FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

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豊富な品数と圧倒的なコスパの良さ誇るChoo Choo Hempはスクンビット屈指の優良ディスペンサリー

久々にバンコクのディスペンサリー・ショップを紹介したいと思います。ディスペンサリー・ショップとは、国の許可を得て合法的に大麻を売っている店のこと。

マリファナ解禁から半年足らずの2022年10~11月にバンコクへ行った際は、ライセンスを持たない屋台移動販売車が繁華街にわんさか溢れていました。

が、合法化に踏み切った現政権も「流石にこれはいかん!」と非認可の店を一斉摘発。その結果、現在は大麻を売る屋台が激減し、代わりにディスペンサリーの数が去年に比べて明らかに増えています。ぶっちゃけ増えすぎです。

自ずと儲かっている店儲かってない店の差が開き、後者では鮮度の低い売れ残り品を店頭に並べざるを得ない状態。こんなショップでは買いたくありません。

何もバンコクでの喫煙を勧めているわけじゃないですよ。そもそも海外であろうと日本人が大麻を吸うのは日本の法律で禁じられています(※詳しくはこちら)。

けれども、マリファナ目的で渡泰する日本人は後を絶ちません。ならば、その人たちが現地で失敗しないために、バンコク通の愛煙家に教えてもらった優良店の情報をシェアしよう……というのが同ページの狙いです。

もちろん、日頃より当ブログを読んでくださっている方の大多数は非喫煙者かと存じます。私自身も吸いません。皆様におかれましては、異文化を覗き見するスタンスで流し読みいただけると幸いです。

 

Choo Choo Hempに行く利点

前置きが長くなりました。本稿の主役であるChoo Choo Hemp(チュー・チュー・ヘンプ)があるのはトンロー地区。駅からは少し離れていて徒歩15~20分。プロンポン駅からも同程度の距離で、一応は歩けます。実際に私は歩きました。

ただし、ショップのHPではタクシーやバイタクの利用を推奨。運転手さんには「Samitivej Sukhumvit Hospital(サミティヴェート・スクンビット・ホスピタル)まで」と伝えましょう。お店は病院の目の前です。

ちなみに、日系企業が運営する日本人向けの医療機関DYMクリニックもすぐそば。非ワクチン派のツレは渡航制限が撤廃される前に同クリニックでPCR検査を受けていましたっけ。

プロンポン駅の近くにも、Buddha's Kush Street(ブッタズ・クッシュ・ストリート)やWeedman BKK(ウィードマン・バンコク)といった評判の良いディスペンサリーがあります(※詳しくはこちら)。

非喫煙者の私からしたら「わざわざChoo Choo Hempまで行く必要あるの?」と思ってしまうのが正直なところ。

しかし、インポート中心に取り揃えるBuddha's Kush StreetとWeedman BKKは、THC濃度の高い商品が多いぶん、お値段もけっこう張ります。

一方のChoo Choo Hempは、スクンビット周辺の店に比べて40~60%ほど安価。私の周りには節約派のバッグパッカーが多いせいか、お気に入りのディスペンサリーにChoo Choo Hempを挙げる人が複数いました。

 

リーズナブルな価格帯

店内に置かれている商品は2Aから5A+までランク分けされ、2AのLemon HazeやGrandpa Breathあたりが1グラム 100THB(約400円)、3AのAmnesia HazeやLilac Dieselあたりが1グラム 150THB(約600円)。

種類が多すぎて追い切れなかったものの、4Aと4A+が大よそ1グラム200~450THB(約800~1800円)、5Aと5A+が1グラム300~500THB(約1200~2000円)くらいの値幅でした。

他店では1グラム800~900THBの値もザラに付くRuntz OGは350THB(約1400円)で、Mac 1は500THB(約2000円)。すべて2023年5月時点の価格です。

てか、●●Hazeとか●●OGとか書かれても、嗜まない人には「何のこっちゃ?」ですよね。私も同じくです。ここでは巷でよく見たメジャーっぽい品種を例に出しておきました。

Choo Choo Hempではハッシュ(1グラム350~1200THB)やキーフ(1グラム300~400THB)も販売。このへんの領域に入ってくると素人の私にはますます理解できませんが、とりあえずハッシュにキーフ、加えてシュガーリーフまで売っている店はあまり多くないそうです。

 

安かろう悪かろうではない

言わずもがな、どんなに安くてもクォリティーが低ければ、お客さんは寄りつきません。ついでに、同じ品種でも生産者によって品質の良し悪しは異なります。

Choo Choo Hempで扱う大麻国内栽培※種の多くはインポート)。この1年でタイの栽培技術は飛躍的に向上し、第2弾、第3弾と収穫を重ねるたびに輸入品と並べても見劣りしないブツが出回りはじめている……とは現地に住むガンジャマンの弁。

Choo Choo Hempでは、プーケットで開催されたタイ最大規模のカンナビス・カップにて優勝している有名グロワーからも仕入れているらしく、値段だけ見て安かろう悪かろうと判断するのは早計でしょう。

 

親切で丁寧な接客

品数の多さとコスパの良さで玄人筋の心を鷲掴みにしてきたChoo Choo Hemp。購入金額2000THBごとに割引クーポンの入ったガチャガチャが回せるなど、顧客を満足させるサービスも充実しています(※リピーターへのディスカウントやオマケもあり)。

でも、決して常連向けの敷居が高い店ではなく、個人的にはビギナーにこそうってつけのショップなんじゃないかと思っています。それをもっとも感じた瞬間は、私が何の気なしにブラウニーを眺めていた時でした。

「そのブラウニーは上級者向け。初心者はマリファナの含有量が50mg以下、中級者は10~25mg以下に抑えたほうがいいわよ」と、女性スタッフがエディブル・メニューを差し出してくれたんですよね。

このやりとりをきっかけにあれこれ質問。私が一番気になっていた「どうして他よりも安いの?」との問いに対しては、「多くの人にマリファナの魅力を届けたいからよ」と一言。

続けて「効果の弱いブラウニーを私に勧めてくれたけど、普通は強い(=価格の高い)やつを売りたくならない?」と尋ねたら、「No! その人に合ったものをオススメしなきゃダメよ。バッズにしたって誰かれ構わずハイグレードをレコメンドするのは良くないと思うの。お客さんに楽しんでもらわなきゃ意味ないわ」ですって。

どうですか、この真摯な姿勢。いくら競合店が増えても、ロケーションに恵まれていなくても、こういうマインドで商売している店は愛されて然るべきです。

Choo Choo Hempが人気を集める理由は、品数やコスパもさることながら、純粋なマリファナ愛に基づいた経営理念みたいな部分も大きいのかもしれません。

 

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farout.theshop.jp

 

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