FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

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バンコクのコリアンタウンにあるViking BBQにK-Pop好きの地元っ子も大興奮!?

ここ数年、バンコクへ行くたびに韓国料理の浸透ぶりに驚かされています。例えばパッピンスビンスーの呼び名ですっかり定着(※語尾をしっかり伸ばすのがタイ流)。

旬の韓国スウィーツ屋台だって、あまり時間差なくJodd Fairs(ジョド・フェアーズ)を筆頭とした都市部の人気ナイトマーケットにお目見えします。

そうしたバンコクにおける韓食ブームの中で、いまもっとも売上を伸ばしているんじゃないかと個人的に思っているのが、リーズナブルな価格帯の焼肉食べ放題

いや、以前からちょいちょい目にはしていました。当ブログでも過去にトンローのKOSIRAE(ゴシレ)を取り上げています。

しかし、コロナ禍を前後し、BTSスカイトレイン)主要駅周辺に1~2店舗はこの業態の店がオープンしていそうな勢い。本当によく見かけます。ということで、今回は韓国式の焼肉ビュッフェについて。

なお、こんな書き出しで始めたからには新店を紹介すべきだろうとも思いつつ、ここで取り上げるのはコリアンタウンことSukhumvit Plazaスクンビット・プラザ)内の繁盛店。少なくとも5~6年は現在のスタイルで営業を続けています。

 

Sukhumvit Plazaとは?

アソークから徒歩4~5分の場所にある4階建ての商業施設、Sukhumvit Plaza。90年代初頭に在タイ韓国人数名がこの建物で商売を始め、90年代半ばにはビル丸ごとコリアンタウン化したらしいです。

Sukhumvit Plazaには韓国料理店や韓国食材を扱うスーパーはもとより、韓国人向けの旅行会社不動産屋美容院、ひいてはディスペンサリーまでもが出店。

在タイ・コリアンの心の拠りどころみたいになっていて、以前はお客さんのほとんどが韓国人、そこに現地在住の日本人富裕層っぽいタイ人がチラホラ混ざっている程度でした。

ところが、K-Popの爆発的なブームをきっかけに、ごく一般的なバンコクの若者たちもこぞってSukhumvit Plazaを訪れるように。

 

Sukhumvit Plazaがいま熱い!?

K-Popブームって一言で括っても「いつのだよ?」って感じですかね。2000年代の終わりもBIGBANG少女時代2NE1、そして2PMあたりは確かにタイでも流行っていました。特にタイ人の血を引く2PMのニックンは有名企業の広告塔も務めていた記憶が……。

とはいえ、これほどの社会現象になったのは、俗にK-Pop第3世代と括られているBTSBLACKPINKの存在が大きいのかなと思っています。

ブリラム出身のLISA(BLACKPINK)の人気なんて、もうとんでもないです。街中LISAのポスターだらけと言っても過言ではありません。

また、今年6月にタイのマクドナルドがNew Jeansとコラボした背景には、日本と中国を除く世界中のマックで販売されたBTSミール(2021年)が、タイで上々の売上を記録したこともかなり強く影響しているとか。

もちろん、第2世代から綿々と続く流れがあってこそ現在の状況が生まれたわけで、何もBTSBLACKPINKだけが凄いって言いたいんじゃないですよ。

ついでに第3世代で言うと、3年前にたまたま遭遇したGOT7のパネル&グッズ展示会も熱気ムンムンでした(※写真上)。

とにもかくにも、そうしたK-Popブームに加え、タイの経済発展食の多様化が上手い具合に重なって韓国料理が中間層にも普及し、30年以上の歴史を持つSukhumvit Plazaがホットなグルメ・スポットとして浮上。

ゆえに、真新しい焼肉屋ではなく、あえてSukhumvit Plazaの店をチョイスした次第です(前置き長すぎ!)。

 

サイドメニューが豊富なViking BBQ

さて、ようやく本稿の主役であるViking Korean BBQ Buffetヴァイキング・コリアン・バーベキュー・ビュッフェ)の話を。場所はSukhumvit Plazaの1階、向かって右側の一番奥です。かねてよりツレが激押ししていました。

平日のランチタイムだと1人299THB(約1200円)、その他の時間帯だと1人359THB(約1440円)というお手頃な値段もさることながら、ツレがViking BBQをプッシュしている一番の理由はサイドメニューの豊富さ。

ヤンニョムチキン、ジョン、チヂミ、チャプチェ、ケランマリ、キンパ、ホバクジュク、ジャージャー麺、インスタントのラーメンなどなどが食べ放題の料金に含まれています(※麺類は注文してから作ってくれます)。

ナムルやキムチ、スープだって複数の種類を常備。ライスと合わせて自分好みのクッパビビンパにもカスタマイズできます。

肝心のBBQメニューは豚肉(味付き/味なしのサムギョプサルやロース)、ソーセージ、それにイカ白身魚といったシーフードがいくつか置かれていました。牛肉はありませんが、牛肉なしでもめちゃくちゃお得な気がします。

週末は激混みだと聞いていたので、私たちはド平日の昼間に来店。想像していた以上にお客さんはタイ人率が高く、とりわけ近隣のオフィスで働いていると思しき方々が目立ちました。

午後の勤務を気にしてか、髪の毛への臭い移りを防ぐ目的でシャンプーハットを被っている女性グループも数組いたりして(もしかしてタイ人の焼肉あるあるなのか?)、なかなかおもしろかったです。

バンコク旅行中、タイ料理の味付けにちょっぴり飽きてきたら、韓国焼肉を1回挿んでみるのも大アリ。地元っ子に混ざって、ぜひサンチュに巻いたお肉を口いっぱい頬張ってみてください。

 

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