FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

旅のこととか、旅に関する本のこととか。

シェムリアップ⇔バンコクの長距離バス移動はアリかナシか?

しばらく続いたシェムリアップ滞在もいよいよおしまい。近隣諸国と比べてもカンボジアは行くたびに衝撃を受けるというか、良い意味でツッコミどころが満載。本当に愛すべき国です。

そんなこんなで、「また近いうちに必ず戻ってくるぜ!」という強い気持ちを抱きながら、後ろ髪引かれる思いで荷造り開始。私とツレは次の場所をめざしました。

 

シェムリアップからバンコクまでのバス旅

帰路も、国境の街ポイペトからシェムリアップ間の移動でお世話になったVirak Buntham(ヴィラク・ブンタム)のバスを利用(*詳しくはこちらから)。今回はバンコクまでの長旅です。

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深夜0時半出発→13時30分到着予定の便をブッキングしました。集合場所は往路で降りたところと同じくVirakのオフィス(写真上)。隣にはコンビニがあり、出発直前に水を変えるというのも嬉しいポイントでしょう。

出発30分前チェックインを済ませ、外のベンチでぼ~っとしていた私たち。こんな夜中でもバスはひっきりなしにやって来ました。眠気のあまり乗り間違えてしまう人もいそうです。

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バンコクだと監視の目が厳しいから……なのか、オフィスの脇道ではガンジャを吸い溜めしている西洋人がチラチラいました(*シェムリアッムの大麻事情はこちらこちらから)。いくら規制が緩いからといって道端で吸うのは流石に無防備すぎる。

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そんな様子を眺めていたら、あっと言う間に乗車時刻です。座席は自由に選べました。ということで、足を伸ばせる2階の最前列を一目散にゲッド。

Wi-Fi速度はまあまあで、乗車時に潰れたクロワッサンが配られます。車内にはトイレも完備されていました。

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国境近くまで着くとバスはその場で2~3時間ほど停車。これが深夜便最大の特徴でしょうか。5時30分過ぎにふたたび走り出した際、添乗員さんが停車した理由を明かしてくれました。

イミグレの開いている時間は6時~21時まで。0時30分にシェムリアップからイミグレのあるポイペトへ直行しても時間が余ってしまい、そこでバスを降ろされても皆さん困りますよね? 意地悪で停まっていたわけじゃないんですよ」ですって。なるほどね。

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この添乗員さんが早朝から異様にハイテンション。入国/出国審査の手順を簡単に説明した後、急に「グッバイ、カンボジア~!!」と叫び出したのには驚きました。

イメージとしてはジャングルクルーズ船長さん。低血圧で朝が弱い私には結構しんどかったです。

 

イミグレは要注意!

添乗員の雄叫びですっかり目が覚めた我々は、6時10分にカンボジア出国審査ゲートへ。大きな荷物は車内に置き、手荷物だけ持って行くよう指示されました。

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ゲートの開く時間帯を狙ってカンボジア各地からさまざまなバス会社がポイペトへ集まり、あたり一帯はそこそこ混雑。ここで私たちは厄介なビザ問題と直面しました。そりゃ、ポイペトのイミグレは悪評が立つわけですよ。

この出国審査で100ドル強奪される恐れがあります。要点だけ書いておきますと、オンラインでビザを発行し、入国時にその紙を没収された方は、もう一度ビザをプリントアウトしておいてください。詳しくはこちらの記事で取り上げています。

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で、運良くビザ問題をクリアし、タイ側の入国審査も完了。同ブログではお馴染みのロンクルア市場を横目に、添乗員さんの説明通り合流ポイントへと辿り着きました(説明を聞き逃したとしても、道なりに進めばOKです)。

合流ポイントには綺麗なトイレもあります。そして7時45分、あきらかに乗客が少ない状態でバスは発車。

なぜ乗客が少なかったかというと、数名が例のビザ問題で引っ掛かっていたから。9時にガススタで小休憩があった際に、残りのお客さんもミニバンで追いかけてきたんです。

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その立ち寄りスポットがこちら(↑)。Amazonコーヒーもありました。遅れてきたお客さんに事情を訊くと、「結構ゴネたけど、やっぱり100ドル払わされた」って。可哀想に……。

20~30分の休憩を挿んだ後はもう目的地までノンストップ。何と予定より1時間半も巻いて12時ピッタリにバンコクのカオサンへ着きました。

バスの到着に合わせてタクシートゥクトゥクが次々とやって来て、5分も経たずに乗客は散り散り。私たちも近くの宿まで歩き出し、これにてバス旅は終了です。

 

所要時間が13時間(実際は11時間30分)という字面を見た時は、「長いな~、しんどそうだな~」と思ったものの、実際は予想よりもだいぶラクでした。

おそらく〈深夜発でよく眠れたこと〉と、〈乗りっぱなしじゃなく休憩時間以外にも出入国審査でバスから降りる時間があったこと〉が、そう感じた理由じゃないかと分析しています。

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言うまでもなく、飛行機よりも格段に低予算。オンライン予約だって簡単にできますし、バンコクシェムリアップの移動手段でバスを選ぶのはかなりアリですよ。

さてさて、私とツレの次なる目的地はフアヒン。でもその前に、少しの間だけいつもの旅ブログから脱線する予定です。お時間があればまた覗きに来てやってくださいませ。

 

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