FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

旅のこととか、旅に関する本のこととか。

市民の台所、Aran Food Marketは値段も鮮度も衝撃度もいろいろな面で超ド級!

Google検索からのアクセスが見込めるから……と満を持して始めたロンクルア市場周辺のネタ(2020年版)も、今回で一旦おしまい。

結局ショッピングの様子については1回書いたきりになってしまいましたが(*詳しくはこちら)、前回ここを訪れた時にもいろいろと紹介しているので、もしお時間があればタイトルの下にある【SA KAEO】のタブより過去の記事を読んでいただけると嬉しいです。

さて、最後はロンクルア市場のあるアランヤプラテートの中でも私が大好きなスポット、Aran Food Market(アラン・フード・マーケット)について。

 

安さと新鮮さにビックリ!

場所はアランヤプラテート中心街のド真ん中。「市内でもっとも活気があるんじゃないか?」っていうくらい、特に午前中は地元の人で溢れています(日暮れ後も一部の店舗は営業していました)。

例えばバンコクOr Tor Kor Market(オートーコー・マーケット)と比べても、野菜が青々としていて新鮮そのもの。お肉・お魚コーナーでは時おり生きた状態の〈食材〉が売られています。

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驚いたことに、市場の脇道ではおじさんがバケツの中で元気に動くカエル素手で掴み、そのまま皮をベロッと剥がしていたり……。

世界一カエルが苦手な私にとってはトラウマ級の光景でしたが、いずれにせよ日本ではなかなかお目にかかれない画でしょう。

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そう離れていない場所に大型スーパーのBIG CTesco Lotusがあるにもかかわらず、これだけフレッシュなものを、しかもスーパーより格段に安価で出されたら、そりゃ地元の方々はこっちで買い物しますよね。

大手からの圧力を正攻法で跳ね除けている感じが物凄くカッコイイです。

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滞在中に自炊していたわけでもない私たちがほぼ毎朝ここへ通っていたのは、市場の中にあるゴハン屋さんや、その周りに出る屋台を目当てにしていたから。

以前に取り上げたカオカームーのお店もAran Food Marketの目の前です(*詳しくはこちら)。

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他にも、食べかけの写真で恐縮ながら写真上の焼き魚40THB(約145円)。サイズ感がわかりにくいものの、かなり大きいです。味は淡泊で激ウマ。

また、1つ10THB(約36円)の肉まんも2つ食べたらそれだけで十分お腹いっぱいになるほどヴォリューミー。このあたりはホントお財布に優しくて助かります。

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そんな朝のAran Food Marketでひときわお賑わっていたのが、場内のジョーク(タイのお粥)屋さん。

こんもり盛られたササミの下には結構な量のモミジ(鶏足)が入っていて、出汁がしっかり効いていました。

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また、米の粒が程良く残っている点もツレ的にはツボだったそうです(私はお米の原型がなくなるまでドロドロに煮込んだタイプが好み)。

気になる価格は1杯20THB(約72円)。タイの物価で考えても、これはかなり安いと思います。

 

市場の目の前で珍事件が勃発!?

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Aran Food Marketの目の前にはMuang Aranyaprathet Municipal Public Park(ムアン・アランヤプラテート・ムニシパル・パブリック・パーク)という名前の広場があります。

溜め池の周りに運動器具ベンチなどが設置された憩いの場。井戸端会議に夢中なママ友集団も多く、そのごくありふれた日常風景にほっこりしました。

もちろん、周辺の屋台で買ったものをここで広げて食べるのもOK! 実際に私たちも何度かベンチに座ってプチ・ピクニック気分を味わってみました。

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そうやってくつろいでいたある日のこと。ホームレスのおじいちゃんが池に続く階段をゆっくり降りて行ったんですよ。

で、「何しているんだろう? 入水自殺するような雰囲気でもないし、水浴び? 何にしたってこの人大丈夫かしら?」なんてチラチラ気にしていると……。

次の瞬間おもむろにズボンを下げて便所座り。マジかよ!? すかさず近くにいたチャキチャキのご婦人が、爆笑しながらおじいちゃんに声を掛けるじゃないですか!

たぶん「ここで〇〇しちゃダメじゃない!」みたいな感じだと思うんですけどね。

他人の視線も服が濡れてしまうことも気にせず大をしちゃうおじいちゃんも凄いし、その行動を見て見ぬ振りしないご婦人も逞しすぎる。普通だったらツッコんじゃいけない気がしませんか?

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この一件を〈のどか〉の一言で片付けて良いかどうかは置いといて、街にいる人みんながフレンドリーで「気持ちに余裕があるよな~」としみじみ。

そういえば、アランヤプラテートのホームレスはオシャレな人が多いんですよ。ロンクルア市場の余り物でしょうけど、3本ラインの派手色ジャージGucciのロゴT(言わずもがな偽物)とハットを合わせていたり。

Supreme率も異様に高かったかな(当然これも偽物)。ストリート・ファッションの参考になりそうです。

 

……って、何の話? すっかり着地点を見失ったまま、とにもかくにも大好きなアランヤプラテートの旅はこれにて終了。

次回は国境を渡ってカンボジアへ入ります。ぜひぜひまた覗きに来てやってくださいませ。

 

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