました。
しかし、「じゃあ、お肉が特別か?」と言ったらそうでもないですし、「野菜がめちゃくちゃ新鮮か?」と言われてもそうでもないです。
決め手は恐らく自家製タレ。肉に合う甘めのタレもさることながら、青唐辛子の効いた酸味の強いタレが私の好みド真ん中で、瓶に詰めて持ち帰りたい勢いでした。
そうそう、鍋の最後にご飯を入れて雑炊を作っていると、周りのタイ人から視線が集中。タイに雑炊文化は根付いていなんですね。たぶん日本人や韓国人ならやらずにいられないはず。
タイにもジョーク=おかゆがあるくらいですし、「みんなも絶対これは好きなはずだよ」と心の中でドヤ顔をカマしつつ、シメまで美味しくいただいてきました。
以上、2回に分けてお届けしてきたエカマイのグルメ情報でした。前回のパッタイ屋台も、今回のお店もお客さんの7~8割はローカルです。やっぱり地元っ子が太鼓判を押す店にハズレなし。
ちなみに、今度Nong Khai Chim Chumへ行ったら次はチムチュムを食べてみようと決めています。ということで、皆さんもコロナ明けにバンコクへ行かれる機会があれば、ぜひぜひこれらの地元飯を堪能してみてください。
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