FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

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K-Pop好きな友達のためにタイでお土産探し【CD/DVD編】

K-PopアーティストのYouTube再生回数を国別でカウントした結果、昨年は1位が韓国、2位がインドネシア、3位がタイ、4位が同率でベトナムアメリカ、そして6位が日本だったそうです。

1位の韓国が占める割合は10.1%というから、90%近くは国外で再生されていることになります。何か凄くないですか?

実際、BLACKPINKリサ(タイ東北部のブリラム出身)がタイ最大手のエンタメ系ウェブ媒体「The Standard」による人気企画「The Most Popular Person of The Year 2019」を2018年に続いて制するなど、こと東南アジアでのK-Pop人気は留まることを知りません。

ちなみにBLACKPINKはタイのカシコン銀行のイメージモデルも務めています。

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ということで、しばらく足を運んでいないインドネシアベトナムの様子はいつか機会があったら書くとして、今回は私が目にしたタイの首都バンコクでのK-Pop人気について記事にします。

堅苦しい分析はしませんし、できません。「K-Pop好きへのタイ土産をどうしようかな~?」とか迷った時に薄っすら参考にしていただけると嬉しいです。

……と思って書き出してみたものの、見過ごせない現実と直面!? 急遽2回に分けることにしました。第1回目は「CD/DVD」編です。前置きはこれくらいにして、さっそく始めましょう。

 

タイ限定版をゲットしたい!

このネタでブログを書こうと思ったのは、K-Pop好きな友達へのプレゼント探しがきっかけ。頻繁にバンコクへ行っているとお土産もマンネリ化してきますしね。ちなみに私自身はK-Popにまったく詳しくないです。

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知り合いが好きなのはSEVENTEEN(写真上)とBTS(写真下)。2組ともバンコクで大規模なコンサートを開いていて、そのライヴ商品を狙っていました。もしくはスタジオ音源でもタイ限定エディションが見つかればいいな~なんて。

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10年近く前にBIGBANGのタイ限定盤をゲットしたことがあったのと、現在のK-Pop人気を考えたら、このミッションは余裕でクリアできるだろうと高を括っていたわけです。ところが……。

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まずはセントラルワールドブーメランB2SなどCD/DVDを取り扱うショップへ行ってみるも、お目当てのアイテムは見つからず。K-Pop(またはアジアン・ポップス)コーナーは常設されていたものの、店頭に並ぶのは日本盤か韓国盤

日本のタワーレコードへ行けば簡単に買える作品、しかも日本で手に入れるより高かったです。

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その後もそれっぽいお店に顔を出してみましたが、軒並み同じような状況でした。というか、そもそもCDが売られていない。地元アーティストであっても、MP3のDLコードが書かれていると思しきカード状の物がポツポツと並んでいる程度です。

もっと言うと、かつては家電量販店の一画にCD/DVD売り場が設置されていたのに、音楽メディアのコーナーそのものが撤されているケースも目立ちました。

変わり種系だと、チャトゥチャック近くのDDモール内にレトロなカセットテープ専門店があったくらい。もちろんセブチもバンタンも公式にカセットはリリースしておらず、ここでは目的を果たせません。

 

CD自体が消えかけてる!?

軽い気持ちで始めたK-Pop盤探しinバンコク。しかしその過程で私が目にしたのは、タイの音楽シーンにおけるフィジカル・メディア文化の衰退でした。

「時代は完全にサブスク。もはやダウンロードする人すら減っていて、“音楽を所有したい”という思考がなくなってきた」――そんなことを言われて久しい昨今。頭では理解していたつもりでも、まさかここまでそういう流れが進んでいたとは……。

Universal ThailandSony ThailandのHPをチェックしてみても、出てくる情報はイヴェント告知やサブスクの解禁日ばかり。タイ国内ではメジャー・レーベルがCD販売から撤退してしまったのかしら? タイ・ポップ最大手のGMMまで2020年はビジネス・モデルをガラリと変えてきそうな気配を匂わせていました。

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なかでももっとも驚いたのは、老舗レコード/CDショップ「DJ Siam(DJサイアム)」が知らぬ間に閉店していたこと。一昨年くらいまでは営業していたと記憶しているんですけどね。

地元のインディー作品も多数ラインナップしていたDJ Siamは、海外のコレクターからも支持の厚いお店。ここが潰れるってよっぽどだと思います。

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そう言えば、ひと昔前まではブートのCD/DVDが山ほど売られていたカオサンからも、その手の露店が消えたような……。

新宿に実店舗を構えるタイ音楽専門ショップ「サワディー・ショップ」のオンライン・サイトには、「2019年、バンコクの問屋/CDショップも残りわずかになり、もはや音楽CD/DVDの入手自体が非常に難しい時代になりました」と書かれていました。加えて「今後は基本的に訪タイ時のみスポット仕入れを行っていく予定です」とも。

マジかよ……。フィジカルを愛する者としてこれは由々しき事態。K-Popのタイ限定盤どころかフツーに地元アーティストのCD/DVDを買うことすら、以前よりだいぶ難しくなってきたのです。

そんなこんなで、K-Popなお土産探しは路線変更を余儀なくされました。全然K-Popの話に辿り着けなくてゴメンナサイ。この続きはまた次回!

 

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