昨年7月にアップした「ロンクルア市場周辺でバイクの検問に引っ掛かった話(*詳しくはこちらから)」が、いまだにGoogle検索からちょこちょこアクセスされているため、チェンマイでもあえて検問に引っ掛かってみました。
……あ、強がりです。正直に書くと警察に止められた時、罰金代が惜しくてちょっぴりゴネました。このままだと気持ちが晴れないので、ブログでネタにします。少しでも参考になったら、もしくは暇潰しのお供になれたら幸いです。
チェンマイでは国際免許が必要!?
そもそもチェンマイではバイクを運転するのに国際免許が必要です。前回のブログでもサラッと書いた通り、宿泊先でバイクを手配した私たち。最初はオーナーから結構強めに反対されました。
オーナー曰く「チェンマイにはいろいろなところに警察がいて、無免許だと罰金が500THB(約1800円)。1回払えば3日間はOKなんだけど……国際免許がなければ自転車にしておきなさい」と。
「無免許で捕まるとお店にも迷惑がかかるのかな~」とかあれこれ考え、部屋に入って一度ツレと相談です。
会議の末、私たちはバイクを借りることにしました。どうやらレンタル屋はお咎めなしのようで、「500THB程度で解決するなら、それでOKだよね」みたいなノリです。だって写真上のようなギュウギュウのソンテウに乗り込む勇気がなかったんですもの(笑)。
バイク自体はわりとあっさり貸してくれました。「罰金を払ったら、こういう支払い証明書をもらうんだよ」とか、「2度3度と検問に遭う可能性もあるから、もらった証明書は持ち歩くんだよ」とか、捕まった時の対処法も丁寧に説明していただき……ありがたい限りです。
そういえば「ヘルメットは必ず着用するように」と釘を刺されました。ノーヘルも罰金の対象なのかな?
その時が来るのは意外と早かった……
「運良く検問に遭わなければいいな~」なんて思いつつ、チェンマイに着いた翌日にはさっそく御用です。午前9時前後、中心地からメーリム方面へ向かうチョタナ通りでその時は訪れました。
警察「免許持っていないのか? じゃあ1000THBね」
私たち「1000THB? 500THBじゃないの?」
警察「つい最近ルールが変わったんだよ」
私たち「マジで?」
警察「本当だ。先週か先々週に変わったばかりだよ」
私たち「1000THBは高いって! 免許はホテルに置いてあるから取ってきてもいい? すぐ戻るよ」
警察「ダメだ、ダメだ。ホテルにあるなら明日からちゃんと持ち歩けよ」
私たち「え~」
……ここから粘ってみるも埒が明かない様子だったので、財布から渋々1000THB(約3600円)を出すことに。そりゃ「コイツ、自分の財布に500THB入れるのか?」って疑いましたよ。でも支払うしかありませんでした。
さてさて、宿のオーナーに言われた通り「証明書だけはしっかりもらわねば!」と、警察の次なる動きを注視していたのですが、ナンバープレートの写真をタブレットで撮って終了。
警察「OK! もう行っていいぞ」
私たち「ちょっと待ってよ。紙は?」
警察「紙って何だ?」
私たち「レシートみたいなやつ(*証明書という単語が出てこなかった……)」
警察「(タブレットを見せながら)ここにこうやって入力し、警察全体で共有しているから大丈夫だ。これも新ルールだよ」
その警察の話を信じられなかった私は、せめてこちらも証拠を残しておこうと、タブレット画面にカメラを向けてみたものの、そっこー怒られました。そんなムキにならなくてもいいのに……ますます怪しい。
で、しばらく路肩でウダウダしていたら、「ノープロブレム。安心して出発していいぞ」と笑顔で送り出されたのでした。
証明書をもらわなくても本当に大丈夫なの?
その後チェンマイで検問に引っ掛かることはなく、本当に警察間で情報を共有しているのか否かはわからず仕舞い。思い返せばしっかりパウチングされた説明書きを見せられましたし、ガチで新料金/新システムが導入されたばかりのタイミングだったのでしょう。
なお、バイクでいろいろ回った結果、旧市街やお濠の周りでは渋滞を避けるために検問はあまりやっていなそう。さらに学校が密集するケーオ・ナワラット通りも、通学時間の朝と夕方に限ってはセーフっぽいです。警察の皆様は交通整理に追われていました。
というか、だいたい「罰金さえ支払えば3日間は無免許でも運転してOK」って、本当にそれで良いのかしら? ロンクルア市場付近やカンボジアのシハヌークビルでも、1回お金を払ったら滞在中はノーヘルを見過ごしてもらえるシステムでした。日本人の感覚からすると理解に苦しむところではあります。
私の住む神奈川県で国際免許を取得する場合の手数料は2350円。免許を申請しに行く手間を考えるとイチかバチの賭けに出た方が良いのか……いやいや、そんなことはないか(笑)。
チェンマイで運転する予定があるなら、ちゃんと国際免許は作っておきましょう。私たちも次からはそうします。
【お知らせ】東南アジアで買い付けてきたアイテムをこちらで販売中。春夏は水着やリゾート服を中心に、秋冬はアクセサリーを中心にラインナップしています。ぜひチェックしてみてください。
ランキング参加中。↓をぽちっとしていただけたら嬉しいです。