アランヤプラテートのグルメに関するネタはまだまだ続きます。街の中心部然り、ロンクルア市場周辺然り、ゴハン屋さんの情報がネット検索にほとんど引っ掛からず、実際お店もかなり少ないこの土地。田舎だから仕方ないか……。
あまりに飲食店がないものだから、私たちの泊まったゲストハウスには毎晩お惣菜屋さんが売りに来ていたほどです(下の写真参照)。
そんななか、めちゃくちゃ美味しい屋台と出会ってしまいました。しかも2軒!! これ、私的には特ダネです!
日本好きの店主が作るカオカームー!
まず1軒目はAran Food Market(アラン・フード・マーケット)の目の前にあるカオカームーの屋台です(*Aran Food Marketについてはこちら)。
Google mapでピンポイント表示されなかったため上の地図は同じ並びのお店に位置を合わせています。
写真下が人気No.1メニューのカオカームー。値段は40THB(約144円)で、そこに10THB(約36円)の煮卵をトッピングしました。
カオカームーとはトロトロに煮込んだ豚足+豚モモをライスの上にぶっかけた一皿。店によっては八角の味が強すぎたりして、評価が分かれやすいというか、何となく当たり外れの多いメニューな気がするのですが、タイ料理好きの皆さん、どうですかね?
ここのカオカームーは八角味が物凄~いさりげなく、いままで食べた中でダントツ1位の美味しさ! おそらく朝〆の新鮮な豚肉を使用しているため、香りの強いスパイスでごまかさずとも、まったく臭みがないんだと思います。
また、別で炊いたシイタケや大豆、ケールも絶品!! 付け合わせの海苔スープなんて水筒に入れて持ち歩きたいくらい最高です。
実はここ、私が訪れた前日にツレがフラッと寄った屋台で、「衝撃的に旨い店を見つけたから案内する」と言われたんです。つまりツレは2日連続のカオカームー。
流石にお店の人もツレのことを覚えていて、「また来てくれたの? 今度は彼女も一緒に!」と最高の笑顔を向けてくれました。
言い忘れました。ここの店主は大の日本好き。日本語も達者です。
「カームーを日本語にすると豚足でしょ? 確かに豚足は豚足なんだけど、日本で〈豚足〉って言うとつま先部分がメインじゃない? でも〈カームー〉はモモ部分も含んでいるから、〈豚足飯〉って訳すとちょっとニュアンスが違うのよね~」みたいな長めの説明までスラスラ出てくるのには驚きました。
さらに、「美味しい! 美味しい!!」と言いながらカオカームーをペロッと平らげた私たちを見て、「こっちも美味しいわよ!」ともう1品サービスしてくれたことにもビックリ!
そうして出てきたのが写真上のカオムーデン。タイの焼き豚丼です。味はテリヤキ風。辛さは一切なく、日本人の口にもよく合いそう。
このお肉入りのクイッティアオ(汁麺)も何人かのお客さんが注文していました。
「日本の人にももっと来てほしいから宣伝してね」とお店のおばちゃん。了解です。さっそくブログで取り上げましたよ。
そうそう、早朝にオープンし、具材が切れたらその日の営業は終了。早い日だとお昼過ぎにはクローズしちゃうらしく、朝ゴハン時を狙って行くのがオススメです。
超濃厚スープがウリのジョーク!
一方、2軒目にご紹介するのは夜ゴハン向けのジョーク(タイのお粥)専門屋台。営業時間は15時~ミッドナイトとなっていました。
場所はWat Luang Aran(ワット・ルアン・アラン)の少し手前で、Aran Walking Street(アラン・ウォーキング・ストリート/詳しくはこちらから)の近くです。
ジョークって朝のイメージが強いですよね? ディナーとして食べるにはちょっと物足りないような……。
しかし、このお店のジョークは超濃厚なドロドロのスープがウリ。食べ応え満点です。お値段は30THB(約108円)。
他にはない濃厚さにハマり、2日に1回ペースで通ってしまいました。
ジョークの中には鶏ササミと、タイではお馴染みの血豆腐(豚の血を固めたもの)が入っています。
モヤシやショウガ、コショウなどは好みの量を自分でトッピング。
お客さんはひっきりなしで、特にテイクアウトしてく方が多かったように思います(写真はお客さんが引いた瞬間を狙って撮りました)。
ジョークはビニール袋に入れて持ち帰るより、絶対その場で食べたほうがヴィジュアル的にも良いのにな~とか。まあ、多くは語りませんけどね(笑)。
以上、アランヤプラテートで見つけた超お気に入りの屋台でした。この2軒はバンコクの激戦区へ出店してもきっと大成功するはず!
お仕事の関係で、もしくは趣味で古着を漁りにロンクルア市場へ行かれる方も少なくないかと思います。
はたまた、タイから陸路でカンボジア入りする際に国境手前のこの街へ寄ってみようと計画中のツーリストだって意外といる……のかな? アランヤプラテートから国境超えするYouTubeもたま~に目にします。
にもかかわらず、冒頭で書いた通りロンクルア周辺はゴハン屋さんの情報が極端に少ないので、「この記事が少しでも誰かのお役に立てたら嬉しいなあ」なんて。
さて、次回はロンクルア市場でゲットした私物を晒していきたいと思っています。気付けばゴハンの話ばかりが続いてしまいましたしね(苦笑)。
お時間があればぜひまた覗きにきてやってくださいませ。
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