今月の当ブログはサパンクワイの庶民派グルメ特集にします。BTS沿線にしては宿代がリーズナブルでチャトゥチャックも徒歩圏内のサパンクワイ。
間違いなく隣のアーリー駅のほうが観光客ウケするんですけど、私とツレはこの地区の下町風情が大好きです。バンコク観光の拠点に置くにもなかなかの好立地。ガチでオススメです。
なお、サパンクワイをゴリ押しする理由は別途こちらのページにまとめているので、お時間があればぜひ。
移転しても大人気
今回ご紹介するのは、Somjai Ka Moo Khao Man Gai(ソムチャイ・カームー・カオマンガイ/สมใจ ขาหมูข้าวมันไก่)。
サパンクワイ周辺の都市開発が始まる以前はパホンヨーティン通り沿いに店を構えていたようですが、移転後は少し奥まった住宅街で営業中。
親子2代に渡りサパンクワイで愛され続ける老舗で、現在は息子さんが主に厨房を取り仕切っています(※上の写真に写り込んでいる方はお父さん。いまも店には出ています)。
行き方は2通り。正規のルートはスティサン通りから小路に入り、300mほど直進します。ただし、駅を起点にした場合、この道順はだいぶ遠回り。
最短距離はサパンクワイ駅の2番出口すぐに建つパオロ記念病院の駐車場(※Big Cの手前)を通り抜けるルートです。
実際に行ってみると、「突っ切って大丈夫なのか?」と不安になりますし、守衛さんの前を通る瞬間は若干気まずくなるものの、たぶん問題はなさそう。
で、駐車場を抜けてすぐの道を左折したら、お目当てのSomjai Ka Moo Khao Man Gaiが見えてきます。
どっちを食べる?
店の2大看板メニューは、写真上のカオカームーと写真下のカオマンガイ。どちらも通常サイズで50THBです(※フライドチキンをミックスしたカオマンガイは70THB)。
順番的にはまずカオカームーが評判になって、その後にカオマンガイを始めたところ、こちらも大当たりしたとか。
カオカームーもカオマンガイも手の込んだ料理。それぞれ専門店で食べるのが一般的ななか、2つまとめてヒットさせてしまうのは稀なケースかと思われます。
ちなみに、カオカームーにも冬瓜のスープが付いてきます。なぜわざわざこんなミニ情報を載せたかと言うと、スープ付きが当たり前なカオマンガイ屋に対し、カオカームー屋は意外とスープが付かないから。
これもカオマンガイとカオカームーを一緒に提供しているSomjai Ka Moo Khao Man Gaiならではの地味に嬉しいポイントでしょう。
味はどちらも本気で美味しかったです。私の語彙力が追いつかず、どうやってこの魅力を表現すればいいのやら……。
決して濃い味付けわけじゃないのに、めちゃくちゃダシが効いていて、中までしっかりうま味が染み込んでいるんですよ。一口食べただけでも、いかに丁寧に作られているかがわかります。
営業時間は7時30分から15時30分。定休日は土日と祝日です。土日も営業となっているGoogleマップは誤り。私たちはまんまと騙されました。Chatuchak Weekend Market(チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット)の開催日は残念ながら食べられません。
住宅街に佇むハッテン場
最後にどうでもいい話。Somjai Ka Moo Khao Man Gaiからスティサン通りへ出る途中に、ジャグジーや露天風呂を完備した女人禁制の温浴施設が建っています。
Kaikan Onsenという名のこの施設はわりと有名なハッテン場らしく、好奇心剥き出しでわざわざ前を素通りしてきました。しかし、営業前で内部の様子はまったく窺えず……。
「改めて夜に1人で来てみてよ。たまには大きな湯船に浸かりたいでしょ?」とツレにさりげなく促すも、あっさり断られました。
なお、Kaikan OnsenのKaikan(※タイ語で書くとไคคาน)は快感ではなく会館。そこまで直接的な店名ではありません。興味のある方は足を運んでみてください。言わずもがな、ノンケの方は迂闊に立ち入らないほうが無難かと思います。
とにもかくにも、何の変哲もない住宅街に、絶品カオカームー&カオマンガイ屋やハッテン場が突如として現れるサパンクワイは、やっぱり私を惹きつけてやまないのでした(どんなオチよ?)。
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