今回はタイのヤンヒー国際病院が手掛けるスキンケア・アイテムについて。数あるタイ産ドクターズ・コスメのなかでも、地元の方の間では抜群に知名度の高いブランドです。
Yanheeとは?
1984年に設立され、バンコクのバンオー地区に本院を置くヤンヒー病院は、30以上の診療科と診療センターを抱える巨大な総合医療機関。
特に美容整形と形成外科の分野は世界最大級の規模を誇り、SRS(性別適合手術)に絞っても施術件数は月400超えです。また、患者1人1人に合わせて専門医が処方するオーダーメイドの肥満治療薬も大人気。
日本にもヤンヒー病院の認定を受け、渡航手術のアテンドや処方輸入の代行をしている業者が存在するので、気になる方はチェックしてみてください。下記に日本語サイトのリンクを貼っておきます。
ヤンヒー病院がスキンケア用品の開発を本格化させたのは、おそらく2000年代後半(※その頃にフラッグシップ商品のMela Creamが誕生)。2013年にはノンタブリー県の自社工場を拡張し、以降、着実に売上を伸ばしてきました。
スキンケア・ブランドとしてのYanhee(ヤンヒー)の魅力は、美容医療大国タイの最高峰に君臨する機関が開発から製造まで完全監修している点。安全性と品質性の高さは確約されたも同然……と思ってしまう説得力があります。
さらに、そんなドクターズ・コスメが手軽に試せるのもYanheeが愛されている理由。コンビニでもお試しサイズを展開し、だいぶ親しみやすい印象です。
私はこれを買いました
Mela Cream
Yanheeの代名詞と言って差し支えないフェイシャルクリーム。写真下は7g入りのお試しサイズ(49THB)で、通常サイズ(149THB)は20g入りです。
グリコール酸やトラネキサム酸を配合したこのクリームは、シミやそばかすを軽減したり、毛穴詰まりを防いだりする効果を打ち出しています。
何が凄いって、まったく保湿されないんですよ。狙いは「ターンオーバーを促して美白をめざす!」の1点集中。潔いです。
手に取り出してすぐは硬めでややジャリジャリした質感ながら、肌に乗せると意外にス~ッと馴染みます。使用は1日1回。夜のスキンケアの最後に塗ります。
使用開始から3~4日後には若干皮膚が柔らかくなった気がしました。その後も何となく肌の調子が良好。ピーリング後に起こりがちなピリピリ感もありません。
なお、気になる箇所に少しずつ塗っていくクリームにつき、過去に20g入りを買った際は3か月以上も長持ちしました。
で、冬場だったせいか、終盤はクリームがカピカピに……。その時の教訓を活かし、今回は7g入りを複数購入。7g入りでも2~3週間は持っています。
Whitening Bright Cream
こちらは今回初めて入手しました。タイの美容系インフルエンサーが「肝斑が消えた!」と大絶賛。トラネキサム酸を主体とした美白クリームで、通常サイズの20g入りが129THB、写真下の7g入りが49THBです。
普段、私はシミ予防のために皮膚科でシナールとビフロキシンを出してもらっているのですが、血栓症のリスクが上がるとか、いろいろ言われているトラネキサム酸は服用していません。トラネキサム酸は塗るに限ると信じています。
7g使った程度じゃ肌の明るさに変化は見られませんでした。でも、成分表を凝視したところ、日本では医療機関専売のコスメとほぼ同内容。それがこの価格で手に入るなら、次回の訪タイで20g入りを買おうと思っています。
ついでに、メーカーが本品との併用を推奨している日中美容液のWhitening Plusもゲットする予定。もうYanheeの思うツボです。
Serum Vit C
続いてはシミ対策セラム。価格は20g入りで129THB、7g入りで49THBです。パケには「臨床試験で95%が肌のトーンアップを実感した」と書かれていました。
ビタミンC誘導体のなかではもっとも肌に害がないと言われているアスコルビルグルコシドを含有し、色素沈着を抑制。加えてSerum Vit Cには保湿力もあり、しっとり感がちゃんと持続します。
乾燥肌の私はトーンアップ効果以上にツヤツヤな仕上がりが気に入りました。これも買い増し有力候補。あとはシワ改善を謳った同シリーズのSerum Vit Eもトライしてみるつもりです。
Eye Gel
ラストは私の大好きな目元ケア用品。5g入りで89THBでした。ちなみに、一度こちらのページにタイで購入したアイクリームのまとめ記事をアップしています。
YanheeのEye Gelには、ツボクサエキス、アロエベラ葉エキス、キュウリ果実エキスといった天然由来成分がたっぷり。
みずみずしいテクスチャーで、塗っていて気持ち良いです。あっという間に5g入りを使い切りました。高密着のベタベタ系アイケア製品が苦手な方にはめちゃくちゃオススメ。
Yanheeはどこで買えるの?
人気No.1のMela Creamは、EVEANDBOY(イヴアンドボーイ ※詳しくはこちら)、Beautrium(ビュートリアム)、Watsons(ワトソンズ)、Boots(ブーツ)など、わりとどこでも売っています。セブンイレブンでも見かけました。
ただし、その他のアイテムは、化粧品専門店やドラッグストアの大型店がひしめくサイアムをはじめ、観光客の多い中心部へ行くほど品揃えが悪め。
Mela Cream以外もいろいろ物色したい方は、仮にBeautriumやBootsへ行くとしても、あえてローカル率の高い店舗を狙ったほうがいいかもしれません。
もっともラインナップが豊富だったのは、Big C内の薬剤師が常駐している薬局コーナー、Pure Pharmacy(ピュア・ファーマシー)です。盲点でした。
サパンクワイのBig Cには、上で紹介した4点の他に、ワキ用や乳首用のジェルに日焼け止め、アクネクリーム、ダイエットサプリ、シートマスクも販売。
そうそう、Yanheeの難点はパケがほとんどタイ語表記なんですよ。ロゴもタイ文字です。このご時世、インバウドに頼らずとも余裕でやっていけているタイコスメってけっこうレア。
それはそれで凄くカッコイイと思う反面、外国人の私はちょっと困っちゃいます。売場でもなかなか見つけにくいです。
何はともあれ、美容にうるさいタイ人が信頼を寄せるドクターズ・コスメ、ぜひ皆さんも一度試してみてはいかがでしょうか。日本でも一部の商品はQoo10や輸入代行業者の自社ECで売っていますよ。
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