今月の当ブログはサパンクワイ強化月間。2回目となるこの投稿はWattana 3(ワッタナー3/วัฒนา 3)を取り上げます。
前回のSomjai Ka Moo Khao Man Gai(ソムチャイ・カームー・カオマンガイ/สมใจ ขาหมูข้าวมันไก่)は都市開発によって移転を余儀なくされましたが、こちらの老舗は立ち退きを逃れ(※周りはピカピカのオフィスビルや高級コンドがバンバン増えているのに!)、BTSが開業する以前から大通り沿いの好立地で営業を続けています。
牛肉の煮込みスープで1本勝負
アクセス方法は超シンプル。BTSサパンクワイ駅の3番出口を降りて、チャトゥチャックの反対方向へ直進するだけ。
トムヤム・クイッティアオの有名店であるNua Pochana(ヌア・ポーチャナー/นัวโภชนา)を通過し、パホンヨーティン通りを挿んで向かい側に大型スーパーのBig Cが建っているあたりです。
朝食には遅く、昼食にはまだ早い午前10時台でもテーブルはほぼ満席。ほとんどのお客さんが1人で来店するため、混雑時には問答無用で相席になります。
壁に貼り出されたメニューはざっくり4種類。牛肉のクイッティアオとガオラオ(※具材とスープのみ、お米は別オーダー)が各60THBです。
さらに、上から3つ目に書かれているモツやつみれをトッピングした全部乗せが80THB。一番下のスペシャル的な100THBのやつはよくわかりませんでした。
黄金バランス
私が注文したのはベーシックなクイッティアオです。麺は中太のセンレックをチョイス。モツは入っていません。
前日の夜にヴィクトリー・モニュメントで生肉にあたりかけた私(※詳しくはこちら)。とりわけセンマイに若干のトラウマを持ってしまい、この日ばかりはモツを避けました。
なお、米より麺が好きな私は迷わずクイッティアオを選択したものの、店内を見渡すとガオラオのほうが人気っぽかったです。
スープはコクがあるけど、コッテリしすぎず、しょっぱすぎず、じんわり身体に染み渡る味。ほっこりします。
牛肉はめちゃくちゃ柔らかく、しっかり煮込まれていて、これは間違いなく白米にもバッチリ合うはず。そこにもやしのシャキシャキ食感が加わり、物凄くバランスのとれた1杯です。
テーブルに備え付けられた調味料で味変するのも忘れ、初回の訪店時は一気に平らげてしまいました(※2度目以降は唐辛子をどっさり投入。これはこれで美味しいです)。
で、あくまでも個人の感想として、Wattana 3のスープにはセンレックがベスト。素麺みたいな極細のセンミーだとスープが強く前に出すぎそう。逆に太麺のセンヤイだとスープが負けてしまいそうな気がします。
ビーフよりポーク好きの方には……
以下はオマケ。サパンクワイ駅の3番出口側にもう1軒、私の好きなクイッティアオ屋があります。店の名前はHia Tong Pork Soup & Tum Yum Noodles(ヒアトン・ポークスープ&トムヤム・ヌードル/ต.ตำลึง เฮียตง เกาเหลาเลือดหมู)。
場所はWattana 3よりさらに駅近。というか、駅の真下です。過去にも同じ店の記事を投稿しているので、地図はこちらのページでご確認ください。
1年ぶりに訪ねたところ、良い意味での小汚さは据え置きながら、英語表記のメニューが新たに用意されたり、ガパオやカオパッドの提供を始めたり、ちょっぴり進化していました。
人気No.1は豚肉&豚モツのクイッティアオ(55THB)。他のお店と比べて青菜がたっぷり。ついでに豚モツも臭みゼロで、あっさり食べられます。
Wattana 3もHia Tong Pork Soup & Tum Yum Noodlesも、基本は毎日休まずオープン(※ソンクラン中は休業している可能性大)。開店時間は前者が10時、後者が9時です。
最後に
BTSサパンクワイ駅はチャトゥチャック市場(Chatuchak Weekend Market)も徒歩圏内。大混雑のモーチット駅からアクセスするのと距離はさほど変わらず、しかも圧倒的に歩道が空いています。
そんなこんなで、週末マーケットへ行かれる際は、買い物前にぜひサパンクワイ駅近のクイッティアオ屋で腹ごしらえしてみてはいかがでしょうか?
チャトゥチャック場内より値段も格段に安いし、味も良いし、バンコクのローカル感もムンムンに感じられるし、本気でオススメです。
ランキング参加中。ぽちっとしていただけたら嬉しいです。