FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

旅のこととか、旅に関する本のこととか。

可愛いうえに意識も高い! シェムリアップ発のブランド、SALASUSUとkru khmer!!

前置きなしで始めます。今回の舞台はオールド・マーケット。観光でシェムリアップに訪れた人ほぼ全員が一度は立ち寄るんじゃないか、ってくらいの超メジャーなスポットです。

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通りの1ブロック丸ごとアーケードで覆ったこの市場には、食料品生活雑貨、業者向けの工具類、そして宝石民芸品まで、ひと通り何でもラインナップ。

「ローカルもツーリストもまとめてどんと来い!」な懐深さが最高です。聞くところによるとシェムリアップでもっとも歴史の古い市場なんだとか。

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これは東南アジアのマーケット全般的に当てはまることなのですが、特にお土産系はどの店も売っているものがほぼ一緒。

ディスプレイの仕方も似通っているため(ただ雑然と積み上げるスタイル)、3~4軒チェックしたらもう大体は把握した気になっちゃうんですよね。

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もちろん、そんな中でも独自のカラーを打ち出しているナイスなショップはちゃんとあって、せっかくならそういうお店を応援したいな~、なんて。

そこでオールド・マーケット内で異彩を放っていた素敵ブランドを勝手にレコメンドさせていただこうと思います。

 

SALASUSU

まずは2004年設立SALASUSU(サラスースー)から。地場産のオーガニック・コットンヤシの葉イグサなどを使ったナチュラルな風合いのオリジナル・アイテムを扱っているお店です。

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ご参考までにコースターのセットが10ドル(単品だと3ドル)で、サンダルが15ドルでした。他にもエコバッグサコッシュなど、異素材ミックスなデザインが絶妙にイマっぽくて購買欲をそそられまくり。

シェムリアップから35km離れた村に自社工房を構え、その村に住む女性たちがひとつひとつ商品をハンドメイド。工房の見学ツアーも行っていました。

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公式HPに素晴らしいことが書かれてあったので、サクッと要約させてもらいますね。ブランド名のSALAは〈学校〉、SUSUは〈がんばって〉という意味。

SALASUSUで働く村の女性たちは〈作り手〉であると同時に〈生徒〉でもあり、このブランドを通してものづくりのいろはを学んでいるようです。ここで得たノウハウから生きる術を身に付けていくわけですよ。

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SALASUSUの製品にはよく見ると作った方の名前が刻まれているんです。〈生徒さん〉たちにとっては、これも大きな自信になるはず。

と同時に、完成に至るまでのストーリーを垣間見ることで、手に取ったアイテムに付加価値が与えられることは間違いありません。

買い手からすれば可愛いモノをゲットできるうえに、自分の〈買うという行為〉が見えやすいかたちで〈支援〉に繋がるのですから、より幸せな気分を味わえると思いませんか?

 

kru khmer

続いてはボディーケア用品を取り揃えるkru khmer(クル・クメール)。2009年に設立し、2015年にはスパもオープン、空港免税店にも進出し……といった具合で、着実に勢力を伸ばしているブランドです。

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私自身もシェムリアップへ行ったら毎回立ち寄るお店で、その最大の魅力はカンボジア産ハーブをふんだんに使用した品質の良さに他なりません。

カンボジアの自然の恵みを多くの人に伝えたい」といったコンセプトを掲げ、アンコール王朝時代から続く土着の伝統医療に基づいた商品開発を実践。ブランド名のkru khmerは〈療法士〉を指す言葉なんですって。

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とりわけ私のお気に入りは虫よけスプレー。お値段は100ml入りが8ドル50ml入りが5ドルです。

化学物質不使用なので肌への負担が少なく、さらにオーガニックならではのまろやかな薫りに惹かれてついついリピ買い続行中。レモングラスの匂いが嘘っぽくなくて、ホントめちゃくちゃ良いんですよ。

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また、パッケージの美しさも人気の秘訣。ソープやハーバルボール(各3ドル)、ハンドクリームやリップ(各5ドル)などなど、プレゼントにもピッタリです。

ちなみにSALASUSUと同じく、こちらも地元の方の自立支援を積極的に行っています。さきほどチラッと触れたパッケージにしたって、ヤシ製のボックスはシングルマザーが自宅で内職したものを採用。

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寄付という形で一方的にサポートするのではなく、未来を見据えて手に職をつけてもらおうと働きかけている……みたいなお話を数年前にどこかで見聞きし、物凄く感動したことをいまも覚えています。

それに比べ、私とツレは情けないほど私利私欲まみれカンボジアが大好きでカンボジアへの移住を真剣に考えているくせに……いろいろ反省させられます。

 

なお、SALASUSUもkru khmerも日本人がオーナーを務めるブランド。狙ったわけじゃなく、偶然そうなってしまいました。

細部にまでこだわりや気遣いを感じ、言うなれば日本人らしい繊細さが日本人である私のハートをキャッチしただけの話です。そしておそらく他の日本の方にも刺さりやすいアイテムが多いんじゃないかな~と感じています。

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お店の場所はどちらもシェムリアップ川沿いの通りに面した好立地。外周をぐるっと歩いていたらすぐ見つけられるでしょう。

コロナウイルス終息後、シェムリアップに行かれる機会があればぜひ寄ってみてください。

 

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