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【カンチャナブリー観光】SNSでバズリ中! 県内屈指のパワースポット、巨大な合歓の木とは?

今回はカンチャナブリー屈指のパワースポットとの呼び声も高いGiant Monkey Pod Treeジャイアント・モンキーポッドツリー/ต้นจามจุรียักษ์)にフォーカスしてみました。

 

どんなパワーが授かれるの?

日本語だと巨大な合歓の木と表記されるGiant Monkey Pod Treeには、文字通りジャイアントなモンキーポッドが植わっているのですが、まずは「モンキーポッドとは何ぞや?」といったお話を。

ネムノキ属の樹木であるモンキーポッド。〈この木なんの木 気になる木〉の歌い出しでお馴染みの日立のテレビCMで使われてきた木が、まさにそれです(※CMの撮影場所はハワイのオアフ島)。

日の出と共に葉が開き、日没に合わせて重なり合うように葉を閉じる姿から、中国では夫婦円満を象徴する縁起の良い木とされてきたとか。なお、雨の前にも葉を閉じるため、レインツリーなる別名も付いています(※下掲の画像はフリー素材を使用)。

花言葉(木言葉?)は歓喜・胸のときめき・夢想・安らぎ。歓喜胸のときめきは先述した夫婦円満に由来。夢想安らぎに関してはモンキーポッドに咲く花の甘い香りに由来し、東洋医学の世界では樹皮や花を快眠や精神安定の生薬に活用するみたいです。

「昔は寝息すら愛おしかったのに、いまでは旦那or妻の存在すべてにイライラする」という方は、鉢植えのモンキーポッドでも育ててみてはいかがでしょうか(大きなお世話!)。

 

SNS映え必至の巨大樹

さて、樹齢100年を超えるカンチャナブリーのGiant Monkey Pod Treeは、高さが約20m、横幅が約52mの巨大樹。大人10名が両手を伸ばしてやっと囲めるくらい幹も極太です(タイ国政府観光庁のデータ参照)。

このサイズのモンキーポッド世界最大級とされ、地元の方曰く現存するなかではTop3に入るんですって(※裏取りはしていません)。

かねてよりローカルにはご神木として崇められ、SNS全盛の昨今にタイ国内、ひいては全世界にその名が知れ渡ったGiant Monkey Pod Tree。

5~6年前には根っこを守る目的で木の外周にウッドデッキが設置されたほか、数分間に1回スプリンクラーで水が撒かれたり、お触り禁止ピクニック禁止の看板が掲げられたりと、軍管轄のもと大事に守られている印象でした。

実際に対面してみたら、SNSでバズるのも納得の大迫力。少し離れた程度ではとても写真に収まりません。マイナスイオンが出まくっているせいなのか、スプリンクラーのせいなのか、木の下は明らかに漂う空気が違います。

観光客の大多数は映える画角を探し当てて一心不乱にセルフィーを撮り続け、ごく少数の人はウッドデッキに腰かけて瞑想していました。

私も胡坐をかいて心を無にせんと試みるも、自撮り軍団の決め顔とポージングに釘づけ。ご神木パワーを吸収するのもほどほどに、うっかり人間観察に励んでしまった次第です。

 

アクセス方法は?

Giant Monkey Pod Treeはカンチャナブリー駅からおよそ25km離れていて、レンタル・バイクを借りる、もしくはトゥクトゥクをチャーターしてアクセスするのが個人旅行者にとってメジャーなアクセス手段。

また、他県より訪れるタイ人にはWat Tham Suea(ワット・タムスア/วัดถ้ำเสือ)やRiver Khwae Bridge(クウェー川鉄橋/สะพานข้ามแม่น้ำแคว)をセットにしたフォトスポット巡りの半日ツアーが人気だと聞きました。タイ人の映え写真に対する並々ならぬ情熱が垣間見えるツアー内容です。

私たちがGiant Monkey Pod Treeを訪れたのは平日の午前中。帰り際に大型バスが何台も乗りつけていました。駐車場は観光バス100台を収容可。休日にはとんでもない賑わいを見せるはずです。

 

ご神木以外のプチ情報

いくら立派なご神木といえども、木だけ見てそそくさと帰るのはもったいないです。そこで、モンキーポッド以外のレジャー情報も補足しておきましょう。

ご神木の手前にフード系の屋台土産物屋が並んでいます。まあ、このへんはどこの観光名所でも見られる光景。ただし、カット・フルーツココナッツ・ジュースも20~30THB(約90~120円)程度と概ねリーズナブルで、いわゆるボッタクリ観光価格ではありません。

ご神木の奥でひときわ目を引いたのが写真上のコーヒー・ショップ。アウトドア・チェアやテントを上手に活用したキャンプ・スタイルがお洒落で、ここも施設内でモンキーポッドに次ぐ人気の映えスポットと化していました。

さらに、カフェの奥では乗馬体験が、駐車場の隅っこではヤギの餌付け体験ができます。動物への餌やりはタンブン(徳を積む)の1つ。後者の盛況ぶりに敬虔な仏教徒の多いタイらしさを感じました。

そして、最後に「こんなのレジャー情報に入れるなよ」と我ながら思いつつ、殿方のトイレがなぜかスケスケだった旨もお伝えしておきます。ツーリストが殺到する観光名所でスケスケのトイレは用を足しづらい……ですかね?

ちなみに、女子トイレはしっかり囲われているのでご安心ください。Giant Monkey Pod Treeの紹介記事は以上でございます。前回に続いて文章の締め方が酷いな。

 

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