FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

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庶民の胃袋を支えるサパンクワイSoi 15の食堂3選

今年2月のバンコク滞在でBTSサパンクワイ近くに宿泊しようと決めた時、ついでに周辺のゴハンをトリップアドバイザーやGoogle Mapで調べてみたんです。

するとどうでしょう。ほとんど検索に引っ掛からず、行く前はその点がちょっぴり気掛かりでした。

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でもまあ、流石は外食率の高いタイ。土地柄トリップアドバイザーに投稿されるようなツーリスト向けのレストランが少ないだけで、実際に訪れてみたら庶民的な食堂屋台がそこここに!

とりわけSoi 15が下町情緒溢れる雰囲気も含めて素晴らしかったため、今回はこの通り沿いのお店を3つご紹介させてください。

 

Soi 15ってこんな道

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本題へ入る前にSoi 15の説明を少々。3番出口から駅を降りてすぐ、長さ200m弱のこのSoi 15は、Wat Phai Tan(ワット・ファイタン)に突き当たる小路です。

道幅が狭いわりにお寺の駐車スペースはたっぷり取られ、特に午前中は地元の参拝客で賑わっていました。

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参道には仏具もいくつか出ているほか、休日の朝には移動式のペットショップまで登場。子犬がめちゃくちゃ可愛く、ホント連れて帰りたかったです。

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総じてSoi 15界隈は地元のお客さんだけで十分商売が成立しているといった印象。ツーリスト・フレンドリーなムードが希薄で(よそ者に冷たいとかそういう意味じゃないですよ)、その絶妙な距離感が心地良いです。

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そんなSoi 15でオススメのグルメ・スポット×3。大まかな位置は上の地図にマークしておきました。予めお伝えしておくと、いずれも店名はわかりません。看板がタイ語でしか書かれておらず、まったく読めませんでした(ゴメンナサイ)。

 

①ジョーク屋

1軒目は朝ごはんの定番ジョーク(タイ式のお粥)のお店です。初めて訪店した日は看板メニューのジョークが売り切れていました。時間は午前9時30分

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その時に食べたのがこちら(↑)。つくねやモツや海苔が入ったスープ(ライス付き)で、お値段45THB(約158円)。

豚モツがめちゃくちゃ新鮮で、臭みは一切なかったです。

もともと生米から炊くお粥よりも「米粒の触感が楽しめるから」と雑炊やおじやの類を好むツレは、このメニューを大絶賛していました。

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が、ここの一番人気はジョーク。私としてはどうしてもジョークを食べたかったんです。店員さんに訊いたところ、「だいたい8時半~9時に完売するよ」とのこと。

というわけで別日にリヴェンジしてきました。時刻は7時前。この時間帯の店内は登校前の子どもたち出勤前の社会人の皆さんでほぼ満席状態です。

「今日はまだジョークも残っているわよ!」とおばちゃんが出してくれたのはこちらの一品(↓)。

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お米トロトロ。私の理想通りでした。先ほどのスープと同様にお肉も超がつくほどフレッシュ。お値段は35THB(約123円)です。

このジョークを食べたいがゆえに、めちゃくちゃ朝に弱い私もサパンクワイ滞在中はがんばって早起きしていました。食への執着心って凄い!

 

カオマンガイ

2軒目はツレが激推しするカオマンガイ。何だかんだ毎日通っていた様子です。そのうち2回ほど私もお供しました。

この店の特徴はヴォリュームの多さ。スープ付きで1皿40THB(約140円)とお値段は他と同等ながら、量は1.5倍かそれ以上あった気がします。

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日本と比べ、タイで出される1食分の量って少なく感じませんか? これはタイ人が朝昼晩以外でもちょこちょこ食べるからなんですって。人によっては1日5~6回も食事するとか。確かに街を見渡すと皆さん謎の時間モグモグされていますよね。

そうなると1回の食べる量が少なくなるのも当然のこと。これじゃあ、間食する習慣のない人には物足りなくても仕方ありません。

ですが、Soi 15にあるカオマンガイ屋は大食漢のツレもしっかり満腹。米の量でごまかすのではなく鶏肉も巨大で、なおかつ驚きのしっとり食感、味もグッドです。

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店内で食べている人が少なく、パッと見だと「この店大丈夫?」的な空気が漂っていて、初回はかなり半信半疑で入店しました。ところがどっこい、お客さんのほとんどがテイクアウト。ちゃんと繁盛しています。疑ってスミマセン。

ガイドブックに必ず載っているあのピンクな有名店より私は好きかも。ちなみに、「量はもう少し減らしてもいいよな~」と思いつつツレのお皿にそっとご飯を移したら、「米だけじゃなく鶏もな!」とすかさず注意されました。何だコイツ……。

 

③イサーン料理屋

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そして最後はイサーン料理屋です。前回のブログで「ヤク中っぽい人と警官の追いかけっこを目撃した」と触れているお店がここ(*前回の記事はこちら)。

注文したのはソムタムスワ(素麺入りのソムタム)、お値段35THB(約123円)でした。味付けはなかなかスパイシーです。

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ソムタムに目がない私(もしかするとタイ料理で一番好きかも)。これまでは前菜枠としてオーダーしていたものの、去年あたりから素麺との組み合わせでメインディッシュにもなることを覚えました。タイではめちゃくちゃポピュラーな食べ方

これで1食が完結するのも手軽で嬉しいです。やっぱり炭水化物もちょっとは欲しいけど、ソムタム(≒サラダ)で米を食べるのはやや抵抗がある……的な。暑くて食欲がない日でもツルッとイケて最高です。

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このイサーン料理屋はツレと別行動していた日にひとりで利用し、ソムタムスワだけ食べてさっさと出てきてしまったお店。しかし、いつも朝から軒先で絶え間なくガイヤーンを焼いていて、帰国後もずっと気になっている存在です。

コロナ明けにバンコクへ行った際は食いしん坊(=ツレ)を従えていろいろなメニューに挑戦してみたいと思っています。

 

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