前回のブログではローカルが集うPak Chong Night Market(パクチョン・ナイトマーケット)について取り上げましたが、今回は夜市以上に活気のあるパクチョンの朝市の様子をお伝えしましょう。
日の出前から大混雑!?
人もまばらだったお昼時から一転、パクチョンの朝は嘘みたいに賑わっています。「この街のどこにこれだけの住民が隠れていたの?」といった感じ。
盛り上がりの中心は国鉄の駅から約300mの場所に位置するThetsaban Tambon Pakchong Market(テーサバーン・タムボン・パクチョン・マーケット)です。
ツレいわく「午前4時から連日かなりの人出だった」とか(*朝に弱い私はその頃まだ夢の中……)。日の出前はバイクを停めるのもひと苦労だと教えてくれました。
嘘か誠か、Google Mapに表示される営業時間は午前0時~午後0時まで。朝市どころの騒ぎじゃありません。流石に誤情報だと信じたいです。
このマーケットでは生鮮食品を中心に、家電や衣類、日用雑貨にお供え用のお花などなど、生活に必要なありとあらゆるものをラインナップ。
「朝から電化製品を買う人なんているのかな?」というこちらの疑問をよそに、私が訪れた6時台/7時台はどの店も客足が絶えませんでした。
お惣菜を扱うエリアでは托鉢の様子も多く見られます。前々回のブログで触れたWat Kiriwan(ワット・キリワン *詳しくはこちら)がマーケットのすぐ近くにあり、このお寺で修行中の僧侶が毎朝托鉢を行っているのでしょう。
しばらくお坊さんたちを見学していると、市民から人気のある方とそうでない方がはっきり分かれていることに気付きました。
ミャンマーのKya Khat Wain Kyaung(チャカッワイン僧院 *写真上)に行った際、現地ガイドさんから「地元の人はお坊さん各々の日頃の行いをしっかりチェックし、どの人が徳を積んでいるか、修行をがんばっているか、位が高いかを把握していて、托鉢の時には人気のあるお坊さんのところに食糧が集中する」という話を聞いたことがあります。
ミャンマーの場合はお寺や僧侶に対する国の補助がなく、すべて市民からの寄付で彼らの生活が賄われているそうなので、いわゆるビジネス坊主への監視の目も厳しいのだと思いつつ、多かれ少なかれタイでも似たような事態が起こっていました。
お坊さんが器を持って歩くだけで、自動的に食べ物がもらえるという甘い世界ではないんですね。人望のない僧侶はみずからお惣菜屋さんの店主に声をかけ、おかずを分けてもらえないか交渉(断られるケースも多々)。なかなかシビアです。
恒例のジョーク屋台探し
そんな托鉢風景を眺めていたら私たちもお腹が空いてきました。朝食で狙うのはもちろんジョーク(タイのおかゆ)です。バンコクでも、アランヤプラテートでも、フアヒンでも、チェンマイでも、タイの滞在先では何はともあれまずジョークのお店を探すのがマイルール。
普段は朝食を採らない私も、旅行中はバテないために朝昼晩(場合によってはおやつと夜食も!)きっちり食べるようにしています。
とはいえ、朝ゴハンを食べる習慣がないものですから、1食目はサラッと済ませたくて。そこで頼りになるのがジョークというわけです。
Thetsaban Tambon Pakchongにはたくさんの屋台が出ているものの、イスやテーブルを出しているお店はなし。
地元の方はジョークを含む出来合いのお惣菜をビニール袋に入れてテイクアウトしていましたが、ジョークに限って言うとアレをビニールに入れるのはヴィジュアル的にちょっと……(深酒後の嫌な記憶が甦る感じ?)。
仕方なく朝市から離れてみると、Pak Chong Night Marketが行われていた少し先にジョークの屋台を発見。座って食べられるスペースもちゃんとあります。
Pakchongで毎朝頼んでいたジョークがこちら↓。鶏だんごや甘く煮た椎茸、半熟卵が入って1杯30THB(約105円)。
ナイトマーケットで食べたモツ入りのジョークに比べ、朝にピッタリのあっさり仕様。毎日食べても飽きない味でした。
さて、美味しいジョークでエネルギーをチャージした私たちは、いよいよパクチョン滞在の最大目的である世界遺産カオヤイ国立公園(Khao Yai National Park)へ。そのお話はまた次回に続きます。
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