FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

旅のこととか、旅に関する本のこととか。

バンコク屈指の安宿街カオサンで私が贔屓にしているホテルはここ!

かつては「バックパッカーの聖地」と呼ばれ、見るからにヤク中っぽい人も平気でそのへんをウロついていたカオサン。まあヤク中云々はさておき、格安の旅行代理店が密集していたことから、ここを経由してタイ国内外へ陸路で向かうバックパッカーがおのずと集まってくるという仕組みだったのです。

私が初めてカオサンへ行った頃にはすでに「ヒッピーっぽい人はかなり減った」と言われてだいぶ経っていたようですが、それでも治安はあまり良くなかったと記憶しています。

しかし時計の針が進むことさらに20年弱、いまやフツーの観光スポットに成り下がり(成り上がったのか?)、表向き往時の面影はほとんど残っていません。あくまでも「表向きは……」ですよ。物価も高く、危険な薫りはほぼゼロ。

LCCのおかげで飛行機移動も安価になりましたし、モーチットに巨大なバス・ターミナルもありますし、カオサンからわざわざ長距離バスに乗る必要なんてないですもんね。

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でも、うっすら昔の名残も感じることができるんです。そのひとつが宿泊費の安さ。サイアム界隈を筆頭にBTS沿いのホテルと比較したら一目瞭然。宿泊費を抑えたい私たちは、トランジット目的でバンコクに短期滞在する際の宿をカオサンで取るようにしています。

そこで今回はカオサンでの常宿をご紹介。ちなみに私たちは基本ドミトリーをNGとしていて、「安い」と言っても最底辺の価格帯の宿に比べるとそれなりのお金を支払っているつもりです。

なので、気合いの入った本気系バックパッカーがこれを読んだら鼻で笑いそう……。カジュアルに節約したい方はぜひ参考にしてみてください!

 

Khaosan Art Hotel

私たちは騒音が酷いカオサン通り沿いじゃなく、1本隣のランブトリ通りで泊まるようにしています。とりわけKhaosan Art Hotel(カオサン・アート・ホテル)は利用頻度No.1!

チャオプラヤー・エクスプレスの乗り場からも近く、カオサン通りへもチャナソンクラーム寺院を抜ける近道があって立地は申し分なし。

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客室数は13とそんなに多くはないのに、部屋のタイプは共同バスルームのシングル/ダブル/ツイン、専用バスルーム付きのダブル/ツイン、バルコニー付きのスーペリア、トリプルルームなどなど種類が豊富。その中から私たちは専用バスルーム付きのダブルかツインをいつも選んでいます。

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部屋の8割をベッドに占領され、やっとバックパックが置ける程度の広さながら、1泊利用くらいであれば荷物を広げることもないので無問題。

なお、オンライン予約するとホテルから「We would like to let you know in advance that the room size you booked is not very big(予約した部屋はそれほど大きくないことを事前にお知らせしておきます)」というメールが届きます。「狭すぎる!」的な苦情が絶えないのでしょうか。

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部屋にはこんな張り紙がしてあり、ここに失われつつあるカオサンらしさ(?)を感じたりもします。

シーズンによって価格は変動するものの、料金は日本円で1泊1200~1900円程度。確実に1人1000円切る感じです。バスルーム付き+エアコン完備の部屋でこの料金はなかなかないでしょう。

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ひとつ「これはどうかな~」と思うのは、予約サイトやオフィシャルHPの写真を盛りすぎている点。めちゃくちゃ光で飛ばして誤魔化していますが、実際はそこまで真っ白じゃないです。

このページに載せている写真程度。窓無しの部屋なんてもっと暗いです。おもしろいので公式ページのリンクも貼っておきますね。

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また、受付にこんな人(HPのトップページより拝借)もいないのでご安心ください。そうそう、このホテルにはエレベーターがなく、上層階の部屋に回されると結構しんどいことも付け加えておきます。

 

Rambuttri Village Inn & Plaza

2つ目のRambuttri Village Inn & Plaza(ランブトリ・ヴィレッジ イン&プラザ)は常宿ではなく、今回初めて利用したホテル。有効期限切れ寸前のANAマイルが中途半端に残っていたため、それを使って宿泊しました。場所はKhaosan Art Hotelからさらにカオサン通り寄りです。

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お値段はエクスペディアやアゴダなどから予約した場合、スーペリアのダブルorツインルームで1泊3000~4000円ほど。Khaosan Art Hotelのほぼ倍ですね。

倍の値段を取るだけあって、広いし、明るいし、タオルもフカフカ。鏡台やミニ冷蔵庫も付いていて、一般的なホテルの水準には到達しているかと思われます。

このレヴェルの宿にサイアム~パヤータイあたりで泊まると1万円超えはザラでしょうか。

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エントランスも緑が多めでイイ感じ。ガチャガチャしたカオサン通りのすぐそばとはとても信じられません。Khaosan Art Hotelも捨て難いけど、2泊以上する場合は今後Rambuttri Villageに乗り換えようかな~と考えています。

ついでに、最近のバンコクでは珍しく部屋の中での喫煙が可能。大っぴらに書かれているわけじゃないんですが、灰皿が置かれています。愛煙家の方々にはこのあたりもポイントになりそうですね。

 

2019年10月~2020年2月にかけて景観改善のための大掛かりな工事をしているカオサン界隈。言うまでもなく、さらなる観光客を呼び込むための再開発だそうです。

雑然としたところが魅力のカオサンがキレイになってしまうのも悲しいし、きっと再開発によってホテル代が跳ね上がってしまうのも悲しいし……。できればこれ以上この街には変わってほしくありません。

 

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