FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

旅のこととか、旅に関する本のこととか。

ふらっと立ち寄ったコーヒー屋は、地元チェンマイの社会貢献活動に精力的な素晴らしいお店でした!

前回が「バイクの無免許運転で検問に引っ掛かった話」というしょーもないネタだったので(*詳しくはこちらから)、心を改め少しでも現地の方々のためになるようなことを書こうと思います。お題はチェンマイ郊外のメーリムにあるコーヒー・ショップ、Di Bosco(ディ・ボスコ)について。

このDi Boscoは国道1096号線沿いをバイクで探検している最中にたまたま見つけたお店。コーヒーを飲みながら店内にあったパンフレットを読み、「へ~、凄い人たちがいるもんだなあ」と感心したわけです。

 

地域貢献活動に精力的なDi Bosco

店名は19世紀のイタリアに実在した牧師さんの愛称から取られたもの。その人物は多くのストリート・チルドレンを救おうと尽力し、教育者/作家としても活躍された方らしいです。

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名前を拝借したくらいですから、このお店も牧師さんの精神を受け継ぎ、コーヒーの知識や豆栽培のノウハウを教えることで、恵まれない環境にいる子どもたち山岳地帯で暮らす貧しい農家をサポート。立派ですね。

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裏山がすべてコーヒー農園になっていて、そこで収穫した豆を自家焙煎し、カフェで提供したり、お店に卸しているそうです。何でもフェアトレード認証を受けてUKを中心にヨーロッパ各地へも輸出しているんだとか。

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英語で書かれたパンフレットと真剣に向き合っている私を見て、お店の方があれこれ教えてくれました(実際は「真剣に」ってほどでもなく、ただただ英語の読解力が乏しいだけなのですが、それは内緒にしておきました)。

 

めちゃくちゃ潤っています(たぶん)

そのスタッフさんが「間もなくオープンするから、良かったら見学していって!」と、工事中のレストランに案内してくれました。

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スペースはかなり広く、完成前からすでにオシャレな空気がムンムン。なお、写真は許可をいただいて撮影しています。「SNSで広めてくれることが条件よ!」と商売っ気もたっぷり(笑)。

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コーヒーと焼き菓子が楽しめる程度だった従来のカフェ・スペースに対し、レストランがオープンしたらシャンパンやカクテルを飲めたり、本格的なアフタヌーンティーを堪能できたり、ディナーではステーキなんかも食べられたりするみたいです。もはやコーヒーからどんどん離れているけど……まあ、いいのか。

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ざっくりまとめると「さぞかし儲かっているんだろうな~」っていうのが率直な感想。こんなことを書いたら下世話すぎますかね。でも自分たちが潤ってこそ地域社会にも貢献できるはず。私的にはバブリーな雰囲気にとても好感が持てました。何より夢があると思いませんか?

 

酸味の強いコーヒーが好きならドンピシャ!?

さてさて、肝心のコーヒーについて。値段は通常のアイスコーヒーが70THB(約250円)スペシャル・コーヒーが150THB~(約537円~)となかなかです。タイ北部の物価でこの価格だと、ヨーロッパではいくらするんだろう?

「こっちの方が美味しいから」とにこやかな表情でスペシャルを薦められました。しかし、私たちは「普通のコーヒーでも十分美味しいんだよね?」と笑ってかわし、70THBのアイスコーヒーをオーダー。

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注文したコーヒーはかなり酸味が強く苦味はほどほど。コーヒーに疎い私ですら「これは高級だな」ってことが一発でわかりました。が、めちゃくちゃ旨いかと言えば、正直そうでもなかったです(貧乏舌の私はコンビニのコーヒーで大満足)。

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その感想をコーヒー好きのツレに伝えたところ、「そう? かなり旨いコーヒーだと思うけどね。ただ、ワインで例えたらフルボディーか/ライトボディーかみたいな感じで、コーヒーにも好みはあるし、焙煎の時間によって味も変わるから。ラオスのコーヒーの味に近いかも」ですって。少しだけ言い方を盛ってしまったフシはあるものの、概ねこんなニュアンスでした。何だろう……物凄くイラッとする。

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そんなこんなで「違いのわかる男」も絶賛したDi Boscoのコーヒー。何やらコーヒー豆はチェンマイ土産の新定番になりつつある模様ですし(市街地のデパートで地場産の豆を大々的にプッシュしていました)、特にコーヒー好きの方にはぜひトライしていただきたいと心から思っています。より多くの人に広まってほしい! だってほら、事業精神も素晴らしいので……この気持ち伝わるかな~。

 

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