先日、このブログを読んでくれた知人に「サパンクワイ駅のすぐそばにカオマンガイの超人気店があるよね?」と言われました。え!? 全然気付かなかった……。
検索してみると、店の正体は即判明。そのMongkon Wattana(モンコン・ワッタナー/ข้าวมันไก่ มงคลวัฒนา)は5~6年前に移転し、現在はBTSのラチャヨーティン駅とセーナーニコム駅の間あたりで営業しています。
Mongkon Wattanaなきいま、おそらくサパンクワイにはメディアでも頻繁に取り上げられるようなカオマンガイの有名店がありません。とはいえ、カオマンガイはタイのソウルフード。
近所の方々が日常使いしている専門店は当然の如くしっかり存在しています。というわけで、今回はサパンクワイのカオマンガイ屋について。
3種から選べるSaman Khao Man Gai 40 45
本ページのメインで紹介したいのが、何回か前に投稿したLap Suwan Shop(ラップ・スワン・ショップ/ร้านลาบสุวรรณ)の数軒隣に店を構えるSaman Khao Man Gai 40 45(サマン・カオマンガイ・40・45/สมานข้าวมันไก่ตอน 40 45)です。
ご夫婦と娘さんの家族3人で切り盛りする小ぢんまりとしたお店で、ツレは「ここのカオマンガイがバンコクで一番好き」と豪語。
一時期はお父さんの不在によって「味が落ちた」と残念がっていましたが、直近のサパンクワイ滞在では晴れてお父さんが復活。「やっぱり美味いわ」とふたたび通い出しています(※ただし、お父さんが店に立つのは不定期)。
ガイトム(蒸し鶏)を乗せたタイプと、ガイトート(揚げ鶏)を乗せたタイプの定番に加え、ガイヤーン(焼き鳥)を乗せたカオマンガイヤーンまでラインナップ。
1種盛りは通常サイズが45THB(約180円)で大サイズが50THB(約200円)、2種盛りは50THB、3種盛りは60THB(約240円)です。
タレもノーマルとスパイシーとスウィートチリの3種類を用意。スウィートチリはガイトートやガイヤーン用かと思いきや、ガイトムのみのオーダーでもきっちり3種出てきました。
なお、コロナ渦中に各5THBずつ値上げ。以前は1種盛りが通常サイズ40THBで大サイズ45THBでした。店名の後ろの付いている数字は値上げ前の名残です。
値上げしたといえども、この店はコスパがめちゃくちゃ良く、通常サイズにしてもヴォリュームは一般的なカオマンガイの1.5~2倍。
肉の量も多ければ米の量もハンパじゃなく、私は完食できたためしがありません。毎度ツレに手伝ってもらっています。
一度、翻訳アプリをかざしながら「少なめで」とオーダーしてみるも、「わかった、わかった」とのリアクションとは裏腹に、いつもと同じ量が盛られてきてビビリました。
いっそステルス値上げしてほしいと心底思いつつ、もしかすると量の多さには店主の譲れないこだわりがあるのかもしれません。
大食漢でない限りラージは注文しないほうがいいっていう点と、もう1つ重要ポイントがあります。それは早めの時間帯を狙うこと。
営業時間の目安は10時から20時。以前は朝からオープンしていたものの、お父さんの体調とも関係があるのか、現在は開店時間が繰り上がっています。
ちなみに、営業時間の目安とわざわざ太字にしているのは、あくまでもGoogleマップ上に掲載されていた情報だからであって、実際には日没前に閉まっている日がほとんど。行かれる方はご注意を。
で、早めの時間帯はお米が炊き立てで激ウマなんです。一方、夕方を過ぎはお米がパサつきがちで、クォリティーはイマイチでした。
夜に食べたくなったら?
閉店時間が早く、そうでなくても昼過ぎを境に味が落ちていくSaman Khao Man Gai 40 45。では、サパンクワイで夜にカオマンガイを食べたくなったらどこへ駆け込むのがいいでしょうか。
そもそもサパンクワイの食堂や屋台は、繁華街に比べて店じまいが早いです。うっかり夜ご飯を食べ損ねかける日も何度かありました。
そんな時の強い味方が、店名もド直球なHainanese Chicken Rice(海南鶏飯)。看板にプラディパット通り支店と書かれていたので、思いっきりチェーン店です。
ガイトムが40THBで、ガイトムのガイトートのミックスが60THB。量はやや少なめ(ピンクのカオマンガイと同程度をイメージしてください)、タレは辛めでした。
普通に美味しいです。鶏もしっとり。チェーン店だけに安定感がありますし、テーブルも食器やカトラリー類も比較的キレイです。
Googleマップに書かれていた営業時間は10時半から20時。ところが、21時を回っても余裕で開いていました。ネットの情報はアテになりません。
近いうちに行きたい店
ネットの情報はアテにならないと書いた矢先に、ここからはネットで拾ったネタです。冒頭で触れたカオマンガイの名店、Mongkon Wattana。移転の理由は駅前開発だったらしいです。
そのMongkon Wattanaと同じく、開発によって移転を余儀なくされたSomjai Kha Moo Khao Man Gai(ソムチャイ・カームー・カオマンガイ/สมใจ ขาหมูข้าวมันไก่)は、カオカームーを看板メニューに据えたお店。
……なのですが、店の名前に付け足してしまうくらいカオマンガイにも自信あり!? 「もともとMongkon Wattanaの店員さんがカオマンガイを作っている」と紹介していたブログも見受けられました(※親子2代でやっているため、息子がMongkon Wattanaで働いていた可能性は考え難く、信憑性はかなり低いです)。
地図で見ると入り組んだ住宅街のド真ん中。これってパオロ病院を突っ切って行くのかしら? 何にせよ、わかりづらいです。
この場所で営業を続けられている事実が、すでに美味い店の確固たる証みたいに思えてきました。次のサパンクワイ滞在ではマストで訪問してきます。問題は最初にカオカームーを攻めるか、カオマンガイを攻めるか。非常に悩ましいです。
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